千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

『アバター』を見ました

2010-04-30 00:01:25 | Weblog

 ゴールデン・ウィーク目前の昨夜8時半より、梅田ナビオのTOHOシネマズでようやく3D映画『アバター』字幕版を見ました。
 現在DVDやブルーレイで既に販売されていますが、もちろん3Dシアター・テレビや3D対応プレイヤーが必要ですし、やはり初めての3D映画体験は迫力や空間の広がり感も含めて、きちんと映画館のスクリーンで鑑賞したいと思っていました。
 シアターNo.8の入り口(写真)で係の女性から、玩具のような安っぽい3Dグラスを受け取ります。上映時間も夜遅くだし余り混雑していないと想っていたのですが、指定の座席は結構埋まっていました。3D映画といえば今は『アリス・イン・ワンダーランド』の方が旬ですが、まだまだ『アバター』も見ていない人は案外多いのではないでしょうか。
 3D映像については前もって聞いていた情報通り、立体効果は奥行き感の方が主になっていて、手前に迫ってくる迫力は抑え気味になっていると感じました。クラゲのように浮かんでいる精霊達が、ふわふわ手に触れそうな程に近づいた場面はありましたが、例えば槍や矢がこちらに向かって飛んできて思わず仰け反るようなことは(少し期待していたのですが)無かったです。
 3Dシアター・テレビのデモンストレーションでは、ゴルファーの石川遼の打ったバンカーショットが、ボールとともに砂を巻き上げこちらに迫ってくるというパフォーマンスがありました。映画の演出としては当然考えられることだと想われますが、おそらく『アバター』は世界初の3D映画ということで、そういった効果の身体的な悪影響への懸念と配慮があったのではないかと想います。今後の作品ではホラー映画と限らずきっと多用されることでしょう。
 『アバター』の手描きやデジタルの背景づくりには、日本人のアーティストが関わっていることがテレビ特集で紹介されていました。このように日本の技術と芸術が、壮大な物語のリアリティーを支えているのを誇らしく思います。

※ アバターのヒロインが雰囲気もスタイルの良さも含めて、モデルで歴史好き女優の杏さんに見えるのは僕だけでしょうか。

「丸福珈琲」梅田HEPナビオ店

2010-04-29 00:33:49 | Weblog

 先日の老舗喫茶店「北のアメリカン」閉店の記事に、平蔵さんから頂いたコメントに日本橋の「丸福珈琲」のことが推薦されていましたが、各駅で配布されている阪急阪神カードの春の広報誌『スタシア・トック』を見ていると、「丸福珈琲」梅田HEPナビオ店の情報が載っていました。
 梅田にあるということでお昼の食事の後で行ってみました。レジ横に置かれたパンフレットによりますと、大阪・千日前において昭和9年に創業している浪速の老舗珈琲店と謳われています。「昔から多くの文化人や芸人の方々に愛され、田辺聖子氏の小説の舞台として描かれたこともあります。」
 写真にあるように白磁に金巻きの大倉陶園のカップに角砂糖2つというのが、長く愛され続けている丸福の珈琲のスタイルです。このカップは取っ手に人差し指を入れるのではなく、摘むようにして持つタイプで指に力が要るので、僕は苦手にしています。一口飲むと直ぐにカップを下に置かなければいけないので、カップを持って暫く考え事をするような格好付けには向きません。
 肝心の珈琲の味の方は、独自の焙煎技術と抽出方法にこだわり続けているという強烈な濃さが印象的で、ゆっくり時間を掛けて珈琲そのものを楽しむ雰囲気です。またホットケーキなど懐かしいスイーツで、珈琲をマイルドに中和しながら飲むのも良いと想われます。

※ 長谷川慶太郎著『メガ・グループの崩壊』は世界経済や政治状況の的確な情報のもと、これからの日本企業と経済の進むべき方向を示しています。デフレ競争下における企業の効率化と技術革新を促し、厳しい構造改革を求める論旨にはより一層の迫力を感じます。しかし、世界デフレに対してマクロ金融政策だけではたいした効果は無いという部分には、先ずはデフレ脱却が第一とするリフレ派の僕にはやはり違和感が残りました。

メガ・グループの崩壊
長谷川慶太郎
フォレスト出版
このアイテムの詳細を見る

レッグファッション

2010-04-28 00:01:11 | Weblog

 日曜日朝のNHK「ビジネス新伝説 ルソンの壺」は、寝坊しなかった時には良く見ていますが、関西のユニークで元気の良い会社を採り上げ、社長を招きナビゲーターのリサーチ&リポートを交えて、いつも興味深く番組が作られています。
 今週は「チュチュアンナ」という女性のレッグファッション専門メーカー&直販ショップでした。登場した中高年の上田利昭社長のイメージと、可愛くフェミニンな商品とのギャップを先ず司会者に話題にされていましたが、その外見はともかく道頓堀の戎橋の上で若い企画部員と一緒に、定点観測を40年も続けてきたその眼光には鋭いものがありました。机上の理論や感性に頼るのではなく、街や店からの生の情報を起点に開発をすること、そして一人で考えるのは限界があるとしてボトムアップを促す経営で成功しています。
 社長のアイデアで今春の一押し新商品として、シースルーの地にロマンチックな模様をあしらったレギンス(写真)が紹介されていましたが、これは今の若い女性のファッションにとても合っていて、人気アイテムになりそうに感じました。
 またユニークな発想でヒット商品をデザインする2年目の新人女性も紹介されていました。確実に売れるいわゆる主役商品だけでは売り場の楽しさが演出されないので、脇役(売れないかも知れないが面白い)商品も積極的に多く開発し、長年の経験から編み出した独自の戦略「主役商品3:脇役商品7」の法則を掲げ、トータルで厳しい業界で急成長していることが納得できました。
 ナビゲーターは大阪で浪曲師として転身を遂げ活躍している春野恵子さんで、知的で爽やかな中にセクシーな可愛さも感じさせるキャラクターが、今回のレッグファッション・メーカーのナビゲーターとしても似合っていました。
 実は僕にも以前から思い付きのソックス・デザインのアイデアがあります。こんな会社なら売り込めば興味を持って貰えるかも知れません。

抹茶クリーム塩あんぱん

2010-04-27 00:01:17 | 千里山INFO

 先日、千里山第1噴水前のセブンイレブンの新発売「ホイップ・クリームつぶあんぱん」のお薦め記事を書きましたが、その後売れ行きが今一つだったのか、残念ながら最近入荷されていないようです。
 それに変わるものとして、千里山駅阪急ビル1Fに入っているコンビニ「asunas」で、「抹茶クリーム塩あんぱん」を見つけたので換わりに買ってみました。Pascoの製造で「味わい茶ろん」シリーズが、4月1日から5月末日までの季節限定で開発されているようで、その一つがこの「抹茶クリーム塩あんぱん」です。昨今の和食の影響もあるのでしょうか、抹茶は国の内外を問わず一大ブームになっているようです。
 前にも書きましたが、身近なあんぱんと牛乳の取り合わせと同様に、ホイップ・クリームと粒あんとは相性抜群の和洋折衷ものだと思います。それにセブンイレブンのは今川焼き風とか、Pascoでは抹茶味とかアレンジしているだけのものです。セブンイレブンの「ホイップ・クリームつぶあんぱん」はむしろ、現在の姿形のままでも構わないので、和のテイストを付けた洋風スイーツ・パンとして売り出した方が良かったのではないかと想います。
 さて、「抹茶クリーム塩あんぱん」の個人的な感想ですが、抹茶の香りがかなりしっかりと感じられて、僕の期待していたクリーム感は却ってあまり無く、想像していたものとは違って好き嫌いが別れると想います。

【追記】セブンイレブンでは最近「抹茶と小倉のホイップケーキ」が新発売されました。小倉あんは少なくホイップクリームが多いので、ややケーキ風のさっぱりした甘味で美味しいです。

春のチャペル・コンサート

2010-04-26 00:01:49 | 作詞・作曲

 今日の千里山は贅沢な一日というか、非常に勿体ない一日となりました。というのは、千里寺の本堂では千里山商栄会が関わる落語会「千里山寄席」が、桂雀々・紅雀など千里山に縁のある噺家出演で行われ、また千里山キリスト教会の礼拝堂では「第4回春のチャペル・コンサート」が、ヴァイオリニスト辻井淳を迎えて開催されました。しかも午後2時開演で4時までというのもピッタリ重なってしまいました。
 僕は昨日まで悩みましたが、礼拝堂の空間でヴァイオリンがどのように心地良く響くのかを体験したかったのと、2年ほど以前に千里会館で商栄会会員だけのイベントとして、桂雀々・紅雀の2人落語会を聞いていたことがあったので、結局「第4回春のチャペル・コンサート」(無料)の方に足を運びました。僕のデザイン事務所であるスカイフルスターズ(満天の星)も商栄会に加盟しているので、落語会のチケット(1500円)は1枚配布されていたのですが、まちづくり協議会で親しくして貰っているNさんにあげました。来年はぜひ両方を住民が楽しめるように、主催者には調整と配慮をお願いします。
 さてヴァイオリン・コンサートの方ですが、こちらも礼拝堂が満杯になる盛況でした。想った通りに木質で構成された大空間に、ヴァイオリンは繊細な音を12曲ほど響かせました。特にパガニーニ作曲の『魔女達の踊り』は変奏曲で、次々とテクニカルな楽曲が変化して行き、素人目(耳?)にも難曲と想われましたが素晴らしい演奏でした。また、ピアノの西沢千雅さんは千里山キリスト教会の教会員で、活躍されているプロフィール通りに息のあった伴奏をされました。
 コンサートが終わり、楽器を習っているのでしょうか最前列の可愛い子供達からの質問を受けた後、最後に男性から礼拝堂でのヴァイオリンの響きはどうですかという問いに、「下がカーペットなのでどうかと想ったのですが、音は上の方に上がっていくものですし、また程よく枯れた木の梁が方舟の底のように狭まっていく形で、全体としては上手く響き合ってくれたのでは‥‥。でも弾いている私よりも、皆さんの方が良くお分かりになるのでは?」との応えでした。

愛しくて 切なくて

2010-04-25 00:01:14 | 作詞・作曲


愛しくて 切なくて

君の顔 想い出して
描いてみる そんな日は
温もりを 求めてる
心の 証しだから

愛しくて 切なくて
眠れない そんな夜は
哀しげな 眼差しの
面影 抱きしめて

君の微笑みは 誰に見せるもの
誰の腕の中 何を凝視めてるの

甘い香りが 僕を誘うよ
君の迷路に 佇むまま


《 間奏 : Strings 》

あなたの声 聴きたくて
受話器を取る そんな日は
慰めの 言葉だけ
欲しくて 目を閉じれば

愛しくて 切なくて
息が止まる そんな夜は
徒に 過ぎていく
季節に 包まれて

小さな幸せは 壊れやすいから
そっと大切に 今も凝視めてるの

遠い囁き わたしを呼ぶの
震える瞼に 接吻けて


君の微笑みは 誰に見せるもの
(小さな幸せは 壊れやすいから)
誰の腕の中 何を凝視めてるの
(そっと大切に 今も凝視めてるの)

闇の帳が二人を隔てるよ(の)
心模様は綴れ織り

闇の帳が二人を繋げるよ(の)
心模様は綴れ織り


作詞・作曲 : コバタイサオ
Copyright (C) 2010.Skyfull Stars. All Rights Reserved.

※ 男女のDuetで、1番と2番は交互に歌い、最後のサビ繰り返しは2人で掛け合いで歌います。
※ 女性の魅力的な写真は「GANREF」のサイトから拝借しています。

3Dテレビ・デモンストレーション

2010-04-24 00:01:24 | Weblog

 今日立ち寄った梅田ヨドバシカメラ3Fの映像・音響売り場で、3Dテレビ(パナソニック VIERA)のデモンストレーションが行われていて、平日ということで行列も余り長くなかったので、液晶画面の前に何台も設置された3Dグラスに並んでみました。
 例えば双眼鏡を覗くと近景・中景・遠景というように、段階的な感覚でその遠近感が強調されて見えますが、3Dテレビの見え方も実際の目で見える感じ以上にそのような傾向があるようです。いかにも3Dという微かな違和感や不自然さが気になりますが、やはりそれを大きく上回る迫力とワクワク感が損なわれるというわけではありません。
 流れている映像はテレビでよく紹介されている石川遼のバンカーショットや、鉄腕アトムのハリウッド版アニメーション『アストロボーイ』などでした。石川遼が打ち上げたゴルフボールや砂がこちらに迫り飛んできます。また未来の街空間を自由に飛び回るアトムも新鮮で楽しい映像体験でした。この映画(DVD)も少なくとも日本では大ヒット間違いないでしょう。
 それよりも、あの話題になったジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』を僕はまだ見ていないので、上映が終了しない内に見ておかなければと焦っています。酷く込んでいると周囲から聞かされたり、いつでも行けると思っていると見過ごしてしまいそうです。TOHOシネマズ梅田で夜間に未だやっているようなので、映画技術の歴史を変えたと言われる作品を、やはり一度は迫力が違う映画館で見ておきたいものです。

老舗喫茶店の閉店

2010-04-23 00:01:15 | Weblog

 僕のサード・プレイス(自宅・オフィス以外のもう一つの創造的な場所)ということで何回か紹介させて頂いた、梅田の阪急三番街にある老舗の喫茶店「北のアメリカン」がとうとう無くなってしまいました。最近はよく立ち寄る機会がありましたが、3月末の日曜日をもって“僕に黙って”突然の閉店でした。
 近年はホワイティー梅田店を閉め、阪急三番街店に絞っての経営となっていましたが、この不況下と新しい感覚のイタリアン・カフェの台頭で、純喫茶スタイルではなかなか新しい顧客が出来にくかったのかも知れません。またこの喫茶店では全席が喫煙OKということで、最近の禁煙・分煙の流れに対応していくことも難しかったのではないかと想われます。阪急三番街の放送で分煙コーナーの案内を聞きましたが、最近の社会の流れで各店内では全て禁煙のルールが出来たのかも知れません。
 ここのコーヒーは普通のブレンドはかなりヘビーであり、軽めを所望する客にはマイルドという選択肢がありましたが、それでもアメリカンとは程遠いこだわりの味でした。僕は一度マイルドを注文してみましたが、直ぐにブレンドに戻してずっとそれで通しました。
 雰囲気が落ち着いていて食後や打ち合わせ以外でも、気分転換でわざわざ梅田まで出掛けて、この片隅でデザインのコンセプトやアイデアを考えたりしました。趣味の歌作りのメロディーや歌詞を考えるのにも、良くこの店の丸い木テーブルを利用しました。電車賃や少し高めのコーヒー代を費やしても、良い考えや方向性へのヒントが思い浮かべば安いものです。そんなサード・プレイスの一つが無くなりとても残念です。

上海万博のPRソング盗作疑惑

2010-04-22 00:01:50 | Weblog

 上海万博のPRソングのメロディーが、岡本真夜さんの『そのままの君でいて』と酷似している盗作疑惑の問題は、事実上の盗作を認める万博実行委員会からの申請を受け、所属事務所側が使用権を了承したということで落ち着きそうです。
 スポ・ニチ紙の記事によりますと、岡本真夜さんの一連の対応は、中国のネットなどで「素晴らしい」「心が広い」と高評を得ているのに対して、中国側の作曲家には「国家の恥」「死刑に値する」と強い批判が寄せられているようです。結果として『そのままの君でいて』の注目度が急上昇し、着うたフルやiTunesStoreなどの楽曲ダウンロードやCD・ベストアルバムの販売が大きく伸び、上海万博が世界が注目しているビッグイベントでもあり、国際的なメガヒットも狙えそうな勢いと言われています。
 さすがに上海万博のPRソングともなると無視して済ますことは出来なかったようですが、デザインや著作権などの価値を正当に認めるまともな国になる良い分岐点に、この問題が象徴となることを願うのは僕だけではないでしょう。
 僕もオリジナル曲を作っていますと、魅力のあるメロディーが降りてきても、どこかで聴いたような感覚になる時があります。音階や音の長さは限られた組み合わせなので、どうしても似たものが出来てしまうのは仕方ないかも知れません。個人的楽しみの範囲内では少し似ていても問題は無いと想いますが、CDや楽譜として販売したりライブなどで演奏するのは違反となります。その目安としては4小節が似ていると問題が発生するようです(今回は8小節)。もちろん検証しても完璧ということは難しいので、最低限には故意では無かったと言えますが、やはりプロとしては許される話ではありません。

【追記】その後、疑惑の作曲者が盗作を否定し、岡本真夜の事務所側と「別の曲だという合意も取り付けた」と発表したが、岡本側は事実無根で相手からの接触なども一切無いとしています。また同作曲者の作品には、他にも韓国やメキシコの曲に酷似したものがあるということも分かってきています。既成の曲に触発されて作曲するのは、広い意味では全ての楽曲に言えることだと想いますが、ここまで似たメロディーを気軽にこれまで発表出来てきた環境が、やはりこのような作曲者を国家イベントを象徴する形で生んでしまったと言えるのでしょう。

自然エネルギー機器

2010-04-21 00:01:05 | Weblog

 新幹線などの優れたインフラや省エネ・環境技術など、日本の基幹産業に対する官民一体となった支援システムが遅まきながら始まったようですが、中小企業が独自に培ってきた技術を活かして、新しいものづくりに励んでいる様子が、先日NHKニュース番組『おはよう日本』で紹介されました。
 僕も趣味の天文サークル活動で知っていた三鷹光器が、太陽熱エネルギーを取り出す機器を新開発していました。望遠鏡の製造を通して蓄積した天体の自動追尾技術を活かし、向日葵のように太陽を追い続ける太陽集光装置(ヘリオスタット : 反射鏡を利用して太陽光を集める装置です・世界特許取得済み)です。三鷹光器ではこれの他にも同技術を他分野にも活かしていきたいと考えています。
 またグローバルエナジーという風力発電装置の会社が、先が細くなっている通常の風力発電の羽と違い、先へ行くほど広くなる羽が風エネルギー変換効率が高まるという、エポックメーキングな新製品を産み出したということでした。その他多様なスタイルの風力発電装置も紹介されました。
 以前も農業用水のような小さな流れの中でも、水力発電できる装置の開発が他局で放送されていたのを見たのを想い出しました。
 先日、新幹線の時速320キロが出る新世代車両の開発ストーリーが放送されていましたが、日本の技術はただ速さを求めるだけではなく、安全走行システムや音・振動の静かさも両立させるところが優れていました。そして、そのような大企業だけではなく中小企業の頑張りが、日本の至るところで行われているのが実感されました。

休肝日に‥‥

2010-04-20 00:01:39 | Weblog

 阪急電車に乗ると「休肝日を、ぜひ。休肝日に、ぜひぜひ。」という巧みなキャッチコピーと共に、キリンビールの新製品「休む日のAlc.0.00%」の広告が張られていました。肝臓に効く成分の回復系アミノ酸オルニチンが400mg(しじみに多く含まれる成分で、しじみ900個分に相当。この商品のオルニチンは、協和発酵バイオ株式会社の発酵法で生産)含まれているという触れ込みです。
 確かに最近は休肝日といって、週の内一日はアルコールを飲まない日を設けた方が良いと言われています。肝臓は「もの言わぬ臓器」とも言われ、主に解毒や合成というまるで工場のような働きをしている大事な器官ですが、かなり無理が利くように造られている反面、何か症状が出てくる時には相当に進んでいる場合が多いようです。毎日働きずめの肝臓を休ませるのはとても健康には良いことです。
 ビールの消費が落ち込み、その分新ノンアルコール・ビールテイスト飲料が飲まれているようですが、休肝日ともなればビールは飲んで貰えなくなる分けで、それを逆手に取ったキリンビールの新製品は面白い発想だと思います。
 ただ、休肝日と言うならばアルコールだけではなく、食べ過ぎや食品添加物などの摂取も含め、全体的な過労から肝臓を開放してやることも、本来の意味から言えば必要ではないでしょうか。「休腎」も合わせて、週1日のプチ断食をするのも良いかも知れません。

母を想う日

2010-04-19 00:01:13 | Weblog

 昨日のブログでは自転車乗りの練習を見て父のことを振り返ったのですが、今日は4年前に亡くなった母を想う一日となりました。
 母が亡くなった想い出にと千里山の親しい方達に頂いた黄色のシンビジウムが、岸和田に住む姉に2年前に株分けの世話をして貰っていて、それが今年も無事に花を着けたので、春らしい気持ち良いベランダで母のことを想い出していました。すると夕方に姉から久しぶりに電話がありました。
「今日、田舎の兄さんから筍が送られてきて、さっきお礼の電話を入れたら、今年の秋はお母さんの法事をすると言っていた。」
「もうそんなに経ったの‥‥早いね。」と母のことを姉と少し話しました。
 そしてその夜のことですが、就寝中になぜか目にゴミが入ったようで途中で目が覚め、目薬を差したり洗面器に水を張り目をパチパチさせたりしましたが、なかなかゴミが取れませんでした。
 明日は日曜日だし病院に行けるかどうかと、眠れないままに思案を巡らせていると、昔こんな時には母が自分の舌を幼い僕の目の中に差し入れて、痛いゴミを舐め取ってくれたのを想い出しました。その時の母の舌の温もりとヌメっとした不思議な感触、抱きかかえられた豊満な母の胸の匂いや、緊張した幼い僕の両手の強ばりが懐かしく蘇って来ました。
 その後はうつらうつらと、まんじりともしないままに夜が明けました。すると違和感はまだ残るものの、涙で流れてしまったのか、或いは溶けてしまったものか、嬉しいことにほとんど気にならなくなっていました。

※ 2010年の母の日は、5月の第2日曜日ですので、5月9日になります。

自転車の練習をする父子

2010-04-18 00:01:58 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 先日、夕暮れ前のポンプ場公園で自転車の練習をしている父子を見ました。
 聞くともなく聴いていると「離さんといてな‥」と子供がつぶやいていました。僕は何十年か前の子供の気持ちをありありと想い出しました。その後から追いかけるお父さんは、約束を上手に破らなければなりません。
 僕の父も同じように僕を欺して手を離し、僕は何度か道端の生け垣に突進し転ぶことになりましたが、やはり転んで初めて自転車に乗れるようになったし、またその痛みを感じた分だけ乗れた喜びも大きかったと思います。フラフラとハンドルは覚束ないながらも、倒れずにいることの不思議さを父のお陰で僕も味わいました。
 全てのことに言えることだと想われますが、何かが出来るようになるには何度も何度もトライし身体で覚えることが大切で、そうして身に付けたものは一生忘れることはありません。頭の中で幾らバランスをとる理屈を学んでも、実践しなければ本当に生きることの痛みも、掴み取った嬉しさも感じられないものです。
 また、苦痛でしかない練習であっても繰り返していると、突然に乗れるようになる瞬間が訪れますが、もしその直前に諦めていたらその達成感は得られないことを想うと、とにかく成長曲線が伸び悩んでいても続けることの価値を考えずにはいられません。
 そんなことを自転車乗りの練習をしている親子を見掛けると僕はいつも想います。

※ 千里山団地の取り壊し工事のために、ポンプ場公園に入る道が塞がれてしまったので、本来の金網扉が開かれるようになりました。自動車の通る道路に直接出てくるので、安全に気を付けるように子供達には言った方が良いでしょう。

新宿家電戦争

2010-04-17 00:01:06 | Weblog

 今朝のテレビ・ニュースで新宿家電戦争のことが放送されていました。ヤマダ電機・新宿店がヨドバシカメラの牙城となっていた新宿に殴り込みをかけたという図式です。
 解説では家電量販店を4タイプ、ヨドバシカメラやビッグカメラなどのカメラ量販店からのもの、ヤマダ電機のような大規模郊外型からのもの、ソフマップやヤマギワのような専門店からのもの、そしてエディオンのような地域密着型のものに分類し、地方(群馬県)発祥のヤマダ電機が都市型のヨドバシカメラやビッグカメラへ挑戦してきている構図を指摘していました。
 因みにビッグカメラは池袋をメインエリアとしていたが、今回と同じようにヤマダ電機の進出でいち早く家電戦争が起こった街です。ヤマダ電機は戦略として従来からある地域密着ポイントカード(エクボカード)と連携することで、ビッグカメラの牙城に挑み成果を上げているということでした。新宿でも同じような手法を採るのでしょうか。
 売り上げ比較では近々にもヤマダ電機が、ヨドバシカメラやビッグカメラの3倍にまで届こうという違いが出ており、量販店の本分である価格戦略で優位に立っていくのは明白です。迎え撃つ従来店も手を拱いている分けではなく、結果としてエリア全体の売り上げ活性化が見られている事実もあります。
 翻って家電戦争の新たなエリアが話題を呼ぶに連れて、かつての家電の街秋葉原の更なる変容が予測されています。また我が大阪では難波ビッグカメラをヤマダ電機が既に凌駕し、僕もよく利用している梅田ヨドバシカメラは今後どうなのでしょうか。防衛策として阪急・阪神電車のスタシア・カードなどと連携する手もありそうですが‥‥。

講演会『知ろうよ!吹田』

2010-04-16 00:01:57 | 千里山INFO

 千里山まちづくり協議会のメーリングリストを通じて、興味深い情報が回ってきましたのでご紹介します。
 4月27日(火・19:00~21:00)に吹田メイシアターで、吹田市制施行70周年事業として、吹田市と青年会議所が共催で『知ろうよ!吹田』と題し、川崎和男さんの基調講演とパネルディスカッションが開催されます。川崎和男氏は世界的に有名なデザイナーであり、『Newsweek 日本版』(2004、2009)の「世界が尊敬する日本人100 人」に選ばれています。
 僕がデザイン専門学校で学んでいた時にクラスの仲間と一緒に、当時故郷である福井市に開かれていた川崎和男さんの事務所を訪ねたことがありました。代名詞ともなっていた機能的でモダンな車椅子や、一枚の板のようにフラットなスピーカーなどが並んだ狭い部屋で、親しくお話しをさせて頂いたのを懐かしく想い出します。武生のナイフ・シリーズや越前和紙のデザインなど、地方に根ざした商品開発でも当時有名になりかけていました。福井県は禅宗総本山の永平寺があり、道元禅師の『正法眼蔵』が愛読書だと言われたのがとてもユニークで印象的に想いました。
 その後のご活躍は周知の通りで、人工心臓という一見デザインには無関係と想われるテーマにも、新たな発想とアプローチを持ち込み専門研究者も認める構造を生み出されました。とにかく発想が規格外の素晴らしいセンスを持たれたクリエイターです。
 貴重な講演会ですのでお誘い合わせてご参加されればいかがでしょうか。席数400名ですので吹田青年会議所のWEBサイトからの事前登録が必要です。

告知チラシ (拡大)