ブラジルで行われている
コンフェデ杯で、日本はブラジル戦に続きイタリアにも3-4で惜敗し一次リーグ敗退が決まりました。
大きな力の差を感じたブラジル戦からは見違えたようなイタリア戦の内容に、多くのファンやマスコミは来年の本番に向けて再び夢を取り戻したように想われます。
イタリア戦後の選手たちのインタビューでは、「自分たちのサッカーを思いきりやろう」といった心の構えと、ある意味で開き直りが善戦の大きな要因だったようです。
今やヨーロッパには多くの日本人選手が進出し、なかんずく中心選手としての活躍を見せていますし、イタリアなどヨーロッパの強国の代表選手たちとも、所属リーグや欧州選手権を通じて渡り合っていることも自信に繋がっていると想われます。
一方、ブラジルと言えばヨーロッパに対する南米サッカーの王者として、日本選手たちにとっては格別の憧れを抱いてきた国であり、サッカー・スタイルとしても組織というよりも個人技に長けているイメージが強いと想います。その部分でまだ日本人選手の中で「敵わないのでは」という気持ちが少し残っているのかも知れません。
日曜日に対するメキシコは南米的なイメージがありますし、ロンドン五輪では準決勝で惜敗して(メキシコ優勝)いるということで、イタリア戦で取り戻してきつつある自信をプレーに発揮しリベンジしてくれることを期待します。
※ オフェンスの選手は身体のハンディキャップを克服し、素早さやテクニックで通用することが証明されてきましたが、ディフェンダーについてはまだ国内リーグの経験しか積めない選手が多く、アジア予選レベルでは大丈夫であっても、世界一流国のフォワードやミッドフィルダーの攻撃を制する力はまだ無いと感じられます。この一年でどれだけディフェンス力の積み上げができるかがポイントということでしょうか。
【追記】やっぱりメキシコ戦(1-2で敗戦)も同じようにディフェンスが弱かったです。攻撃も詰めのところでは一杯一杯で余裕がないように見えます。苦労して点を取りながら簡単に取り返される感じで、攻撃の時の厳しさと点を取られた時の脆さが対比的にクローズアップされました。分かっていてもなかなか進歩し難いものなんだろうなと想いました。