千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

Macの古いマウスを探して

2011-04-30 23:55:18 | Weblog

 ゴールデン・ウィークの初日の今日は大阪日本橋の電気屋街に出掛けました。日本橋は本当に久しぶりだったのですが、Macの古いマウスを探していてネットで探すよりも早いと想ったのです。
 梅田にヨドバシカメラが出来るまでは週末などによく日本橋に足を運んだものです。パソコン環境やインターネット技術が新しくなる度に興味を惹かれ、また処理能力の高速化にともないアプリケーションの進化も魅力的で、その生活や社会に及ぼす変化にワクワクする気持ちを感じていました。
 最近はUSTREAMによるインターネット放送やTwitterそしてFacebook、またiPadなどのタブレット型パソコンやスマートフォンと、ネット・サービスもハード類も百花繚乱の状況ですが、逆に不思議と僕の方では何か落ち着いてしまっています。これからもクラウド・コンピューターやテレビとインターネットの融合、また革新的なサービスも展開されると想われますが、日本橋に通っていたような熱い想いで追い掛けることはもう無いような気がします。それはインターネットが当たり前のように生活に根付いてきた証拠だと言えるのかも知れません。
 日本橋はアニメやコスプレ・模型などのお店が増えて、美味しい手作りハンバーグが食べられた喫茶店が餃子の王将になっていたり、以前入ったパソコン・ショップにも無くなっているところが多かったのですが、最後に覗いた難波寄りのソフマップ4FのMac売り場に中古コーナーがあり、ようやく目的の古いマウスがたったひとつ掛かっているのを見つけ、僕を待っていてくれたように感じ買って帰りました。

省電力のアドバイス

2011-04-29 18:40:02 | Weblog

 東日本大震災で福島原発にトラブルが発生したことによる電力不足で、需要が高まる今夏のために東京・首都圏方面で節電が呼び掛けられています。先日NHKテレビ「特報首都圏スペシャル」を見ていたら、家庭でできる省電力ということで東大の先生が分かりやすく解説していました。
 もし1所帯で平均50Wの節電を心掛けると、2,000万所帯ある首都圏全般では100万KWとなり、不足分と言われている1,000万KWの1割になると試算されていました。その50Wというのは例えば電球1個分に当たります。またエアコンの温度を1度高めに設定するだけでも同じ効果があります。番組では住民の協力を得ていろんなケースで具体的な節電のアドバイスをしていました。
 先ず退職後に夫婦2人で生活している所帯では、冷蔵庫の温度設定を冷蔵・冷凍ともに「弱」に切り替えていました。頻繁に出し入れをしなければ、夏でもそれで十分に機能するということです。次の1人暮らしの高齢の男性はテレビを点けっ放しで寝てしまうことが多いということで、テレビのバックライトの輝度コントロールを50%に落とすことで、何時もとそれほど違和感無く綺麗に見られるようでした。そして最後のケースでは小さな子供を2人育てている若い夫婦所帯で、喉の乾燥に弱い子供のために置いている除湿器を省エネモードにすることと、いろんな機器の待機電力をチェックしてこまめに消すことと合わせ、175Wもの節電をアドバイスし同時に電気代も少なくなると喜ばれていました。
 先日、美浜原発など3ヶ所の発電所が点検のため停止中の関西電力の会見で、関西方面でも今夏の電力不足が予想されるので節電に協力して欲しいと発表がありました。僕も待機電力や番組で教えられた通信モデムのスイッチを使わない時には切ること、そして夜はLEDの間接照明でゆったりと雰囲気を楽しむなど工夫してみようと想っています。

※ 僕の場合はカメラや望遠鏡(光学機器)の保管庫と、小さなワインクーラーの電源を切れないのが難しいところですが、それぞれの出来る範囲で意識していくことが良いと想っています。

【追記】政府から中部電力への協力要請を受けて、浜岡原発の運転停止の方針が決定され、今夏の電力不足に対し関西電力でも九州電力などと協力して、その補填に万全を期したいという会見発表がありました。いよいよ大阪・関西の僕たちの節電への取り組みが現実味を帯びてきています。先日のブログにも書きましたが四国電力でも原発依存度は大きいようで(伊方原発)、そちらの判断もどうなるのか予断を許しません。

ご当地ソング

2011-04-28 16:52:27 | 作詞・作曲

 昨日の僕のブログ記事に千里山のマック住研の清水さんからコメントで、千里山のご当地ソングを作ってヒットすれば街の活性化にも繋がるというリクエストを頂きました。ヒットはなかなか容易いことではないと想いますが、僕なりのアプローチでこれまでにも幾つか作ってきましたので、ここで改めて思い入れやエピソードなども振り返りご紹介したいと想います。
 先ず、桜散る千里山駅ホームのシーンに自分の青春も重ねながら、『Groovy Bloom』という卒業ソングを2008年に作りました。
「千里山で開催された音楽祭グルービー・ブルームを企画・運営してくれた愛すべき大学生達のうち、最後の卒業生のA君が一年越しで希望を叶え、故郷の新聞記者として今春旅立っていきました。地域活性化と人々の世代を超えた交流を掲げ、大きな達成感とそして多くの 挫折を味わいながら、仲間や住民との触れ合いの中で成長していく姿を見守ってきました。彼らに捧げたいと思いこの曲を作りました。」
 続いて、昨年秋に桜坂や噴水・踏切などを想い浮かべながら『千里山』を作りました。
「一昨年春の桜の季節に千里山をイメージして作った『Groovy Bloom』の、女性目線のAnswer Song的なものをと考えていました。千里山で出会って愛し合い、そして別れてしまった二人‥‥離れていても時折りに甦る懐かしい街の風景や記憶。いつか自主制作シングルCDにできるとすれば、カップリング曲になるのでしょうか。」
 また、最近の3月に『Moon Rise』という早春の別れ歌を作りましたが、僕のお気に入りの月が丘の小さな峠道から見える街並みをイメージしています。
 こうしてみると、僕にとっては千里山は十分に歌になる街ということになるのでしょうか。ちなみに『Groovy Bloom』は取りあえず僕が歌うとして、『千里山』を歌って貰う女の子は自主制作シングルCDを作る時には(できれば千里山で)募集したいと想います。
 そして最後のオマケになりますが、以前に第1噴水でクリスマス・コンサートが商栄会の主催で行われていた時に、MMT子供ミュージカルの子達がサンタクロースの衣装で歌ってくれた曲で、『My Favorite Town』という短いものを作りました。これはそのコンサートにも参加してくれていた吹田で活動するゴスペル・グループの、ジョイフル・ジョイフルの方達に歌って貰えると良いなと想っていたものです。メロディーは僕のオリジナル曲で音楽SNSのMySpaceで聴いて頂ける『SKY FULL OF STARS』という曲のサビの部分を使っています。
 以上です。これからも千里山の人や風景に触発されながら、一作ずつマイペースでソング・ライティングを続けていきたいと想います。

USB接続のマイク

2011-04-27 19:14:10 | 作詞・作曲

 誰にでも簡単にパソコンで音楽制作できる環境が整ってきています。
 Macでは「GarageBand」というDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトがシステムにアプリケーションとしてバンドルされていて、MIDI打ち込みやプロ・ミュージシャンのリアルな演奏からサンプリングした音源データ(loops)をコラージュする手法で自分のイメージの音楽を作ったり、先日ブログでも紹介した「Band-in-a-Box」ではコード進行とスタイルなどを書き込むと、ボタン一つで自動伴奏やメロディーまで作成してくれるものでした。気に入らなければ何度でも繰り返し試すことができるのです。「GarageBand」は基本的に無料ですし、「Band-in-a-Box」もエントリー版なら13,000円ほどで手に入ります。
 そして、それに呼応するように周辺機器の分野でも新たな展開が見え始めています。今回僕が使い始めているのはUSB接続でパソコンに直結して録音できるマイク「Avid Vocal Studio」です。既にエレキ・ギターの録音用オーディオ・インターフェイスとして「FastTrack」を買っており、よく行く梅田ナカイ楽器やヨドバシカメラ梅田店などで姉妹品のような位置付けで売られています。どちらにも有名なDAWソフト「Pro Tools」のLE版がバンドルされ、Windowsでも直ぐに楽曲制作が可能となっています(僕自身は「GarageBand」やMacのDAWソフト「Rogic」を使っていますので必要ありませんが)。
 さてそのUSB接続マイクですが、写真のように付属の三脚をセットし立てられるようになっています。その姿はどうしてもポッドキャスト用(放送)をイメージしてしまうのですが、「Band-in-a-Box」で作成したオリジナル曲の伴奏に仮歌的にボーカるには問題無い音質だと想います。ハンドマイクとして手に持つのは少し不便だとは想いますが、もちろんネジピッチの合うマイクスタンドには付けられます。
 以前には考えられなかったリーズナブルな環境ですが、そんなPC時代に感謝しつつデモテープを楽しく作っていきたいと想っています!

スミス英会話千里山校のジョンさん

2011-04-26 16:48:25 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 スミス英会話千里山校のユーサフさんから今朝早くお電話があり、今から訪ねたいがご都合はどうですかということでした。
 暫くお待ちしているとオーストラリア人のジョン(John Lammey)さんを伴われて来られました。今度千里山校で教えることになったので紹介したいとのことでした。ジョンさんは日本に来られてまだ6ヶ月ということで、ユーサフさんの日本語と僕の覚束ない英語を交えながらの楽しい一時でした。
 スミス英会話のWEBサイトに講師の紹介が出ていますが、ジョンさんは日本の文化や歴史そしてそのフレンドリーな国民性にも興味を持たれ来日されました。IT業界で7年間も働いていた経歴からも知的で繊細なイメージが窺えます。英単語混じりの僕のブロークンな投げかけに、微笑みながら受け答えをして貰っていると、その英会話教室での柔らかな雰囲気が伝わってくる感じがしました。
 先任のユーサフさんと同じように、どこかの高校でも英会話講師として教えながらの千里山校の掛け持ちとなるだろうとのことでしたが、その内に千里山にも常住する形で生活もされるようなので、ジョンさんを見られたら気軽に話しかけてあげて貰えたらと想います。
 また海外旅行や留学などの前に、ネイティブな英会話教室の方へもぜひ習いに行って下さい。「まずはマンツーマン体験授業をお試しください!」とのことでした。

『バーズアイ』に千里山MAP

2011-04-25 19:44:05 | 千里山ウォーカー

 北摂地域で20数年続いているタウン情報誌『バーズアイ』5月号に、千里山MAPが見開きで掲載され幾つかの新しいショップも含めて紹介されています。
 『バーズアイ』は創刊以来フリーペーパーがたくさん出てくる中で、社会や人生そして自然などのテーマに真面目に取り組み地域情報を提供し続けていますが、数年前に出筆関係者やCM掲載の企業・ショップなどの支援を中心に、NPOの形で再出発してからもロハス的生活環境の視点で広いネットワークを広げています。
 今回は僕も参加している千里山まちづくり協議会が、昨年末に『作法集 千里山の暮らしと住まい』Vol2(マンション・集合住宅編)を発刊し、お陰で千里山住民の方達にも好評配布中ということで、北摂地域に広く知られている『バーズアイ』に採り上げて貰おうということになりました。今回のMAPの中で数年前に既刊のVol1(戸建て住宅編)と共に載っています。他の吹田市や北摂の地域やまちづくりにも参考・活用して頂ければと想います。

※『バーズアイ』5月号はCMを掲載している千里山駅前のカフェ「CARDI'S CLUB COFFEE」にも置かれています。ラックに無ければレジの後にストックが有りましたので(25日確認)言えば貰えると想います。

【追記】mac清水さんから頂いたコメントにもありますように、今回の千里山MAPにCMを出されているお店には置かれていると想います。手に取って読み応えのある他の記事もぜひご覧下さい。

春雨と新緑

2011-04-24 23:55:41 | 千里山花物語り

 東日本大震災の重みを僕らも感じているからと想いますが、千里山の桜も満開にそれほど嬉しいということも無く散ってしまいました。やはり人の心には他の人達の幸せの光と影が大きく影響しているのだと改めて感じています。最近では被災地域の方達が逆に桜の花見を企画し、交流することで元気を出し合おうという映像も見られました。少しずつ前に向かおうとしている心の強さを想います。
 昨日、出始めた桜の新葉に春雨が冷たく降る第1噴水広場に久しぶりに入ってみました。コンビニから出た僕の目に雨に洗われた新緑が余りにも美しく映ったからです。
 この噴水の下にも100トンの防火水槽が蓄えられていると、先日まちづくり協議会で開催した「千里山桜ウォーク」で教えて貰いました。千里山の近くにも活断層が通っている場所があるとも説明されました。海岸からは遠く津波の心配はしなくても良いとはいえ、内陸の活断層は至る所に網の目のように巡っているようです。先月来危機を身近に感じているからでしょうか、住民ボランティアで植えられた花壇に、チューリップが何本か咲いて彩りを添えているのがまた愛おしい感じです。

震災とインターネット・インフラ

2011-04-23 21:41:29 | Weblog

 今回の東日本大震災では津波により街が根こそぎ浚われて、土台の他は何も残らないという映像がイメージとして染みついています。そんな風景を毎日テレビや新聞で目の当たりにしていると、改めて日常生活の基盤やインフラの有り難みを感じざるを得ません。
 こうしてブログを書いたりインターネットの情報を利用し、また地域情報サイトを管理・運営したりしていますが、家や仕事はもちろんのことパソコンも全てを無くしてしまい、被災し避難を余儀なくされた人達はどうされているのだろうかと気になっていました。
 先日、僕が加入しているドメイン取得手続きサービス「ムームー・ドメイン」や、レンタル・サーバー「ロリポップ」を運営しているIT企業「paperboy&co.」から次のようなメールが来ました。様々な個人や企業が自分達にできることで、被災者を支援し勇気づけたいと考えています。
 私たち、株式会社 paperboy&co. は‥‥インターネットインフラを支える私たちにも、やらなければならないこと、できることが何かきっとあるはず。
 ドメイン取得サービス「ムームードメイン」では、震災の支援措置といたしまして、災害救助法に適用された地域に該当する住所でユーザー登録されているお客様について、ご契約期間を「1年間」無償で延長させていただいております。詳細についてはムームードメインのお知らせをご確認ください。
 電子書籍作成販売プラットフォーム「パブー」では、パブーで販売されたチャリティーに参加している電子書籍の売り上げ全額を、義援金(義捐金)として寄付させていただくシステムを開設いたしました。現在、電子書籍を通じて被災地を支援したいという作家や読者の皆様に、多数ご参加いただいております。【メールより抜粋】
 ドメインやレンタルサーバーなどの更新手続きにもパソコンが必要ですし、そしてなにより契約金を振り込まなければなりません。「契約期間を1年間無償で延長」は西日本の一利用者としても嬉しい判断をして下さったと想いました。僕はこれからも「paperboy&co.」のWEBサービスをずっと利用させて貰います!

新機能のシャープペンシル

2011-04-22 23:53:44 | Weblog

 コンビニの雑誌コーナーを見ていたら『文房具完全ガイド』特集版が出ていたので立ち読みをしました。筆記用具のページに芯が回転して円錐状に尖る新機構のシャープペンシル「クルトガ」が載っていました。
 シャープペンシルはデザイン図面を描いていた頃はよく使っていたのですが、最近はパソコンに替わっていますし、ラフスケッチなどでもほとんどボールペンが多いです。どんな描き味になっているのかと興味を持ちましたので、梅田の紀伊国屋に立ち寄った時に想いだし、久しぶりにこのNEWシャープペンシルを買ってみました。
 しかし、帰宅して早速いろいろ書いてみましたが、どうも説明されているような円錐状の芯の尖りが感じられません。そこでポジ写真や印刷物の網点チェックなどで使っていた拡大ルーペで確認しながら、何度も多様な書き方で試してみるのですが、従来のように斜めに削れてしまっています。不良品なのかと想ったのですが新商品なのでそのようなことも考え難いと想います。
 次に梅田に出掛ける時に売り場の担当者に質してみる積もりですが、メーカーに尋ねて貰って交換か返品(1,050円もするので)のいずれかになるのでしょうか。

文房具完全ガイド (100%ムックシリーズ)
クリエーター情報なし
晋遊舎

映画『阪急電車』まだ見ていませんが

2011-04-21 22:56:28 | Weblog

 最近テレビでも宣伝されて話題の映画『阪急電車 片道15分の奇跡』ですが、当然のことながら阪急電鉄の沿線情報誌『TOKK』でも出演者のスペシャル・インタビューが載っています。
 主演の中谷美紀さんは、先週パート2が始まった江戸時代にタイムスリップするTBSドラマ『JIN-仁』にも、主人公の現代の恋人と江戸末期の花魁の重要な二役をつとめていて、今や人気と実力を兼ね備えた女優さんの一人です。
 今回は親友に婚約者を寝取られた腹いせに、その結婚式にウェディングドレス姿で嫌がらせに行くため、宝塚南口駅から阪急電車に乗り込むというかなり無理のある設定です。その役に対して「こんなことがもしあったら誰でも考えることだと想いますが、それを実行する人は先ずいないでしょう。今回の役で自分が演じることで皆さんに替わって願望を果たすことに、女優としての醍醐味とやり甲斐を感じます」というような感想を述べています。虚構としての映画や小説の一つの在り方、そして演技への姿勢を体現する言葉だと思いました。
 ロケが行われた「アンティークでとても素敵」な宝塚ホテルのことを、「美味しいイチゴのショートケーキ」に例えています。また阪急電車の「小豆色の車体がエレガントで、内装も可愛らしくレトロ、座席シートが抹茶色で車内の壁は黄粉色」なところがまるで和菓子のようだと、東京にも走らせて欲しいというほど気に入られたようです。スポンサーの阪急電車を少し持ち上げ過ぎと言うなかれ、素晴らしくセンスの良い表現で沿線住民ならずともファンになってしまいそうです。

【追記】『日経エンターテイメント』9月号によりますと興行収入は11億円で、予想外の人気となったようです。やはり普通の日本映画は関西での収益が25%であるのに対して、この『阪急電車』はその70%が地元の関西地域での上がりということです。

ギター弾き語りの最新本

2011-04-20 23:56:36 | 作詞・作曲

 阪急かっぱ横町にあるバンド・スコア・ハウスという音楽関連書店を時々覗きますが、先週『みんながつまずくギター弾き語りの難関をクリアする本(CD付き)』という長いタイトルと、親しみやすそうな表紙デザインが目に付き買いました。というのも余り進歩しない自分のギター伴奏能力にいつも限界を感じているからでしょうか‥‥。
 愚痴はさておきこの本のコンセプトを少しご紹介します。1960年代のフォークブームからニュー・ミュージックと呼ばれた時代を経てJ-POPへと、アコースティック・ギターはロックやポップスにも使われるようになり、素朴なトライアド(3音を重ねた和音)で作られる楽曲は少なく、最近の歌のコード進行は洗練され複雑化してしてきています。例えば最近のヒット曲を集めた歌本などでも、テンション・コードや裏コードそしてベース下行進行の分数コードなどは普通で、アマチュアが直ぐに弾きこなすには難しいものが多いようです。この本はそのようなアマチュアを励ますように「プロの秘密を余すところなくさらけ出し」て書かれたものということです。
 「ツー・ファイブの二階建て」コード進行(著者がこう名付けています)や、ペダル・トーンに開放弦を効かせたオープン・コードの使い方も多く紹介され、中級からのグレードアップを目指すアマチュア・ギター弾き語り愛好者にとってはぜひお薦めしたい一冊です。そしてなによりも作曲派の人にとっても参考になることが多いです!

みんながつまずくギター弾き語りの難関をクリアする本 (CD付き)
五十嵐 洋
リットーミュージック

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「万博市民展 千里から上海へ」のお知らせ

2011-04-19 23:36:38 | 千里山INFO

 先日、千里山東の画廊喫茶「ル・パルク」の三原満里さんから、「万博市民展 千里から上海へ」のお知らせメールがありました。
 吹田市立博物館で4月29日(金・祝)ゴールデン・ウィークから7月3日(日)までの長期間に、1970年開催の大阪万博関連の市民企画特別展が行われます。大阪万博に関する蒐集で有名なコミツク・シンガー嘉門達夫さんのピンバッジ・コレクションや、アメリカ館・富士グループ館のドーム構造屋根を製作した企業から展示される復元模型も興味深いです。その製作過程のプロジェクトX張りの挫折と成功のエピソードが、以前テレビ番組で取材されていたのを想い出しました。
 また関連イベントも目白押しで、講演会や講座そしてコンサート・演奏会・ワークショップと一日中何かのプログラムをやっているようです。食のイベントも蕎麦打ち実演や焼きそば、またインターナショナル・フードやお酒好きにはイタリアンワインを楽しむ会など、低予算で美味しいものが屋外広場で味わえます。
 大阪万博のテーマとなった美波春夫さんの大ヒット曲『世界の国からこんにちは』にちなんで、外国人の講師による文化紹介講座も面白そうです。メールを頂いた三原さんも「北欧からこんにちは」(5月1日・日曜)という講座のお手伝いをされているそうです。僕もお会いしたことがあるフィンランド人のゲナさんが、スカンジナビアについての話とインネバンディという北欧で盛んな室内ホッケーの実技も合わせて講義します。

※ 詳しいチラシの内容はWEB(PDFファイル)でご覧になれます。

「ジョルジョ・モランディ展」中止へ

2011-04-18 23:55:19 | Weblog

 愛知県豊田市が4月9日から5月29日を会期として開催を予定していた、「ジョルジョ・モランディ展」が中止となったと今朝のNHKニュースが伝えていました。福島原発事故を懸念した海外での風評被害が、外国人観光客の五割減にまで及んでいることを中心に、遠く離れた(と日本人は想っている)愛知県に作品群を送り出すのも、放射能汚染の怖れありと警戒する欧米の意識を現していると想われます。作品毀損のための保険が掛からないという背景があるようです。
 2年前の今頃に作った『Rainy』という僕のオリジナル曲にも、2番の歌詞に「雨降る日に開く画集は Giorgio Morandiの薔薇の絵が好き くすんだ色の光と影が わたしの心に触れていくの‥‥」という詞がありますが、豊田市は吹田市からそんなに遠くでもないので鑑賞に訪れるのを楽しみにしていました。
 また夕刊ニュースでは、関西の魅力をアピールしてきたことで倍増していた、豪華客船クルーズの大阪寄港予約もキャンセルが相次ぐ事態となっているようです。大阪港振興協会では震災現場からは800キロも離れており放射能の影響は無いと、正確な情報発信を地道に続け理解を求めていくしかないと答えていました。
 確かにどこか別の国で同じような事故が起こった場合にも、事態が落ち着きを見せ安定するまでは出来るだけその国や地域に旅行するのは控えるようにという政府のお達しが出ると想われます。それでも出掛けるという者には“自己責任”という言葉で心理的プレッシャーが掛けられることもあり得ます。
 そういう状況で未だ50%の旅行者は日本に来てくれている、ということを有り難いと想う方が良いのかも知れません。その外国人を大切に持てなし安全に満足して帰って貰うことが、その風評被害を挽回していく早道なのではないでしょうか。

春のチャペルコンサート

2011-04-17 19:18:49 | 作詞・作曲

 千里山キリスト教会の木造の礼拝堂で午後2時から「春のチャペルコンサート」が開催され、信者さん始め多くの一般住民で満席の中、バーバーズショップ・スタイルのコーラス(クァイヤ&カルテット)を楽しみました。
 出演は結成30年になる男性コーラス隊「コール・セコインデ」と、2組の夫婦で2002年より活動する男女混声カルテットの「カレイドスコープ」です。1部「祈り」・2部「喜びと感謝」でプログラムが構成され、1部は賛美歌を中心に美しいハーモニーの流れを心地よく聴かせ、2部は季節がら日本古謡『さくらさくら』やミュージカルの『ライオンキング』、そしてゴスペル・メドレーなど心躍るリズミックでメロディアスな親しみのあるナンバーが歌われ、アンコールを合わせて23曲ものアカペラを堪能しました。
 カルテット「カレイドスコープ」の広瀬康夫さんが、男性コーラス隊「コール・セコインデ」を2002年より指揮しているという関係もあり、今回のチャペルコンサートで初めて一緒に数曲歌う機会となったようです。男性コーラスにも女性2人の優しい歌声が混じることで、また春の日射しのように柔らかな雰囲気が醸し出されたように感じました。
 聴衆も大満足のあっという間の2時間だったのですが、コンサート終了後も礼拝堂を出たシオンの丘で送られる歌声に、何時までも去りがたく心通う午後のひと時となりました。

作詞術だけでない創作本

2011-04-16 19:17:25 | 作詞・作曲

 僕はもう何十年もソングライティングを趣味としているのですが、曲づくりそして作詞に関しては特に苦労しています。もちろんゼロから何かを創作する分けですから簡単でないのは当然ですが、とにかくいつも悩んでいるので“作詞術”というようなネーミングには「何かヒントになることが‥‥」とつい惹かれて買ってしまうのです。
 後から知ったのですがこの『作詞術101の秘密』は初版が1999年で、12年間が過ぎた現在でも版を重ねている珍しい本のようです。それは101項目に書かれた内容をランダムに読み始めてみると直ぐに納得できました。
 普通の作詞本(僕は何冊も読んでいます)では、例えばその時代のヒット曲などを例に引きながら、作詞に大切な心掛けやテクニックまで述べていくものが多いのですが、『作詞術101の秘密』はどちらかと言えば作詞環境というか、精神や感性の持っていき方のようなものを中心に書かれています。
 テーマを見つけるためには日常でも物事を感じ・考え続けることが大事ということや、“次の一行を導き出すために”とにかく書き続けることなど、著者の経験から出てきた101項目が書かれています。それは例えばデザインとか何かを創り出す全てのことに通じる心の持ち方ではないかと想いました。
 この本は“作詞術”に限らず多くの場面で参考にでき、結果的に時代の流行を超えてロングセラーとなっているようです。

読めば解かる! 作詞術101の秘密+(プラス)
相良 光紀
ドレミ楽譜出版社

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