美空ひばりさん出演のCM「金鳥の夏、日本の夏」というフレーズも懐かしくなってしまいましたが、僕は今でもこの緑の渦巻き状の蚊取り線香を愛用しています。
ただ最近では部屋の気密も良くなり、網戸サッシが窓や玄関扉などに入っているので、余り蚊が部屋に侵入することも少なくなりました。千里山の周囲には湿った竹薮も少しは残っていますが、幼虫のボーフラの棲み処となるような水溜まりも近くには見かけません。
ほんの偶にスキを付いて紛れ込み、夕方や夜中などに開けた足元や耳先で困らせるということがあり、そんな時には部屋を閉め切り蚊取り線香を点けたまま、1時間程外に出て本を読んだり冷たい飲み物などを買いに行ったりします。電熱マット式のものや最新式の化学的なものより、写真のような昔ながらの蚊取り線香が何となく健康にも良さそうで、しかも渦巻き全部を使わずに細切れに折って何回にも分けて使います。
一箱で何年も買わずに済ませる本当にメーカー泣かせの消費者ですが、困った時には有り難くまたその香りに季節を感じさせて頂いております。