千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

雑穀麺

2011-05-31 23:55:20 | Weblog

 阪急山田駅のショッピングモール「Dew」にあるスーパーマーケット「KOHYO」で、僕はいつも蕎麦のコーナーへ回り何束かをいろいろ取り混ぜて買っています。夏は冷水でしめたざる蕎麦が美味しいのですが、冬は少し寒いので茹で上げた直ぐの麺を熱いままに蕎麦つゆに付けて食べます。蕎麦はアルファ化しやすく一気に食べないとベタッとくっついてしまいます。盥(たらい)うどんのように熱いお湯に浸けておく分けにもいきません。それ程までに年中蕎麦を食べていたい人なのです。
 先日その蕎麦売り場の隣にあるそうめん・うどんの棚を見ていると、海苔入りや金胡麻入りそうめんなどバラエティーも豊かな中に雑穀麺があるのを見つけました。あわ・ひえ・きびの雑穀麺もあるようなのですが、小麦粉をベースに十六穀米のような感じの麺もありました。もちろん昨今の健康ブームを反映していると想いますが、僕も昔あわ・ひえ・きびの雑穀を玄米ご飯に混ぜて炊いていたことを想い出しました。あわ・きびは黄金色の美味しそうな色をしていましたが、ひえはやや蕎麦の色に似て地味な感じでした。味はきびが一番上品な濃い甘みがあったかと想います。あわやきびを混ぜ込んだ玄米餅もまた独特の風味があり大好きでした。
 この雑穀麺を契機にまたあわ・ひえ・きびを食べ始めてみようと想います。そして玄米お握りや蕎麦と合わせて健康な食生活に戻れたらと願います。

駅ホームの桜の剪定

2011-05-30 23:55:32 | 千里山花物語り

 昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。でもこれは梅を剪定の必要性を訴えたもので、桜の木を剪定しては絶対にいけないということでは無いようです。
 今日、千里山駅のホームにある桜並木の大きな枝の剪定作業が行われていました。桜の新緑は本当に清々しく気持ちの良いものですが、余り大きく枝を広げ架電線に障ることがあってはいけないので定期的に切られているのかも知れません。僕は初めて見るものだったので、上下にいる人の連携作業の様子を面白く見ていました。
 それにしても、千里山団地の沿道の桜並木が建て替え工事のために昨年末に伐採されてしまってそろそろ半年になりますが、桜の花見の頃よりも新緑の候になってその喪失感が大きく感じられるのは不思議です。初夏の太陽の紫外線は意外と強いもののようで、緑陰と言われるように5月の桜の新緑は住民の生活に大いに役立っていたのが分かりました。
 市営住宅の近くに数本まだ残されている大きな桜がありますが、その広げられた枝葉の下を通る時に優しく守られているような感じになりました。

ボーカルを追加録音しました

2011-05-29 23:55:47 | 作詞・作曲

 台風の近づく日曜日の午後でしたが、千里山の高塚にあるポピュラー・ミュージック・スクール「G-Clef」にボーカルの再録音に行きました。一週間前に同2Fのリハーサル・ルームで『音 - Standing Day -』を録音したのですが、やはり一度(2時間)ではなかなか難しく気になるところを録り直したいと想ったのです。パソコン機材を手提げ袋に入れて持ち、もう一つの手には傘とマイクスタンドを束ねながら雨の中を歩きました。
 録り直しでは部分的に拙いところをMacの「GarageBand」で範囲指定して、差し替える同じフレーズを繰り返し何テイクも重ねて歌います。歌っている内に何が正解なのかさっぱり分からなくなって来ます。予約していた2時間はあっという間に過ぎ去りましたが、この制約が無ければ逆にいつまで経っても終われないかも知れません。何とか切りをつけて帰宅し、先ほどミキシング調整を終えたところです。
 夜になってメールをチェックすると、MMT子どもミュージカルのダンス振り付けをされていた松本めぐみさんから、先日お願いしていた『音 - Standing Day -』の歌詞の英語訳が送られて来ていました。今回はYouTubeにアップするプロモーション映像の下欄に入れる字幕スーパー用で、歌詞ではなく意訳ということで書いて頂きました。国際結婚されてアメリカに何年も住んでおられた方なので、僕の歌詞の意味合いやニュアンスを汲み取りながら上手く表現して頂けたと想います。いつもお世話になります、本当に有り難うございます!

OTO - Standing Day -

I heard your voice in the city in the afternoon.

"All I could do was just look at what was in front of me."

You might close up your heart now, but remember you are not alone.

Like you watched me before, I will be by your side.

And those words you told me, I will keep on saying.

What's important is in deep inside of the heart forever.

You don't have to stop the flood of tears.

Days go by casually, but don't rush, you can rest for a while.

Like you supported me before, I will hold you tighter.

And until you smile at me, I will keep on playing.

The sound of the ocean reverberates to the big eastern sky.

I will be waiting for the day you stand up.

On the quiet surface of the ocean basking in spring sunshine, I believe your memories and future will shine.

音 (oto) = Sound, Music
海神 (wadatsumi) = Ocean, Neptune

音 - Standing Day -』 作詞 : コバタイサオ 英訳 : 松本めぐみ
Translated by Megumi Matsumoto.
Copyright (C) 2011.Skyfull Stars. All Rights Reserved.
Charity Song for Great East Japan Earthquake and Tsunami Relief

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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

アグリゲイター「viBirth」

2011-05-28 18:56:00 | 作詞・作曲

 Appleの「iTunes Store」や携帯電話向けの着うたフルなど、大手の音楽配信サイトへの登録手続きを仲介する企業をアグリゲイターと言います。「viBirth」はその一つで自らも音楽配信サイトを運営するだけでなく、プロ(多くはインディーズですが)・アマ問わずアーティストへの多様なサポートを行っています。
 登録アーティストの中でクォリティーの高い人達の紹介を兼ねたフリー・ライブ・イベントを仕掛けたり、ヤマハ主催のコンテスト「東京バンドサミット」を全面バックアップもしています。先日ご紹介したギタリストで音楽プロデューサー西川進さんの楽曲制作サポートの「興奮プロジェクト」とも提携しています。それらの中で僕の興味が高いのは、スタジオ・セッションとして完成度の高いプロモーション・ライブ映像を無料で作ってくれるサービスです。もちろん「viBirth」が押したい特別な注目アーティストに限ると想われますが、その映像の露出をきっかけにしてメジャーになっていくケースも十分に考えられます。
 というのは僕も現在YouTubeに最新オリジナル曲『音 - Standing Day -』のプロモーション・ビデオをアップすべく、その映像の撮影や歌詞の英訳字幕を知人にお願いするなど編集の最中なのです。 そこはアマチュアの作るものですからお金も掛けられないし、Macに付属した映像ソフト「iMovie」をヘルプも参考書も見ないで適当にいじりながらの作業です。それほど発想通りの細かい演出は自由に出来なくても、「iMovie」はドロー&ドロップでほとんどの操作が直感的にできるので助かりました。今後も別のオリジナル曲でプロモーション・ビデオを作るかも知れないですし、これを機会に本格的な映像ソフトの参考書でも買ってもっと勉強しておこうかと想います。
 アグリゲイター「viBirth」では会員登録費用が3曲までの制限付きで月額900円というライト・コースがあります。トライアルで使って良ければサーバー容量無制限の本格的なコースにもステップアップできるということなので、近々に『音 - Standing Day -』を完成させて配信手続きをする積もりです。

iMovie '11 マスターブック (Mac Fan Books)
クリエーター情報なし
毎日コミュニケーションズ

iMovie '11 レッスンノート for Mac / iPhone / iPod touch
クリエーター情報なし
ラトルズ

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小水力発電

2011-05-27 22:48:50 | Weblog

 ソフトバンク孫社長の提唱するメガ・ソーラー構想(日本中の休耕田や遊休地などにソーラー・パネルを敷き詰める)に、多くの自治体知事達の賛同と協力の意思が寄せられていることは良いことだと想いますが、先日NHK朝のワイド番組「あさイチ」で短い時間ではありましたが、「小水力発電」のことが紹介され規模は違うものの興味深く見ました。
 農業用水路のような小さな流れの中に設置して、その回転エネルギーを電気に変えて蓄電し、家庭用から大規模には工場内の電力ニーズの何割かを賄う方法です。原発事故を受け自然エネルギーへの関心が高まっている中で、現在4割以上の発電量を占めている「小水力発電」に注目が集まっているのだそうです。雨量も多く急峻な地形の我が国では、昔はどこでも水車で石臼を挽いたり精米していたことを考えれば、身近なエネルギーを新たに利用することに驚くことはないでしょう。
 番組の中では、水利権の問題で認可を受けるために煩雑な書類を作成するなど、役所手続き的な環境がまだ整っていないことも触れられていましたが、脱原発の意識が高まっている現在、それは時間の問題ではないかと感じました。
 何年か前にも民放の経済番組で「小水力発電」装置の中小企業メーカーが、国内はもちろん東南アジアなどの農業国や辺境地域の、低コストでクリーン&エコロジーなエネルギー・システムとして輸出しようと燃えているのを取材していました。原発開発に関する技術力に優れていた日本ですが、このような小さな発電機においても世界をリードできることに感動を憶えました。

近畿が早くも梅雨入り

2011-05-26 19:11:13 | Weblog

 このところ雨模様のハッキリしない天気が続いていると想っていたら、夕方のニュースで近畿地方が観測史上2番目の早さで梅雨入り(平年より10日早く)したことを知りました。明日はお昼前から用事で梅田に出掛ける予定ですが、ちょうどその時間帯に強い雨が降っていそうな予感がしています。
 いくら初夏といっても雨の日はやはり身の回りに湿気(水分)が多い状態になっていて、想っている以上に体温の調節に負担が掛かっているのではないかと想われます。僕は生来虚弱体質系のキライがあるのかも知れませんが、低気圧が近づき天気が悪くなる予兆に敏感に反応して、身体がやや怠くなって気分もスカッと出来ません。誰でもそんな傾向は少しはあると想いますが、たまに少し微熱を帯びたような浮遊感のある体調になるので、そんな日は全体的に余り無理をせずに気晴らしをしながら過ごします。
 そして夕方に部屋の掃除だったり資料の整理など、軽く身体を動かすことをした後でお風呂に入ると、その後は就寝するまでの時間をスッキリして、かなり生産的な活動もできる状態になれるようです。どんよりと滞っていた血流やリンパそして余剰な水分が流れて、新しい栄養や酸素が全身の機能を活性化させてくれるのでしょうか。
 その分早く開けてくれることを願います。また週末頃に沖縄付近に接近中の台風2号の進路・動向も気になります。近年よく見られるように梅雨前線を刺激して、各地に大雨の被害が出なければ良いがと心配しています。

スイセンプロジェクト

2011-05-25 21:58:02 | 千里山花物語り

 東日本大震災が起こり1.2週間経った頃だったと想いますが、テレビ取材で被災した男性が見つからない奥さんを捜していて、自宅があった辺りの土台が残されているだけの一郭に、奥さんが大切に育てていた水仙の花が数輪開いているのを見つけたシーンがありました。じっと見つめる男性の目には薄らと涙も見え、この水仙の花を毎年咲かせてあげたいと言われていたのに心が打たれました。
 東北地方の遅い春は白い水仙の開花とともに訪れるということですが、水仙の春を想い浮かべると厳しい冬の辛さに耐えられるのだそうです。来春からは多くの方たちが凛とした水仙の花々に、亡くなられた親しい人たちの魂を重ねられるのでしょうか。
 北摂の地域情報誌『バーズアイ』5月号が千里山東の画廊喫茶「ル・パルク」などで配布中ですが、その10ページに俳優柳生博さんのご子息で園芸家の柳生真吾さんの「スイセンプロジェクト」のメッセージが紹介されています。「2012年の春、被災地にスイセンを咲かせたい! 黄色いビタミンカラーと香りで、春のエネルギーいっぱいにしたいんだ! そのスイセンの球根を日本中から集めたら、どんなに素敵なことだろうか!」との柳生さんのブログから引用されています。
 その主旨は、東北地方では水仙が春の訪れを告げる花ということと、花は人の心を癒してくれる優しい力があり、その球根が日本中から送られて来るということは、変わらない復興支援の励ましの声になるという提案です。そのプロジェクトは園芸家や花を愛する人達の自己満足に終わるのではなく、地元の住民と一緒になって行い初めて成功といえると考え、自ら地域の新聞社や行政を訪ね賛同を得ています。
 僕も近くの月が丘の急坂を上りきった草地に水仙が咲いていたのを確認していました。もうそこには初夏の雑草が鬱蒼と生えていましたが、秋に球根を少し掘り当ててプロジェクトに送らせて貰おうと想っています。

『バーズアイ』5月号10ページの記事

【追記】水仙の花をテーマに東日本大震災・津波復興支援ソング第2弾『水仙の咲く丘に君がいて』を作りました。最初に作った歌『音 ― Standing Day ―』のプロモーション映像もYouTubeでご覧頂けます。

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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY

音楽のセルフ・プロモーション

2011-05-24 23:23:51 | 作詞・作曲

 僕も含めて音楽をされている方はプロ・アマを問わず、楽曲を多くの人に聴いて欲しいと願っています。特定の音楽ジャンルのファンだけにという場合も同じで、その限られた中でもより多くの人たちに聴いて欲しいと‥‥。僕もソングライターの端くれとして先日ブログでも紹介させて頂きましたが、『音 - Standing Day -』という自作の歌の音源データを、以前からアーティスト登録していた音楽発信&交流SNSのMySpaceにアップして“世界中”の人達に聴いて頂いております。確かに便利で可能性に溢れ楽しいネット時代になってきているのを感じます。
 しかし実際には普通にそのようなことだけをしていれば良いかと言えば全然駄目で、他のたくさんの素晴らしい曲や人気のあるアーティストのパフォーマンスに紛れて埋没してしまうのは目に見えています。多様なプロモーション・スタッフが付いているメジャーなアーティストでなければ、自分やあるいはバンドの仲間・パートナーの誰かがその役目を担わなければなりません。仕事そして楽曲創作やライブといった純粋な音楽活動を続けながら、同時にそのようなファン対応やプロモーションで楽曲販売の実を上げていくのは、一部の人を除き両立しない才能だったりする場合が多いのではないかと想われます。
 僕も今回初めて積極的に公開したいと想った音源を制作し、MySpaceというWEB上ですが小さな発表をしたのを機会に、他の音楽活動をしている多くの人達がどのように考え行動しているのか知りたくて、先ず梅田のスコアブック・ハウスという音楽関連の本屋で目についた『ネットとライブで自分の曲を売る方法』を買って読んでみました。タイトルからもリアルな音楽活動とバーチャルなプロモーションの両面で参考になりそうです。“売る”という部分はスタンスの違いやケースによって“聴いて貰う”と言い換えても良いでしょう。今回の僕の『音 - Standing Day -』については震災と津波被災地への復興支援という歌のテーマや想いからも、より多くの人に“聴いて貰う”にはどうすれば良いかというヒントになると考えました。
 この本などを参考にしてプロモーション映像を作成したり、アグリゲイター(大手音楽配信サイトのiTuunes StoreやAmazon MP3、そして携帯電話・スマートホンの着うたフルなどに登録の仲介をするサービス企業)を活用したりすることで、今後の積極的な支援に繋げていければと想っています。

ネットとライブで自分の曲を売る方法 ~ミュージシャン・サバイバル・ハンドブック (Sound & Recording Magazine Presents)
クリエーター情報なし
リットーミュージック

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いろいろな流れ星

2011-05-23 23:55:04 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラ2Fにある望遠鏡売り場に天文機材メーカーのVixenが発行している『So-Ten-Ken』という、天文・野鳥・微生物の総合情報誌が置かれていますが、6月も来週に近づいて夏号が一足早く配布されていました。僕は星見(スターウォッチング)のサークル「満天の星」に入っていたくらいですので、『So-Ten-Ken』の中では四季の天文現象が記されたページを参考にと手元に置いています。
 夏号の記事では流れ星について詳しい解説が載っています。流れ星の正体は宇宙空間に漂う塵が、地球の大気圏に入ると発光して落下してくるものです。塵の原因として過去の彗星が楕円形の軌道を描き撒き散らしていったもので、地球がその中を横切る時にはより多くの流れ星が見られます。夏休みにもペルセウス座流星群というとても多くの星が流れる夜がありますが、以前その時期をテーマに掌編小説風の『夏空、流れ星』という文章を書かせて頂きました。
 また、季節は違いますが11月の獅子座流星群も有名で、数年前に雨のように流れ星が降ってきた時の興奮をまだ鮮明に憶えています(流星雨)。その時の感動から生まれた『流星群の頃』という僕のオリジナル曲があり、当時のサークルの友人の結婚式に請われてアカペラで歌わせて貰ったこともありました。その友人もその数年後に突然亡くなってしまいましたが、時々その友人達と出かけて見上げた満天の星空を懐かしく想い出します。

千里山みどりプロジェクト

2011-05-22 23:49:30 | 千里山花物語り

 今日は午後2時からちさと図書館の旧・木造校舎復元教室の多目的室で行われた、「千里山みどりプロジェクト」の集まり(毎月1回、5月から7月に3回連続で開催する講座の1回目)に参加させて貰いました。「千里山みどりプロジェクト」は「みんなで千里山のまちづくりを『みどり』の視点から考え提案します」という住民グループです。千里山駅からちさと図書館の前を通り佐井寺に向かうコースが、千里山・佐井寺線という吹田市都市計画道路になっており、その周辺地域を始めとして広く千里山の緑彩や水など住環境をテーマにされています。
 今回はスライドを使って明治・大正から昭和・平成へと移り変わる時代の中で、千里山の生活や風景がどのように対応してきたのかを、昔の写真資料などを見ながら振り返ろうという内容でした。近畿大学で都市・まちづくり環境系の研究をされている住民のTさんがレクチャーされ、途中参加者の話なども自由に交わしがら楽しく研修しました。地域情報サイト「千里山.NET」のコンテンツを作成する時に、僕もいろいろ情報収集をさせて貰いましたが、まだまだ初めて見る古い写真などもたくさんあって面白かったです。
 次回の集まりでは、まち歩きと合わせて簡単な千里山検定クイズなども考えて、参加者に楽しんで貰おうとグループでは話されていました。また自治会掲示板などで「千里山みどりプロジェクト」の告知案内を見られたら、一度気軽に覗いて見られてはいかがでしょうか。

顔に座っても良いじゃない

2011-05-21 19:07:05 | Weblog

 グラスの底と同じように「椅子に顔があったっていいじゃないか」と言ったのは岡本太郎さんでしたが、ある時に愛用のアーロンチェアから立ち上がり用事を済ませて戻ると、クッションの中央がウィンクしている顔の形に見えるのに気づきました。
 アーロンチェアは発売された十数年前に直ぐ購入したものですが、その後のネット素材を使ったオフィス・チェアの先駆けとしてアメリカのハーマンミラー社で開発され、同じ分野のデザインを担当していた僕も驚かされたものです。参考にするためと言って取り扱い代理店に直接電話を入れ、特得フレンドリー価格で購入させて頂きました。
 それ以来ずっと使っていますが、普通はネット・シートそのままか薄い専用クッションが用意されていたと想います。このぶ厚い型くずれしたクッションは当時姪に寸法を測って作って貰ったもので、さすがに少し解れてきたところもあるのですが今も有り難く使い続けています。
 アーロンチェアは現在も研究所や会議室またIT企業のオフィスなどで採用されており、テレビ画面にもよく映るので一般的にも良く知られた製品ではないでしょうか。ミュージシャンの宅録ルームの写真などにも見られることが多いので、クリエイターの中でも多くのファンを魅了しているのが分かります。座るという動きに則った人間工学的なアプローチから、全てが発想され設計されているので、十数年経っても古びるということが無いのは、僕のような同業者から見ても素晴らしいと想います。
 ネット素材他にも腰部のサポートをフィットさせる構造や、アームが回転しパソコン・ワークに対応するアイデアなど今もしっかり機能しています。そして多人種国家のアメリカの製品らしく、サイズも確か3タイプ開発され世界中にマーケットを獲得する理由にもなっています。ちなみに僕は東洋人なのでMサイズだったと記憶しています。
 ところで、このクッションに出来た顔は前方の窓から入る外光で偶々このように見えたもので、試しに上の室内蛍光灯を点けると陰影が薄まって曖昧に消えてしまいました。

緑蔭の候

2011-05-20 22:32:08 | Weblog

 風薫る5月もあと10日となりました。今週は割合に晴天の日が続き少し汗ばむこともありましたが、おおむね爽やかで季節を楽しめた一週間でした。
 今日、午後に千里山まちづくり協議会で親しくして頂いているNさんの家に電話を入れると、ちさと図書館にインターネットを閲覧に行かれているということだったので僕も出かけました。千二小学校の旧木造校舎を模して建てられた復元教室の2Fを覗くと、Nさんはちょうどインターネットでの調べごとを終えたようでした。Nさんは新しいパソコンもお持ちなのですが、インターネット&メール接続の契約はしておらず図書館の設備を利用されています。おそらく色々と地域の歴史や地理などの研究に図書館の資料を見ることも多いので、インターネットも同じような使い方で十分というお考えのようです。ずっと携帯電話も持たれていないし、メールも敢えて頑固に避けられています。
 さて、そのNさんとお話をするためにちさと図書館1Fのドアを出ると、周辺に設置されているベンチに落ちた午後の木蔭が気持ち良さそうでした。女性が一人先客でいましたので、邪魔をしないように声のトーンを落としながら楽しく話をしました。戸外の気持ちの良い大気の中で話していると、お互いに次々に想念が湧いてくるのか、まちづくりのアイデアもいろいろ出てきます。
 その中で面白いと盛り上がったのは、千里山駅前のスクランブル交差点のオルゴールを『大きな古時計』にできないかという話題です。何年か前にも少しこのブログで触れましたが、『大きな古時計』の作詞者が千里山出身の保富庚午さんですし、何年か前にリバイバル・ヒットさせたポップ・スター平井堅さんの『大きな古時計』を、アレンジ&プロデュースしたのがこれまた千三小学校出身の著名なミュージシャン亀田誠治さん(椎名林檎さん擁する「東京事変」のベーシストとしても知られる)という縁もあります。「大きな古時計の街 千里山」というイメージと雰囲気はなかなか魅力的に僕には想えます。

大きな古時計
平井堅, Henry Clay Work, 保富庚午, 亀田誠治, 鈴木大
DefSTAR RECORDS

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学生マンガ賞「クラサンカップ」

2011-05-19 21:21:51 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 千里山出身で小学生の頃の想い出などを、懐かし面白く東京の千里山会誌『千里山』で連載されている、漫画家の田代しんたろうさんからお引っ越しの連絡メールを頂きました。といっても、現在は大分の別府大学に請われ後進に漫画を教えておられますが、3年前に別府に移転されて以来の教員社宅から、大学裏門前100メートルのお家に移られたというだけのようです。大学に近過ぎて便利になるのか、或いは‥‥というところでしょうか。
 漫画系大学・専門学校などの参加型・才能発掘プロジェクトの小学館主宰「クラサンカップ」に、教え子の学生が2名エントリーしているので、ぜひ読んで貰ってコメントや清き一票を宜しくとの紹介もありました。プロデビューへの才能を感じており伸びていって欲しいとも書かれていました。
 とにかく今は田代さんもご自分のことより、教え子の将来が気懸かりという感じなのではないでしょうか。僕も1年だけですがフリー・デザイナーとして独立した頃に、母校のデザイン専門学校でCGを教えたことがありますが、その時の学生への想いや可愛さは“先生”を経験したものにしか解らないものがあります。
 その一人の作品『桜のころ』(4月26日より公開中)を読ませて貰いました。「思春期の頃を想い出しました。‥‥例えば『地球の中心で愛を叫ぶ』がそうだったように、馴染みのある別府の街の風景を絡めたり軽く土地の言葉を使ったら、もっと純な懐かしいリアリティーが出るのじゃないでしょうか」というコメントをさせて頂きました。そしてもちろん清き一票も入れさせて頂きました。もう一つの作品『Serenade』は5月20日(金)からの掲載ということですので、週末のお休みにでもゆっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。

【追記】藤田幸恵さんの作品『桜のころ』が奨励賞を受けられています。お目出度うございます!
良い出発点になりますね、ますます精進されて心を描ける個性的な作家になって下さい。

見守り合える家

2011-05-18 23:55:01 | Weblog

 日曜日の夕方放送されたTBS番組『夢の扉+』で著名な建築家山本理顕さんの仕事、そしてその発想の源となるコンセプトについて放送されました。
 山本理顕さんが内外で数々のコンペを勝ち取っている背景として、独自のコンセプトをようやく時代が求め始めたと紹介されていました。それは従来の家や建築が閉鎖的で孤立したプライベート空間を重視するのに対して、彼の建築がオープンでシースルー、まるで他人に「見られる家」を志向している特異さにあります。実はそこから住民の交流と暖かいコミュニティーが生まれることになるのですが‥‥。
 その独自のコンセプト(価値観)が生まれた切っ掛けは、女手一つで育てて貰った年老いたお母さんを介護した経験から、仕事をしながらでも病床のお母さんを見守れるガラス張りの自宅を設計したことでした。そうした経験に裏打ちされ説得力を持った設計思想は、当時手掛けた公団やマンション群の構想にも大胆に採り入れられていきます。初めはプライバシーが侵害されると言って反対していた住民も、何十年が過ぎた現在では豊かなコミュニティーを築き生活を楽しんでいるようでした。番組は韓国の新たな住空間の提案へと続いていました。
 山本理顕さんと言えば想い出されるのは、僕が昔デザイン専門学校の作家研究の課題で、インテリア・デザイナーの藤江和子さんにインタビューをする目的で代官山のアトリエを訪ねた時に、そのビルの上階に山本理顕設計事務所もあって、まだお若かった山本理顕さんが一度顔を出されたのを憶えています。その頃から既に素晴らしい仕事をされていましたが、現在は一層自らその時代的な使命感も持たれているのではないかと想い尊敬しています。何の世界もセンスはもちろん必要ですが、オリジナルなコンセプトを掴んだ人は改めて強いと想います!

楽曲制作のサポート・プロジェクト(西川進)

2011-05-17 23:55:11 | 作詞・作曲

 先日、梅田のNU茶屋町5Fにあるイシバシ楽器店で雑誌とギターのピックを買ったら、赤いショップ袋の中に面白いチラシが入っていました。それはギタリストで作・編曲家・音楽プロデューサーの西川進さんがが中心となって、楽曲制作の有料サービス「興奮プロジェクト」を起ち上げたという告知チラシで、僕自身歌作りを長く趣味として続けてきており興味を持って読みました。
 アグリゲーター(iTunes Storeや携帯電話の着うたフルなどに登録・販売などの手続きを仲介する)を兼ねた音楽配信サイト「viBirth」が運営しているようで、こちらにその想いと主旨が掲載されています。
 昨日僕も最新オリジナル曲の『音 -Standing Day-』のデモテープをMySpaceにアップさせて貰いましたが、曲の完成度をある水準まで上げていくのは決して簡単なものではありません。その為に僕の場合は簡易的に伴奏自動生成ソフトの「Band-in-a-Box」を利用することもあります。
 このように例え作詞・作曲が一応できたとしても、アレンジや演奏・歌唱が伴わなければ多くの人達に聴いて貰うことは出来ないし、またその演奏レベルによっても楽曲の価値は左右されるのが現実です。そこで作詞・作曲の段階からクォリティーを高めるアドバイスを行ったり、構成やアレンジそして演奏・歌唱の協力まで有料で引き受けるという、新しい音楽制作支援のサービスが求められているのだと想われます。
 また最近「viBirth」は音楽SNSの「MySpace」と提携して、そこに登録している楽曲の販売ができるシステムも提供し始めています。手数料は決して高くもなく、かといって無料ということではないという設定なので、いわゆる冷やかしや遊びでの利用者を対象としていません。一日に一曲は売れるという自信が無ければ使う意味が無いのです。今後はこのようなインディペンデントな楽曲販売サービスが普及し活発になりそうに感じています。

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