テレビ朝日のお昼の帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』を録画で見ています。「シャンソンの女王」コーチャンこと宝塚歌劇出身の歌手越路吹雪の一生を、マネージャーでありシャンソンの日本語訳から、後に作詞家として名を馳せた岩谷時子との交流を中心に描くものです。
東京で生まれ新潟(越路)に移り育った子供時代から、最近は日中戦争から太平洋戦争に向かう時代を背景に、宝塚歌劇団の制作や広報などで活躍した人々が実名で数多く登場します。
同期で仲が良かった乙羽信子や月丘夢路といった、後に映画界に転身しスターになっていく人たちとの友情も楽しいエピソード満載で描かれます。
阪急沿線の広報誌『TOKK』2月1日号で、宝塚歌劇団100周年を記念して連載されている記事に、ちょうど淡島千景の紹介が載っていました。ドラマを見ていると「宝塚の三羽鴉」と言われた後輩の中の一人が淡島千景で、僕もこれらの女優さんは映画やテレビ・ドラマでよく見て知っています。
青年期の配役は瀧本美織が自由で天真爛漫な越路吹雪を、そして物静かな文学少女の岩谷時子を個性派女優の木南晴夏がとても魅力的に演じています。
毎回の放送時間は短いのですが、話の展開がテンポ良く進んで行くので、意外性や新鮮さがあって楽しめます。
・若き日の二人
※ 他のドラマもYouTubeにアップされています。『ごめんねコーちゃん』『女の一代記 越路吹雪』