大分以前にテレビの健康バラエティー番組で、ゴボウに含まれるサポニンやポリフェノールが朝鮮人参のそれらに匹敵する効果があるということで、安価で簡便なゴボウ茶での摂取を紹介していて興味を持ったことがありました。それを提案していた医者が50歳代半ばなのに非常に若々しく、その年齢にはとても見えないので共演者達も驚いていました。
本屋のお薦めコーナー棚で、その医者がこの本の著者(ナグモクリニック総院長)と気付いて、また10万部販売のベストセラー本という帯が着いていたこともあり買ってみました。
人が飢えや寒さから解放されたのが、長い人類の歴史の中では未だ僅か100年ほどしか経っていないということ、そして人間に本来備わっている「生命力遺伝子」が働く条件は空腹(飢え)の時にあると書かれています。現代の先進国ように1日3食を食べ過ぎることにより、飢えや寒さの元で活性化してきた「生命力遺伝子」能力が退化し、様々な健康に関する問題が生じてきていると言われます。糖尿病などの現代疾患も飽食の時代に対する身体の悪しき適応化の結果とする視点には頷けるものがありました。
僕自身がもう何十年も1日2食で過ごしてきているので、著者の提案や医学的な捉え方はとても自然に伝わるものがありました。若々しさや美容また健康とアンチエイジングに関心のある方は一読をお薦めします。
「空腹」が人を健康にする | |
南雲吉則 | |
サンマーク出版 |
20歳若く見えるために私が実践している100の習慣 | |
南雲吉則 | |
中経出版 |