千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

蚊取り線香

2009-07-31 00:01:25 | Weblog

 美空ひばりさん出演のCM「金鳥の夏、日本の夏」というフレーズも懐かしくなってしまいましたが、僕は今でもこの緑の渦巻き状の蚊取り線香を愛用しています。
 ただ最近では部屋の気密も良くなり、網戸サッシが窓や玄関扉などに入っているので、余り蚊が部屋に侵入することも少なくなりました。千里山の周囲には湿った竹薮も少しは残っていますが、幼虫のボーフラの棲み処となるような水溜まりも近くには見かけません。
 ほんの偶にスキを付いて紛れ込み、夕方や夜中などに開けた足元や耳先で困らせるということがあり、そんな時には部屋を閉め切り蚊取り線香を点けたまま、1時間程外に出て本を読んだり冷たい飲み物などを買いに行ったりします。電熱マット式のものや最新式の化学的なものより、写真のような昔ながらの蚊取り線香が何となく健康にも良さそうで、しかも渦巻き全部を使わずに細切れに折って何回にも分けて使います。
 一箱で何年も買わずに済ませる本当にメーカー泣かせの消費者ですが、困った時には有り難くまたその香りに季節を感じさせて頂いております。

レストア

2009-07-30 00:01:25 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 先月オートバイ(ヤマハSR-400)を地元千里山のブーメランに買い取ってもらったことは記事に書きましたが、その後もショップの前を通る度に覗いてもそのままに置かれているだけでした。何年もエンジンも掛けてあげていなかったので、早く走る姿が見られたら良いなと思っています。
 最近そのバイクのシート部分が外されているのを見まして、思わず作業場である店内に入っていきました。
「いよいよ、始まりましたね!」
「時間をみてボチボチですが‥‥」
「こうして見ると、やはり機械の塊という感じですね。」
「先ずはエンジン周りから状態を見ているところです。」
「早く走れるように直ると良いですね、ぜひその時はこの前を少し走らせて下さい!」
「登録しないと駄目ですので‥‥」
「あぁ、そうでしたね。股がってエンジンを掛けるぐらいですか、でも楽しみにしています。」
 売ってしまってもこうして嘗ての愛車のことをしばらく見守れるのは、いつかは離れてしまうにしてもとても幸せなことかも知れません。

アロハシャツ

2009-07-29 00:01:30 | MMT子どもミュージカル

 千里山東の画廊喫茶「ル・パルク」のオーナーで、20年以上に亘りMMT子どもミュージカルを主宰されている三原先生からアロハシャツを頂戴しました。これも20年続けられているECCジュニア英語教室の本社招待でのハワイ旅行のお土産ということでした。同じ地域で何か教室を10年続けるのも難しいのに、20年ともなると例えば住民の多い吹田市でもその対象は1/3くらいに減ってしまうそうです。
 もちろん日頃から親しくさせて頂いているのですが、今回は何度もブログで書いてきたことですが、MMT子どもミュージカルの『星の王子様』の挿入歌を僕が作曲させて貰ったことへの労いということでした。
 アロハシャツはTシャツとともに僕の夏の制服といっても言い過ぎではないくらい大好きなアイテムで、気に入ったものはたとえ女物でもよく着ていました。襟やボタンなどで少し女性らしいディティールがあるのですが、僕のような髭男にはちょうど中和的な感じで似合うのです(自分で言っていますが‥‥)。
 今回お土産に頂いたアロハは現地で売っている雰囲気たっぷりのもので、今年の定番として柔らかな生地も含めて気に入りそうです。お心遣い有り難うございました。

【追記】今日初めて着させて頂き、画廊喫茶「ル・パルク」へ昼食に行きました。三原先生もちょうど帰って来られ、「ヨカッタ、似合ってる! ちょっと大きいみたいだけど‥‥」 確かに向こうのLサイズは少しゆったりしています。
【追記】11月24日・25日に行われた吹田市演劇フェスティバル参加プログラムの、MMT子どもミュージカル公演『王子のバラ』の構想は、三原先生の心にこの時に芽生えたのかも知れません。

カフェ・ド・ゴーシュ

2009-07-28 00:01:35 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 千里山の多くの住民に親しまれてきた喫茶店「カフェ・ド・ゴーシュ」が、今月末日を持って17年の歴史に幕を閉じられます。そしていよいよ今週限りとなり、僕も久しぶりにコーヒーを飲みに伺いました。
 お店の落ち着いた雰囲気を演出している優しい白色照明が、視力の衰え(早く言えば老眼ですが‥‥)が少し出てきた僕が本を読むには厳しくなり、最近でこそ余り足を運べなかったのですが、フリーのプロダクト・デザイナーとして独立以来現在まで、地元千里山の方達との楽しい交流に恵まれたのも、全てはゴーシュのママさんの導きが有ったればこそでした。千里山商栄会やまちづくり協議会の会員として、また関西大学の学生達が興してくれた音楽イベント「千里山Groovy Bloom」への協力など、ゴーシュのママさんは街の賑わいと活性化に心を尽くされ、多様な人の志や思いを繋ぐ存在でした。
 ご自身の体調のことなども少しはお聞きしていたので、いつかはこのような日が来ることは予想されましたが、いざとなればやはり寂しい想いが湧き上がってきました。今日はお客さんも多くお忙しいようで、余りお話しもできずに帰ってきました。ドアを閉める時にベルがいつもと変わらずに、カランと懐かしい音を立てました。
「また、落ち着かれた頃にゆっくり積もる話でもしに、お家に遊びに行かせて貰います」
「そうやね、今日は有り難うございました」

※ 運良く常連のお客さんからの差し入れの、美味しいロールケーキをお裾分けで御馳走になりました。

レアメタル

2009-07-27 00:01:32 | Weblog

 先日のNHK「かんさい熱視線」で、次世代産業の要となる素材レアメタル(稀少金属)のリサイクルについて、関西企業のアドバンテージが採り上げられていました。液晶テレビや携帯電話を始めとした電子機器の廃棄物に含まれるレアメタルは、それぞれをリサイクル技術により取り出すことができれば、世界の埋蔵量の60%に匹敵する量が我が国に眠っていることになるそうです。
 関西にはいろいろな企業がこの先進技術を持ち、廃棄物という“宝の山”からレアメタルを再生しています。番組の中では、例えば小さくても重量が大きいタングステンがマナーモードの振動機能に利用されていることとか、タッチパネルのようにガラス面に吹き付けると透明でありながら電気を通す性質を持つタルタルという稀少金属など、分りやすい解説を加えながらその企業現場を紹介していきます。
 ただ問題点も多く、最近の携帯電話はデジタルカメラや写真メールの記録など、また個人データが漏洩する懸念などから、使わなくなっても廃棄せずに保存しておく場合もあり、量的な確保が難しい現実があるようです。これに関しては個人記録を移せるストレージ・サービスを用意したり、回収時にデータ消去を保証することが有効です。リサイクル価格を上乗せして販売し回収時に返却するなど、経済戦略的なコンセンサスも必要となってくるのではないでしょうか。
 個別のレアメタルを吸収するバクテリアを使うリサイクル技術を、大阪府立大学が研究しているということも紹介されました。橋本府政に市立大学との合併を示唆されている府立大学ですが、こういった研究成果をぜひ民間との協力体制のもとに地域還元していって貰いたいと思いました。

※ 月曜日の午前11:05~11:30に再放送があります。

皆既日食バブル?

2009-07-26 00:01:57 | 満天の星

 このところの僕のブログでのアクセス数の急増は、皆既日食バブルとでも呼べば良かったのでしょうか? gooブログ全登録ブログ数126万超の中でのランキングで、皆既日食直前の21日の瞬間風速ですがちょうど1千番くらいになりました。
 1ヶ月程前からじわじわ伸び始めて、初めは何かの記事のせいかと想っていたのですが、アクセス解析を確認したところ「日食グラス×付録」でのグーグル検索が原因と判りました。日食グラスが付録についている皆既日食の特集雑誌のことをご紹介していた記事です。
 皆既日食の日が近づくにつれて、テレビなどでも頻繁に放送されましたので、一般の人達の皆既日食情報への関心が高まり、目を太陽から保護する日食グラスを調べたものと想われます。しかも予想以上の盛り上がりに販売店での品切れが起こったために「付録」という検索文字が入力されたものでしょう。
 それにしても、記事の半分は千里山という限られた範囲の地域情報を発信しているブログなので、日頃はアクセス数を余り意識していませんが、一般的に高い関心ごとについての記事がいわゆるSEO対策になるという事実・効果を実感しました。
 といっても、これからもマイペースなスタンスは変わる分けでもなく、身の回りの生活や関心からの感想や情報発信を続けて行くだけですが‥‥。今日現在はまた静かな状態に徐々に戻りつつあります。

荒木とよひささん

2009-07-25 00:56:55 | 作詞・作曲

 先日、選挙予報の大きな見出しにつられて買った夕刊フジのコラムに、作詞家の荒木とよひささんの健康に関する生活感想が綴られ、合わせて著名な作詞家自らの興味深い作詞法も掲載されていました。
 荒木とよひささんと言えば先ず『四季の歌』が浮かびますが、この作詞・曲された歌は学生時代からの持病で長期入院され絶望的な心境の中で作られたもので、看護婦さん達のクチコミを通じて広がったということを初めて知りました。僕らは芹洋子さんの温かみのある澄み切った歌唱で憶えましたが、今では小学校の音楽の時間に歌われているようです。
 それ以来、主に作詞家として45年間で4,000曲を発表されています。先日惜しまれつつ亡くなられた作曲家三木たかしさんとのコンビで作られた、テレサテンさんの心に沁みる数々の名曲は特に有名です。
 午前9時から午後5時までをきっちり仕事に当て、作詞は「映画のシナリオのように、人物とシチュエーションを設定しながら、微妙な計算を交えて書く」と応えています。最近のポピュラーソングで多い、私小説のような親和しやすいダイレクトな心情の書き連ねとは、また違ったプロの作詞法を見たような思いです。
記事(拡大)

四季の歌  作詞・曲 : 荒木とよひさ
春を愛する人は 心清き人 すみれの花のような ぼくの友だち
夏を愛する人は 心強き人 岩をくだく波のような ぼくの父親
秋を愛する人は 心深き人 愛を語るハイネのような ぼくの恋人
冬を愛する人は 心広き人 根雪をとかす大地のような ぼくの母親
(Wikipediaによりますと、「この曲には5番の歌詞が存在するが、ほとんどの場合5番に当たるところはラララで表現することが多い。」ということです)

【追記】「ヴァーチャルうたごえ喫茶」に『四季の歌』の5番の歌詞が紹介されていました。

鉄人28号プロジェクト

2009-07-24 00:01:51 | Weblog

 神戸・淡路大震災からの復興が進む長田町商店街が中心となり、街の復興のシンボルとして企画された、僕らには懐かしい漫画・アニメの『鉄人28号』の実物大(18Mでマンション5階に相当)のモニュメントが、9月下旬に完成予定というニュースを見ました。
 原作者の横山光輝さん(1934~2004年)は『鉄人28号』の他にも、『三国志』も夢中になって読んだ記憶がありますが、神戸市出身ということは初めて知りました。同時代のヒーロー鉄腕アトムはスーパー・ロボットですが、鉄人28号は正太郎君の外からの操縦が無ければただの鉄の塊と化します。JR新長田駅南西の若松公園に設置される実物大の鉄人28号は、そういう意味では動かなくてもリアリティーのあるものになるのでしょうか。【‥‥横山作品の著作権を持つ「光プロダクション」(東京)社長で、横山さんの妹の徳永俊子さんは「作品中の実物大の鉄人を見たいという人がきっと足を運ぶはず。完成が楽しみ」と話している。(神戸新聞)】
 神戸市も予算案に費用の一部負担を盛り込み支援に乗り出し、公園整備の中で総工費1億3500万円のうち4500万円を計上したということでした。プロジェクト実行委員会は鉄人28号生誕50周年を期して、作品の原画や模型、市立須磨高校在学中に漫画を描き始めた横山さんの経歴などを紹介する特別展も既に開催するなど、地元密着で長田の“ものづくり”への熱い思い伝わってきます。
 折しも漫画好きで有名な麻生首相の肝いりの漫画・アニメセンターが、ハコモノ無駄遣いという批判を受けているようですが、こちらも賛否両論がある鉄人28号モニュメントの方は、人気も出て地域経済効果も高く維持費もそうは掛からないと(中高年の僕には)想われますが、やはり作った後からの一過性ではない活かし方が問題になるのでしょう。

・地図(若松公園)

手のひらに太陽

2009-07-23 00:14:08 | 満天の星

 22日は早朝から暫くぶりに訪ねてきてくれた、同じ天文サークル「満天の星」のメンバーで仲良くして貰っているAちゃんと、積もる話をしながら一緒に日食を楽しみました。大阪の千里山では8割の部分日蝕の予定だったのですが、何回か外に出て見上げても空はほとんど雲に覆われていたので、仕方なくテレビで各地の皆既日食ライブ放送『地球エコ2009』を見ることに切り替えました。
 日食ライブ放送はインドのムンバイから始まり中国各地を経て、いよいよトカラ列島の島々へと中継リレーされていきました。残念ながら上海やトカラ列島付近では天候に恵まれず、余り太陽を見ることはできなかったようですが、一瞬にして夜のように暗くなる不思議さは、テレビ画面とアナウンサーのコメントなどによりかなり伝わってきます。友人とあれこれ言いながら見ていると、こちらの気持ちもより盛り上がっていくようでした。
 最後の希望は硫黄島と近海での船上ツアーの観測に移り、ついに美しい皆既日食そしてコロナやプロミネンス、またダイヤモンドリングも完全に見ることができました。サークルの会員が2名この船上ツアーに参加していることもあり、彼らの幸運を想像して僕らも感慨を覚えました。
 後になって、大阪の空でも薄雲の切れ間から部分日蝕が覗いたというのを聞き、それは少し残念ではありましたが、合わせて3年後の国内の金冠日食に期待したいと思います。天文雑誌の付録で手に入れ今回は出番の無かった日食グラスも、その時まで楽しみに仕舞っておこうと思います。

※ 写真は実際にピンホールで撮りたかったもので、室内灯で写しレタッチしたイメージです。木洩れ日も皆既日食の進行に応じてその形を映していくようです。

第6回たそがれコンサート

2009-07-22 00:13:08 | 作詞・作曲

 少し先のことで街の掲示板などでも告知されていますが、8月23日(日)の午後6時から8時まで千里第一中学校体育館で、第6回たそがれコンサートが開催されます。
 コンサートの演目は一中の吹奏楽部やコーラス部、千三小の器楽部やダンス部そして琴クラブの演奏もあります。大人の参加では和太鼓の「一・二・三」や、混声隊「VOXFUN」そして千三小の保護者OBが予定されています。
 いつものようにコンサートに先だって、午後2時より模擬店が開かれ、飲食やお遊びにと楽しい企画が用意されています。
 個人的には開演前に行って知り合いの住民と残暑見舞い的な挨拶をし、模擬店を少し覗いて楽しんだ後で、コンサートをじっくりみるというのがお薦めです。

告知チラシ (拡大)

晴れると良いね!

2009-07-21 00:01:00 | 満天の星
 いよいよ22日(水)日本で46年ぶりの皆既日食が間近になってきました。今世紀最長の6分余りの皆既日食が見られるトカラ列島の悪石島などで、ツアー客を歓迎し交流する島民の皆さんの様子がテレビで紹介されたりしています。個人で入島しテントを張ってその時を待っている人達もいるようでした。沖縄から漁船に乗り漁師さんが釣った魚で食事をしながら、船で寝泊まりする小ツアーも紹介されていました。船上からだと天気の良い条件の場所に移動できるというメリットもありそうです。
 僕の参加している天文サークルの「満天の星」からも大勢の仲間が、トカラ列島の島々や船上ツアーそして中国大陸の上海ツアーへと出かけて行きます。サークル内のメーリングリストを飛び交う出発や合流のメールを見ていると、お祭りに参加できない一抹の寂しさを感じてしまいますが、僕も当日はしばらくぶりに会うサークルの友人と一緒に、11時5分(大阪)の部分日蝕を楽しんだ後で食事をする予定です。皆既日食はのんびりとテレビ中継で見ることになるでしょう。
 ただ心配するのはやはり当日の天気です。本州の方は曇りか雨ということで厳しい予報が出ていますが、仲間のためにも現地では雲間が晴れることを祈っています。

公民館だより

2009-07-20 00:00:03 | 千里山INFO

 地域情報サイト「千里山.NET」に千里山3地区の公民館だより8月号を転載しました。
 今週末から学校が夏休みに入っていますが、例年通り親子で工作をする講座が、各地区公民館の企画の中で予定されています。
 僕も子供時代に自由工作だけは大好きな夏休み課題で、他の課題はついつい先延ばしになるのに、工作だけはいろいろと工夫して皆を驚かせようと頑張った想い出があります。今年も手作り工作の講座に親子で参加されて、日頃のコミュニケーションを深める機会にするのはいかがでしょうか。
 その他のイベントなどでは、僕的には千二地区のマジックショーや館外講座のボーリング教室などが面白そうです。

むらきもの

2009-07-19 00:01:37 | 作詞・作曲



むらきもの

霞立つ長き春日の
暮れにけるわづきも知らず
むらきもの心を痛み
ぬえこ鳥うらなけ居れば
玉だすきかけのよろしく
遠つ神我が大君の
行幸の山越す風の
ひとり居る我が衣手に
朝夕にかへらひぬれば
ますらをと思える我も
草枕旅にしあれば
思い遣るたづきを知らに
網の浦の海人娘子らが
焼く塩の思ひそ焼くる
我が下心

《反歌》
山越しの風を時じみ
寝る夜おちず
家なる妹をかけて偲びつ


作詞 : 軍王 作曲 : コバタイサオ
(c) 2009, Skyfull Stars

※ 歌の意味などは『万葉集』の解説『やまとうた』を参照して下さい。『万葉集』の特徴・魅力の一つでもある枕詞の多用などで少し辛口な評となっていますが‥‥。
※ 写真は『海人の藻塩 ブログ』から拝借しています。最近は藻塩の静かなブームにもなっていて、藻塩ラーメンやステーキ塩など高い評価を受けています。

「来て見て発見!イキイキ関空!」

2009-07-18 00:01:07 | Weblog

 今日昼過ぎに阪急梅田駅の階段広場を通りかかると、関西国際空港の「来て見て発見!イキイキ関空!」キャンペーンが行われており、福島新社長の挨拶や関空に就航している航空会社からユニフォーム姿で参加のキャビンアテンダント達が、特設ステージから今週末に始まる夏休み旅行への利用をPRをしていました。また空港施設を使った夏イベントも企画されているようで、ターミナル機能だけではなくエンターテイメントの部分も含めて、空港のトータルな魅力を知って欲しいという告知チラシも配布されました。
 その時の様子が夕方の各テレビの地域ニュースで放送されました。それによると世界同時不況や新型インフルエンザの影響はとても深刻で、前年比で国内線利用は31%・国際線も36%もの落ち込みになっているようです。ただ、空港の利用料で関空は57万円も掛かるのに対して、上海は17万円と大きな開きがあり、アジアのハブ空港を目差すなど夢としか想えない現実があります。
 福島新社長は挨拶の最後で皆でシュプレヒコールを上げるところで、慣れていないからとやり直しをされて人垣の笑いを誘っていました。元気のいい声で大阪人らしい飾らない人柄が魅力の人のようですが、利用の大幅な落ち込みといい、利用料の突出したコスト高構造といい、困難な問題が関空の行く方に立ち塞がっている感じは否めません。

今年の初蝉

2009-07-17 00:01:33 | 千里山トラスト

 今年初めて蝉の鳴き声を意識したのは、僕自身は一昨日の朝だったのですが、その後知り合いなどに確認すると、もっと以前から鳴いていたという意見が多くありました。人の耳は音としては聞こえていても、意識しなければ聞こえていないのと同じことのようです。これから夏本番にかけて、毎朝ガラス窓を突き抜けてくる蝉の合唱で、僕も容赦なく目覚めることになりそうです。
 夕方の散歩で舗道の脇を歩いていると、今年初めて蝉の亡骸を見掛けました。蝉の成虫の一生は一週間程と聞きますが、梅雨空の下でかなり早めに土から出てきたものでしょう。その頃はまだ余り羽化した仲間も少なく、生殖の為のパートナーも与えられた短い間に見つけられただろうかと気になります。
 夏は生物や人間にとって蒸し暑くとても厳しいとは思いますが、生命機能も活性化され気持ちも前向きで開放的になれる季節です。年を重ねていってもいつまでも「夏」の想いで毎日を過ごすことができたらと思います。