千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

マキアート (macchiato)

2009-12-31 00:01:43 | 千里山INFO

 千里山駅前のコーヒー専門カフェ「CARDI'S CLUB COFFEE」で、いつものようにエスプレッソ・マキアート(砂糖抜き)を注文しました。値段も2番目に安い(350円)のですが、濃いエスプレッソをチビチビと飲みながらゆっくり時間を過ごせるので有り難いです。
 スタッフの方達がスチームド・ミルク(蒸気などで泡立てた牛乳)で、絵を描く練習をされているのを以前ご紹介しました。エスプレッソのカップは小さくてスチームド・ミルクを注ぐのに繊細さが要るので難しいのだそうです。
 今日のカップを覗き込むとまた一段と細かい絵が描かれていたので、印象で「ピノキオですか?」と尋ねてみました。或いは太陽の塔かとも想いましたが‥‥。「スノーマンです」という返事で改めて良く見ると、なるほど可愛い雪だるまが上手く描けています。このような季節感のあるテーマで色々と楽しませてくれるのは、お客さんにとっても嬉しいことだと思います。
 先日別のスタッフの方に「マキアートのアートってアーティストのアートなのかな?」と聞いたら、「また調べて置きます」ということだったのを想い出し、先程ネットで調べてみました。マキアート(macchiato)とはエスプレッソの国のイタリア語で「染みのついた」という意味だそうです。上手な絵になっていなくても、例え「染み」にしか見えなくても、それこそが本来のマキアートのようですので、スタッフの皆さん頑張ってこれからも楽しませて下さい。

【追記】1月3日に今年初めてカフェに行くと、虎年2010のマキアートが出てきました。

スティーブ・ジョブズ 神の策略 (リュウ・ブックス アステ新書)
竹内一正
経済界
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大掃除は大整理

2009-12-30 00:01:30 | Weblog

 青空の穏やかな年末の一日となり、大掃除をしようと思いました。風呂・トイレ・キッチンの水回りの清掃と本・資料の整理が主なものですが、どちらも普段疎かにしていてこの時期にならないとやらずに済ましているところです。
 水回りは普通のお家と同じように専用洗剤と身体を使ってするだけなのですが、本や資料の整理は僕の場合は特別の大仕事になります。というのは本は衝動買いで毎年増える一方ですし、デザインの資料としてカタログ類や参考写真のコピー用紙を溜め込んでしまうのです。
 本は読み散らす傍から田村書店などに売っていけば良いのですが、実際は必ずしもそれが出来ていません。棚に並べた本の上に横向きに突っ込まれ見苦しいことになっています。またデザインの資料は紙のBOXで一応分類し壁面棚に収納されていますが、余り参考にしない上にどんどん古い感性のものになっていきます。定期的に整理しながら活用するのはそれだけでも一仕事に感じられます。
 結局は古い参考資料の殆どを整理し、空いた棚に本を移して少しスッキリさせました。本は少しずつ業者に引き取って貰う積もりです。
 来年からは自分の余り性能の良くない脳力を信じ、本や資料といったバックデータ的なものから出来るだけ身軽な生活にしようと大いに決意しているところです。

※ 写真は年末年始に読む本を求めて紀伊国屋と、お昼を食べに出掛けた青空の梅田茶屋町付近です。

長期投資で日本は元気に?

2009-12-29 00:01:23 | Weblog

 年末になりテレビやニュースでは今年一年を様々な面で振り返り、また来年の予測や願いなどを立てる番組や特集記事がいつものように流れています。この年末年始は何といっても政権交代とデフレ不況の深刻化ということが話題の中心でしょう。
 今朝のNHK番組でもお年玉を契機にして、子供達にお金の使い方を教えようという、或る地方教育の取り組みを採り上げていました。国家財政と同じく無駄使いを無くし、有効なお金の使い方をしましょうという内容は良いのですが、それは或る意味で節約という生活傾向に繋がり、ますます消費が縮小しデフレを助長することにもなるのが経済の難しいところでしょうか。バブルの時のように本当に無駄遣いをしていた時こそ有効な教育で、デフレ不況真っただ中でする金銭教育にはもっと遠謀深慮が必要なのではないかと想いました。
 経済学者やエコノミストが日本の不況の克服法についていろんな提言をしています。金融政策と財政出動をミックスしての対策が主なものですが、増田悦祐さんのようにそんなものにはエリートと同じで何の効果も期待できないとしながら、大衆の力と都市再開発の中に経済効率と我が国のアドバンテージを見出そうとする方もいます。
 澤上篤人さんは「さわかみファンド」(1997年)を起ち上げられている長期投資のプロフェッショナルですが、1400兆円といわれる日本の個人資産の運用と、国家経済の成長を重ね合わせた「国家ファンド」を提言しています。株投資といえば投資銀行やデイトレーダーのような、短期投資による利鞘稼ぎ的な認識が一般化していましたが、優良企業支援という実体経済の成長とシンクロさせた長期投資の考えには、我が国に残された政策的な希望を大いに感じさせるものがあります。

【追記】タイミング良く民主党のGDP3%成長戦略が発表されました。内容的には環境や観光・医療・介護などこれまで普通に言われていることばかりで、目新しい要素が余りなかったですが、実際はそれらをどのような財源で支援していくかということが問われます。財政的な事業仕分けだけでは難しい面が予想されますので、その時には長期投資の考え方や国家ファンドなどに注目が集まるかも知れません。

長期投資で日本は蘇える!
澤上 篤人
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「運用立国」で日本は大繁栄する
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10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え (朝日新書)
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新春初笑い落語講座

2009-12-28 00:01:45 | 千里山INFO

 千里山の各地域の『公民館だより』新年号を見ていると、正月らしい趣のある企画がいろいろとありますが、千二地区で行われる中に「新春初笑い落語講座」があるのが気になりました。
 千里山まちづくり協議会が毎年秋に千里寺本堂で開催する上方落語寄席「ちさと亭」を始めとして、各地区の公民館や旧・自治会のある千里山会館では、落語講座・教室が幾つか開かれています。また千里山は吉本興業の創業者である吉本勢(せい)さんが信仰を寄せた稲荷もあり、著名な落語家や芸人も何人か住まわれ、お笑いには縁の深い街と言えます。「ちさと亭」は多くの落語家や芸人を輩出している関西大学の落研OB、「グループいっせき」さんの協力により年を重ね好評裏に定着してきています。
 「新春初笑い落語講座」は1月24日(日)午後1時から3時までと未だまだ先の話なのですが、もちろん無料で当日参加も可ですので親しい友人を誘ってというのはいかがでしょうか。ただ定員が50名になり次第締め切りとなるようですので、電話などで申し込んで置く方が無難かも知れません。

SPマンガ

2009-12-27 01:00:37 | 千里山INFO

 以前、結婚式の演出や引き出物としての活用だけでなく、自治体の広報や企業販促ツールにもマンガが用いられてきているという記事を書きましたが、先日千里山駅の改札口でヨガ・スタジオの勧誘パンフレットを拾ったところ、最近のTVドラマ『リアル・クローズ』風のストーリーに仕立てられたSP(セールス・プロモーション)マンガでした。ヨガによって体調とポジティブな気持ちを取り戻したヒロインは、明るい未来に向かって毎日の生活を取り戻していきます。
 この勧誘パンフレットの解説ページには、ヨガにより脳波にアルファ波が出るようになり、リラックスして調和の取れた精神をベースに、前向きな気持ちが持てるということが書かれていますが、僕が浪人時代から実行している方法の自律訓練法も、そのような精神効果が期待出来るものとして定着しています。ヨガはゆっくりと身体を動かしますが、自律訓練法は椅子に座るか横たわるだけでもっと簡単です。
 千里山でヨガ・スタジオがあるのは知らなかったのですが、以前から関心は持っていましたので今回の3日間限定無料体験キャンペーンも興味を惹かれました。

味噌汁もなか

2009-12-26 00:25:13 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 千里山まちづくり協議会で親しくして貰っているHさんと、駅前のカフェでお会いしてお話しをしました。公団の建て替えに基づく駅前周辺開発にも熱心に取り組まれている方の一人で、時々その進捗状況などもお聞きしながら、その他様々な雑談も楽しませて貰いました。
 ご出身が金沢市内ということで、故郷のまちづくりに関わっている人達と意見交換や交流を深めています。最近帰省された折にも、地元紙の北国新聞の記者をリタイアした知人が、新設された市の観光交流センターで『カサブランカ』や『昼顔』などの、昔懐かしい洋画のポスター展を開催されたニュースや、目抜き通りにセブンイレブンとローソンが競うように出店したことへの落胆など、遠く離れた故郷へ寄せる尽きない想いを感じました。
 金沢と言えば詩人室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思ふもの‥‥」というフレーズが浮かびますが、誰しも一生離れようのないものなのかも知れません。
 カフェを出る時にお土産ということで「もなか」を一つ頂きました。「お湯を入れて汁粉にでもします」と受け取ると、味噌汁の「もなか」だと言われました。世の中にそのような「もなか」があるとは想いもよりませんでした。加賀百万石の生活文化はやはり相当に深そうです。

※ 「宝の麩」は加賀麩の名産品の一つのようです。

キャンドル・サービス

2009-12-25 01:13:00 | 千里山INFO

 クリスマス・イブに今年も千里山キリスト教会のキャンドル・サービスに行きました。吉川牧師のお話の冒頭に「今年も残り一週間となりましたが‥‥」とありましたが、そうかイブは年末までのちょうど一週間の節目の日だったのかと、改めて月日の速さを感じます。
 僕にとっては3回目のキャンドル・サービスなので、だいぶ式次進行にも慣れてきたようで、その内容にも少し心を留められることができました。
 前半は『ルカによる福音書2章』にそってイエス誕生の物語が、低いトーンの良い声をされた牧師の朗読と、信者の皆さんによる聖歌隊の歌う美しい旋律の賛美歌を交互に重ねながら進みます。その後で牧師は福音書を詳しくなぞりつつ、約二千年前のキリストが生まれた過酷な時代と、利己主義的な現代社会をオーバーラップさせ、イエス・キリストの誕生そしてクリスマス・イブ本来の意味を解き明かしていかれます。
 そして点灯したキャンドルの明かりだけで、『あら野のはてに』『もろびとこぞりて』など馴染みのある賛美歌を歌い、最後はいつものように『ハレルヤ』の四部合唱でしたが、今年は少し進歩してどこを歌っているのか楽譜を追いかけることはできました。
 キャンドル・サービスを終えて集会室で恒例のぜんざいを頂いていると、知人のKさん・Oさんの両ご夫妻にお会いしました。皆さん一般住民で信者さんでは無いのですが、それぞれに心静かで楽しい時間を共有できたのではないでしょうか。

クリスマス・ツリーと礼拝堂の動画をYouTubeにアップしました。
※ Tさんが上弦の月も一緒に撮影されたシオンの丘の写真を送って下さいました。

吹奏楽と合唱の饗宴

2009-12-24 00:01:38 | 作詞・作曲

 阪急千里山駅のホームにある広告掲示板に、新年1月6日(水)に宝塚大劇場で開催予定の吹奏楽と合唱の饗宴『アマチュアトップコンサート』のポスターが張られています。
 Wikipediaによりますと、1962年から(劇場改装のため中止された1993年を除き)毎年1月に宝塚大劇場で行われているチャリティーコンサートで、関西テレビ放送と阪急電鉄が主催し企業の協賛もされています。当初はその頃流行していた小児麻痺の根絶のために募金を目的にされていましたが、現在は日本ユニセフに寄付され寄付され、恵まれない子供たちのために役立てられているそうです。
「合唱、吹奏楽、マーチング、チアリーディングの分野で主に関西で活躍している小・中学生、高校生を中心としたトップレベルの学校・団体が出場し、毎回一つのテーマに沿った演奏・演技を披露する。出場団体の演技・演奏のレベルの高さもさることながら、宝塚大劇場の誇る舞台装置を最大限に活用した演出も、このコンサートの魅力のひとつである。」
 僕も故郷の中学校ではブラスバンド部に籍を置いていました。比べものにならない下手くそなレベルでしたが、緑の山間や入り江の水面に広がる楽器の音が懐かしく想い出されます。夏休みの合宿でみんなと食べたカレーの味も忘れがたいものです。
 また宝塚大劇場といえば私事ですが昨年観覧椅子の全席リニュアルにあたり、デザインでお手伝いをさせて頂き新年のお披露目公演も観劇しました。速くも一年が過ぎようとしていますが、来春は『アマチュアトップコンサート』に行ってみようと思っています。

ポスター (拡大)

温暖化?寒冷化?

2009-12-23 00:01:21 | Weblog

 今日は寒さも一休みしたようで、千里山にも久しぶりに日射しの暖かさが戻ってきました。布団をベランダに干していても少しの天気の崩れも心配なく、単純な晴れの気持ち良さを味わいました。
 先日までの日本を襲った大寒波は、ニューヨークやヨーロッパなど世界中・北半球で広く観測され、テレビでも英仏間を結ぶユーロスターの電気系統の結露トラブルの映像が流れました。原因としては北極上空の寒気を含んだジェット気流の張り出しによると解説されています。
 平行して地球温暖化交渉のCOP15の進展が注目され、新興国と先進国の思惑・言い分の調整の難しさが浮き彫りになりました。CO2とジェット気流では原因も違いますが、以前田原総一朗さんの司会で「温暖化?寒冷化?」というテーマで放送された『朝まで生テレビ』を想い出しました。
 国連も世界ビジネスも国内政治も温暖化ありきの方向で進む中で、太陽の活動低化による地球の寒冷化の恐れを重要・主張する科学者もたくさんいます。テレビの中では詳しく理解することは出来ず、また本を読んでも僕など素人には分かりにくいことなのですが、寒冷化の方に向かうと食料問題や石油争奪などより困難なことになりそうだとは感じています。
 マスコミも含めてぜひ両面からの正確な議論を続けて貰いたいと思います。

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キャンドル・サービスのお知らせ

2009-12-22 00:01:57 | 千里山INFO

 千里山駅から月が丘のマンションに向かう帰り道で、線路を挟んでキリスト教会のクリスマスツリーが少し覗けますが、今夕から点灯しているのが見えたので遠回りをして見に行ってみました。というのは例年は真っ白な清楚な感じのライティングだったのが、今年は赤や緑のカラフルな色遣いのものになっていたので興味を惹かれたのです。
 教会の裏道にあたる石段から、シオンの丘と信者さんに呼ばれている広場に息を切らし上がっていくと、大きなツリーが薄暗い空に向かって伸びていました。カラフルで賑やかなイメージを持っていたのですが、実際はとても質素でシンプルな電飾でした。華美にならない従来の雰囲気に抑えられているのかと想います。
 いつものように24日(木)イブの午後7時からはキャンドル・サービスが行われます。信者のKさんから今年も案内のお葉書を頂きましたので、静かなクリスマス気分を味わいに行かせて貰う積もりです。毎年一般の顔見知りの住民も多く来られ、キャンドルを灯し馴染みのある賛美歌を歌ったり、吉川牧師の心優しい講話を聞いたりした後で、振る舞われる温かいぜんざいを楽しみにしています。皆さんも一度来られてはいかがでしょうか。

ANJiのクリスマス・ライブ

2009-12-21 00:01:34 | 作詞・作曲

 梅田堂島のライブハウスミスター・ケリーズで行われた、ANJiのクリスマス・コンサートに行ってきました。千里山で今年7月末まで多くの住民に親しまれた「カフェ・ド・ゴーシュ」のママさん、そしてそのお知り合いとご一緒させて貰いました。
 ライブハウスは僕が以前にデザインを学んだ専門学校がある堂島にあり、久しぶりに通った懐かしい路地などを見ながら歩きました。付近には前に大阪ブルーノートがあったビルもあります。他にも天文サークルの宴会などに使ったりと、色々馴染みの多い僕にとっては落ち着ける街です。
 ミスター・ケリーズは日頃ジャズ・ライブを中心にされているそうですが、今回はお店の企画でANJiさんがコンサートをされることになり、本格的にバックバンド(ドラム・ベース・ギター)を従えて初めてのステージです。その演出効果も大きくて、聞き慣れたANJiメロディーも趣に厚みが増したように思いました。従来のようにピアノの弾き語りスタイルで演奏された、井上陽水の『招待状のないショー』やオリジナルの『楊貴妃』などは別にして、特に僕もお気に入りの『上海』や最新CDに入っている『ロケットの王様』などリズムのある曲は、バンド編成でより疾走感が感じられオーディエンスの乗りも違っていました。
 バンド紹介でギタリストの大林さんが偶然にも千里山の方ということなど、トークもとても面白く2時間近くがあっという間に感じるほど楽しめました。
 ライブ終了後は3人で堂島ホテル1Fレストランのケーキセットで、長時間のおしゃべりを楽しみ大満足で帰ってきました。

※ 『ようこそ、ANJiのブログへ』で情報を発信されています。
※ 音楽SNSのMyspaceでシングルCD『言葉にすれば』の収録曲を視聴できます。

MMT子どもミュージカルでクリスマス会

2009-12-20 00:01:38 | MMT子どもミュージカル

 今日の午後3時からMMT子どもミュージカルのクリスマス会があり、以前から僕もお誘いを受けていたので参加させて貰いました。子供達もこの時期は忙しいようで少なくやや寂しい感じはありましたが、チームに分かれてのインドア・ホッケーや恒例のビンゴゲームなど、一緒になって身体を動かしとても楽しめました。
 500円の予算でプレゼントを持ち寄り交換するために、一生懸命選んだグッズ(イヤホーン・ケーブル巻き付けホルダー)も、渡った女の子に無事喜んで貰えたようで一安心です。小・中学生の女の子が何に興味があるのか僕には非常に難問でした。
 またもう一つのクリスマス・プレゼントということで、10月24日・25日の二日間にわたってメイシアターで行われた、ミュージカル公演『王子のバラ』の記念DVDを作成し、子供達とスタッフの皆さん全員に配らせて貰いました。『王子のバラ』の動画とメイキング・スライドショーをセットにDVDとしました。メイキング・スライドショーには練習風景を中心に、みんなで頑張った日々が蘇ってくるようにイメージしています。パソコンだけでなくテレビでも視聴できるものにして、パソコンの無い小学生でも見やすいDVDにしてあります。
 来年初めは現在の中学3年生の子供達が抜けて、年少組4名からのスタートになってしまいますが、また新たなメンバー募集も行われると想いますので、お子さんやお孫さんの自己表現力や協調性を伸ばすためにご入会を考えてみられてはいかがでしょうか。

※ YouTubeに『王子のバラ』の動画をアップしましたのでご覧下さい。

新書の薦め

2009-12-19 01:10:04 | Weblog

 著者の奥野宣之さんは処女作となる『情報は一冊のノートにまとめなさい』という知的生産ノウハウ本で、いきなり年間ランキングのベストセラーを出された作家です。この新作でこれまでの業界誌ライターから専業作家として立たれたようです。
 前作と同じように自らのライターとしての体験に裏付けられた、情報整理と効率的アウトプットを目的に、新書というスタイルの出版物の利用法を披瀝しています。何気なく一般の単行本と区別無く読んでいた新書ですが、指摘されてみると成るほど確かに、新書の入門書的な位置付けに着目するのは、情報収集の効率的な方法の一つかも知れません。
 先ず興味を持つテーマについて書かれた、3冊の新書を同時に読むことを薦めています。そして、新書の分類に基づくその3冊の新書の選び方や、スピード・リーディングによる重要ポイントの絞り込み、また自分の意見として内面化するなど、使える情報源として新書が活用されています。
 ところで、この本も新書で出された方が面白かったのではないかと思いました。印税は少なくなるかも知れませんが‥‥。
 以来僕も改めて新書コーナーを見ることが多くなり、『平成経済20年史』という大変面白い本にも出会いました。これは日本バブルから現在の世界バブルのW崩壊まで、平成20年間の経済史を俯瞰し、いかに財務省(旧大蔵省)と日銀の政策が的外れの連続であったかということが、とても平易な文章で分かりやすく書かれたものです。

だから、新書を読みなさい
奥野 宣之
サンマーク出版
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平成経済20年史 (幻冬舎新書 こ 9-1)
紺谷 典子
幻冬舎
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おせち重

2009-12-18 00:01:28 | Weblog

 僕がよくお昼を食べに行く千里山の仕出し料理屋『魚伊』でも、年末恒例のおせち重の予約のチラシがお店の前に置かれるようになりました。もちろんスーパーやコンビニ・お弁当屋さんなどいろんな食べ物屋で競うように売られていますが、僕はここ何年かは親しいお家のおせち重を美味しくご馳走になってきました。
 黒豆やゴマメ・カズノコ・煮染め・伊達巻きなど、その主婦の方は大晦日にかけて前から準備し、少しずつ何種類もの料理を自前で作り上げていくそうですが、最近はスーパーなどでバラで作った物が売られているのを、一部採り入れて利用する人は多いのではないかと想われます。
 それぞれに縁起の良い謂われがあるのも面白く、かつ栄養・健康的にも理に適った旬の食材や料理になっていることに、日本の食文化の奥深さを感じさせられます。
 ただ、僕が有り難く頂くおせち重にはお雑煮も3ヶ日分が付いているのですが、惜しむらくは故郷の徳島県美波町と同じ関西風の白味噌ではなくお清まし系なので、勝手に3日目には味噌を入れてみるのですが、普通の田舎味噌ではあのまったりとした味には遠くそれだけは少し残念です。

20世紀初頭の日本の写真

2009-12-17 00:01:37 | Weblog

 昨夜、NHKのBS1で8月に放送された番組の再放送のようでしたが、フランスで銀行家として大成功したドイツ人大富豪アルベール・カーン氏が、私費により撮影収集した20世紀初頭の日本の大量の写真が、『BS世界のドキュメンタリー 奇跡の映像 よみがえる100年前の世界 第10回 カーンが見た“ニッポン”』で解説・紹介され興味深く視聴しました。当時としては初めて日本で撮影されたカラー写真の一つだということです。8ミリ動画映像も100年前とは思えない鮮明さです。
 アルベール・カーン氏は既成の勢力が独占的に固めていた欧州やアメリカではなく、その頃に新興国として国力を高めてきていた日本に着目し投資することで大きな成功を収め、自ずから日本の芸術・文化や生活・風景に魅せられ興味を持っていきました。
 皇族や政財界の上流階級の人々との交流も深めながら、一方では国民の8割が従事していた農業や漁業を営む村々の生活も写し撮っています。そこにはアルベール・カーン氏の貧しい生い立ちが反映しているという解説がありました。また富士山や芸者の美しい写真も多く紹介され、欧州におけるジャポニズムの先駆けとして大きな影響を与えたようです。