千里山駅が終点だった頃には、街の北側には雑木林や竹薮が連なっていたと言います。山丘の真ん中を切り通しにして削られ、南千里(当時は新千里山駅)まで延長された線路に沿って、元々から竹薮の中に設けられた里道が、現在も自然豊かな昔の面影を残して、静かに南千里へと続いています。
千里山キリスト教会の下の道を線路に沿って北上し、突き当たりで小さく右・左折すると、竹薮の小径の入り口が見えてきます。小さな山田と貯水池を左に見ながら入っていくと、昼間も竹笹の重なりで薄暗く、夏でもひんやりした空気が感じられます。足下に目を落とすと簡易舗装を突き破って根性竹の子があちこちに生えて、いかにも山の里道の風情を醸し出しています。
小径の中程に至ると竹薮が開けて一つ目の橋となりますが、そこには農作業用の軽トラックが通るので自転車は邪魔にならないように、というお願い看板が掛けられています。とても軽トラックが通れる幅ではないので驚かされます。
左の階段を下りるとジャスコの辺りに出ますが、そのまま右へと橋を渡って行くとようやく尾谷跨線橋の上に出ます。そこからは視界が開けて南千里駅やガーデンモール、そして箕面の山々が遠望されます。
尾谷跨線橋を渡ると再び竹薮に入りますが、そこを抜ければ日本大阪教会の横を過ぎて、南千里に続く街路になり自然散歩の小径は終わります。 【マップ】
※ 「千里山.NET」の「街並み案内」に「竹薮の小径」としてページ作成しましたので、そちらの方もぜひご覧下さい。
【注】意外と頻繁に人が通りますが、痴漢やひったくり事件も噂されていますのでご注意下さい。
久々に行ってみたくなりました
元々千里山出身ですが、今は故あって、アメリカに住んでいます。
ふるさとは遠くにありて・・・ではないですが、時々インターネットで千里山の情報をみては懐かしいなぁと思ってます。
これからもブログをときどき拝見させてくださいね。
ちなみにここが「竹藪の小径」という素敵な名前があるとは知りませんでした。
一番下の息子が佐竹台にある幼児教室に通っていたころ、よく通りました。
小さい子どもを連れて歩くような安心安全の道ではないのですが、うちの家から佐竹台(線路沿いの団地)に抜けるには、この小道が結構近道なんです。車も通りませんし。
雨降りの日にレインコートを着て長靴を履いた息子が「今日は行くのイヤだ~」って言うのをなだめすかしながら、小さな手を引っ張って歩いたことを今も覚えています。
こんなふうに、ブラウザさんが紹介してくださる千里山の場所場所にいろんな思い出が詰まっていて、普段は思い出さないけど、ブログを読むたびに思い出が湧き出てきて、懐かしい気持ちになります。ありがとう
振り返ってみると記事を書いた本人が、一番想い出が少ないのかもと気が付きました。彼女と歩いた訳でもないし‥‥。
ちょっと淋しい。