千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

ドイツ語入門講座

2008-08-31 13:46:28 | 千里山INFO

 今日の千里山は久しぶりの爽やかな青空が広がり、歩くと少し汗ばむほどの良い週末(そして子供達にとっては夏休み末日)となりました。
 さて明日からの新学期にかけてという分けではないのでしょうが、大人のドイツ語入門教室が9月1日から関大前にある「すいた市民活動を活発にする会」事務所の多目的スペースで始まるようです。この講座は、最近『世界ウルルン滞在記』の最終編でも放送された「ドイツ国際平和村」を、寄付・募金活動などで支援しているペイフォワード倶楽部が主催提供するものです。
 ペイフォワード倶楽部は千里山の主婦仲間の方達が始め、現在ではそのネットワークも全国に広がり、今年はNPO法人と組織づくりも着々と進んでこられた団体です。千里山では総合イベント平和カーニバル「Rua Feliz(幸せの街路)」の前身となったフリーマーケットを始めたグループとしても知られています。
 ペイフォワード倶楽部の代表を始めとしてメンバーの方達も、『世界ウルルン滞在記』で見られたように日本人スタッフとして現地に赴き、実際に戦争で心身共に傷ついた子供達との触れ合いの中から、ドイツ語修得の必要性も感じてこられていると想います。そういった体験からもより基本的で実践的な入門講座になるのではないかと想われます。
 NPO法人化にともない新たにオフィシャルHPも公開され、これからも幅広い貢献活動の様子が情報発信されるものと期待しています。

地図

『ぷらっと沿線紀行』─ 阪急千里線 ─

2008-08-30 15:22:55 | 千里山ウォーカー

 朝日新聞30日夕刊の大型企画『ぷらっと沿線紀行』で阪急千里線が採りあげられ、その記事の中で開発当時の終着駅であった千里山も紹介されるということを、先日のブログでお伝えしていましたが、いよいよ今日その記事を読ませて頂きました。昨夜、担当されたM記者からそのことでお電話を頂きまして、その声のご様子から伝わる期待はますます膨らんでおりました。ご本人も千里山にお住まいで、モチベーションも高かったと想われます。
 さて、先ほど入荷したばかりの夕刊をコンビニで買ってきました。一面の1/4くらいの紙面に「はいからさんが通った」という見出しで、郊外型田園都市の先駆けとなった千里山の洋風の生活スタイルを感じさせています。写真は先日ご案内させて頂いた切り通しの竹藪の中を走る阪急電車です。
 続く3面では紙面半分をいっぱいに使い、夕闇の中に浮かび上がる第一噴水の写真と、駅前マンションから千里山駅や千里山団地の桜並木に添って流れる阪急千里線のパノラマが掲載され、関西大学や千里山住宅地そして住民やお店・学生などの取材記事で、楽しく興味深い読み物にまとめられています。
 限られた紙面の中に入れられなかった筆者の数々の思いが、行間から愛情深く伝わってくるように感じました。Mさん本当にお疲れさまでした。

※ 【ぷらっと】ぶらっと&プラットフォームを兼ねたタイトルだとやっと気付きました。

蕎麦茶

2008-08-29 23:55:45 | Weblog

 先日早朝からお客さんが来られた時に、あいにくコーヒー豆を切らしていたので先ず紅茶を出しましたが、その後打ち合わせが長く掛かり一休みしようということになり、さて困りました。いろいろとキッチンを探っていると、以前信州へ出張で行った帰りに何の気なしに買って置いた蕎麦茶のティーバックが見つかりまして、それを出してみることにしました。
 それは少し大きめのティーバッグで、本来は薬缶などに入れて煮出すものかも知れませんが、とりあえずそれぞれのコーヒーカップに一袋ずつ入れ熱湯を注ぎ込みます。ほどなく蕎麦の懐かしい香りが一面に立ち上り、かなり風味の良いゴージャスなインスタント蕎麦茶が出来上がりました。
「二日酔いなどには効きそうですね。」とその前夜に徹夜されて現場から直接こちらに来られたNさんは言われ、美味しそうに飲んで下さっています。
「他に無かったのですが、意外とこれはいけますね。気分もスッキリしますね!」
 思わぬ熱い蕎麦茶効果で気分一新した僕達は、その後一応求めていた良い結果を導き出すことができました。
‥‥‥そして最近、地下鉄のホームで大塚製薬の自販機に、缶入り蕎麦茶を発見してやはり買わずにはいられず、カバンの中に入れたまま昼食の後で飲んでみました。香りの点では少しティーバッグの蕎麦茶より及びませんが、十分にその癒される味わいはありました。

※ 明日30日の朝日新聞夕刊の企画『ぷらっと沿線紀行』に、阪急千里線や千里山のことが掲載されますのでお見逃し無く。

毛糸編み衣類の修繕

2008-08-28 18:59:36 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 千里山にはお気に入りの衣類が傷んだ場合に直して貰える「寸法直し職人」というショップができていますが、毛糸編みのセーターやカーディガンなどこれからの季節に備えた衣類の修繕には、千里山マーケット内の手芸素材の「すみれや」さんが、インターネットでも全国から注文を受けて好評を得ています。
 以前からそのことはお聞きしていましたが、先日買い物帰りに直接そのお話をお聞きすることができました。
「綺麗な『すみれや』のホームページも評判みたいですね。」
「娘がやってくれて居るんですが‥‥。でもこの間は沖縄からの注文もありました!」
「インターネットは全国的ですものね。ところで手芸などもこの頃は手づくりりブームで、随分良いのではないですか?」
「そんなこと無いです。吹田でももう閉めてしまったお店が多いんですよ。」
「そうですか‥‥、でも毛糸編みの虫食い穴の繕いは凄くお上手ですよね。写真でも全然分かりませんね。」と僕は店内に掲げられている比較写真を指さしました。この写真はホームページでも確認できるようになっています。
「コツコツやらなければ‥‥とても難しいです。」
 このお店も何年後かには予定されている千里山団地の再開発に伴い無くなりますが、その後も千里山で続けられるかどうかは未だ未定のようです。WEBサイトのお店と合わせて続けて欲しいお店の一つです。 

夏の終わり

2008-08-27 18:18:09 | 千里山トラスト

 最近は朝夕がめっきり涼しく感じられるようになりました。今日の朝も余り汗をかかなかったのか、心身が少し浮腫んでいるように思えて、寝る前の水分過多になっていた夏生活もそろそろ改めていかなければと思います。
 昨日仕事帰りにふと見上げると、千里山団地の生け垣に余りにも多くの蝉の抜け殻が付いているのに気が付き、まだまだ最後の蝉の記事が残っていたなと写真を撮りました。毎年いつも傍にあっても気が付かないで見過ごしていることや風景がいっぱい有りそうです。
 隅々に良く目を凝らせて数えてみると(一部を拡大)、この一枚の中に20匹もの抜け殻が写っています。おそらく裏側にも同じようにたくさん付いていると想像すると、!相当な数の蝉たちが巣立っていったのだろうと思います。千里山の蝉の声が大きい理由が分かります。
 今年は蝉の羽化から始まっていろいろと観察してきましたが、しばらく前から千里山団地の桜並木からは、ツクツクボウシの鳴き声が混じるようになっていますし、まだまだ住民を楽しませてくれそうです。

過去の蝉の記事

デザインについて

2008-08-26 23:55:03 | Weblog

 最近またデザインが各方面から注目されているようです。デザインの現場や研究者だけではなく、いわゆる周辺分野の人達(例えばマーケッティングなど)からのアプローチも増えています。
 気になったタイトルの本が目に付いたので買ってみると同じ著者のものでした。川島蓉子さんは早稲田大学商学部でビジネス基礎を学習し、文化服装学院でファッション・マーチャンダイジングを、そして伊藤忠ファッション・システムズで商品動向をリサーチされている方ですが、経歴からも伺えるようにファッションという観点から出発して、デザイン全般的な情報発信や開発協力に幅広く活躍されています。
 日本を代表するプロダクト、例えば家電デザインにおける技術志向の歪みを指摘し、スタイリッシュな生活センスが向上した消費者を中心に置いた商品開発を提唱しています。多くのメーカーで消費者指向という言葉が持て囃されていますが、その内実はどのように考えれば良いのか悩んでいる状況ではないかと思われます。ファッションというデザインの先行分野で展開されてきた考え方を、より幅広い生活具に応用することも一つのアプローチだと思います。
 『フランフランの法則』はおしゃれなモダン雑貨のお店として大人気の、Francfranc創業者の発想と活動・戦略を中心に、これからの時代の家具デザイン・販売について触れています。また『松下のデザイン戦略』はV字回復を果たしたその陰にデザイン部署の体制一新があり、パナソニックの新たな白物家電のデザインの可能性を考えています。最近のデザインについて考える良い参考書となりますので、興味のある方には一読をお奨めしたいと思います。

フランフランの法則
川島 蓉子
東洋経済新報社
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松下のデザイン戦略
川島 蓉子
PHP研究所
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同人音楽

2008-08-25 23:54:16 | 作詞・作曲

 本格的な音楽活動にはインディーズというメジャーなレコード・レーベルや制作会社に属さないで活動するやり方がありますが、よく似たものとして「同人音楽」と呼ばれるものが出てきています。それはパソコン環境で楽曲を創ることが主になるのですが、どちらかと言えば大多数のインディーズのように将来メジャーデビューを目指すというものよりも、楽曲制作やそれを通じてのコミュニケーションに重きが置かれた活動です(もちろん全くメジャーを目指さないとか、非営利に徹したものという厳密なものではなく、その趣旨や起こりがそのような性格のものという位ですが)。
 マンガや小説の同人誌の音楽版と考えれば良いと思いますが、すでに多用なジャンルにわたる500程の同人・サークル(CLOSED/UNDERGROUNDなど)があり、その種のイベント(M3など)では活発に楽曲の発表紹介やCDの頒布が行われているということです。同好の士相互の批評なども活発に行われ、辛辣に酷評されたりもしますが、純粋に評価されたりすると非常にやり甲斐も感じるようです。
 メジャーなメディアには社会通念的な創作上の制限があり、それに表現の不自由さを感じあえて同人誌を活動の場として捉え、そこで必要十分な生活も維持できている作家やマンガ家も少なくないと聞きますので、将来的にはWEBも含めて「同人音楽」的なアーティストやバンドが出てくるのも時間の問題のように思われます。
 個人としても創作参加できるのですが、気の合うサークルを見つけて切磋琢磨するのも楽しいかも知れません。ちようど星見のサークルに僕が参加して、気の合う仲間とお酒を飲んだり宇宙のことや望遠鏡の事などを話し合っているようなものでしょうか。

同人音楽制作ガイド
冨井 公,國田 豊彦
秀和システム
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テレビ新聞の公開実験

2008-08-24 23:55:52 | Weblog

 大阪梅田駅の階段広場でビジネスマンの必読紙の日本経済新聞と液晶テレビの雄であるシャープとが提携し、新しい「テレビ新聞」の公開実験デモンストレーションが行われていました。ちょうど北京オリンピックが行われ話題性もあるこの時期ということもあり、この時は平日でしたが時折り立ち止まって画面に見入り説明を受ける人もかなりいました。
 最近はリアルな新聞を取って読むという家庭が少なくなっているのではないかと思われます。僕などもテレビ・ニュースや少し詳しく知りたい場合はインターネット新聞という感じになっています。ただインターネット新聞の場合はリアルな新聞とはレイアウトも違うし、横書きの文章で馴染みにくい世代の方も多いのではないでしょうか。
 この公開実験を見ますと、リアルな新聞そのものをテレビ画面で見せようというのが基本で、その上で部分拡大や動画などのインターネット新聞の機能をプラスする考え方のようです。シャープの協力により画面操作もテレビ用リモコンを使用していました。
 「放送と通信の融合」と言われ始めて久しいですが、一人のユーザーとしての率直な意見としてはテレビとパソコンそして携帯電話は一体のシステムになると便利だし、経済効果的にも即効性のあることだと思っています。iPhone 3Gなどではパソコンと携帯電話が連携し始めましたので、今回の日経新聞の試みもそのような流れの一つとも思います。

100円でモバイルPC

2008-08-23 20:54:17 | Weblog

 最近梅田のヨドバシカメラなどでは100円でモバイル・パソコンが売られて、週末などに訪れますと大きな呼び込み声の周りにはいつも何人かの人集りがしています。対象となったパソコンは台湾メーカーで低価格モバイルPC開発で先陣をきったASUSの「Eee PC 4G-X」です。
 もちろん高価な最新機器が100円ポッキリな分けではなく、よく見るとイーモバイルという高速通信接続会社(最近では携帯端末市場にも進出)との契約により、そのモバイル環境インフラの使用料を徴収する中で成り立っている販売価格と理解できるのですが‥‥。高機能な携帯電話が0円で使えるようにとアピールして普及してきたビジネスモデルと全く同じものだと思いますが、パソコンもどんどん低価格化してきたことと、iPhone3Gに代表される携帯電話(スマートフォン)の急激なインターネット化を受けて、モバイル市場が一気に活性化していくという予測に対応したものと感じられます。
 iPhone3Gの影響によりソフトバンクの新規加入者数が大幅に増加し、他の2社のそれを大きく上回ったという中間報告がありました。iPhone3Gの格好良さや先進的なインターフェイスはさておき、やはり携帯電話においても普通のインターネットの閲覧ニーズが高まることがはっきりしてきています。今回の100円パソコン戦略を見ていますと、無線LANのネットワークや携帯電話回線の区別はあれ、それぞれのサービス競争やスムーズな連携など、利用者の望む環境の実現は一気に早まりそうな予感がします。

HPのタッチパネルPCも一つの流れになりそうです。

WORK SHOP紹介

2008-08-22 21:13:28 | 千里山INFO


 吹田ケーブルテレビのコミュニティー番組「ウィークリー吹田」で、今週いっぱい千里山竹園に昨年開店した「WORK SHOP」が紹介されています。
 千里山の西の玄関口にあるロイヤルマンションの坂道を、新御堂筋から上ってきたカーブの辺りに「WORK SHOP」はあります。以前にも雑貨&カフェの「A-STYLE」がありましたが、その白い板張りのおしゃれな外観は変わらず、店前に雑貨が多く並べられ少し賑やかになった感じです。
 家具は廃材などを使った木素材を中心に、大工もされるオーナー店長のアイデアいっぱいの、素朴で懐かしい魅力あるオリジナルなものばかりです。雑貨もカラフルで楽しく可愛いものが多く、ボーリングピンをリサイクル活用したシェードランプなど、個性的なものが色々と店内に溢れています。
 2Fでの奥さんを交えたインタビューでは、将来的にカフェも併設して、手づくり家具に触れて貰う計画も話されていました。緑地公園への散歩の途中に立ち寄れるカフェを楽しみに待ちたいと思います。

伊丹空港の展望デッキ

2008-08-21 19:35:40 | Weblog

 北摂が大阪でも注目されているエリアということから様々なタウン情報誌があり、薄い綴じ本タイプのものやタブロイド判も多いですが、私鉄沿線の情報誌の『こんにちは!モノレールです』もその一つです。阪急の駅でも乗換連絡線としてモノレールの情報は必要なので配布されています。
 今月号は僕もたまに利用する大阪国際空港のお店やスポットの情報が特集されていて、橋本知事発言で話題になった記憶も新たに興味深く読みました。今年で開港50周年になるようで、北・南ターミナルビルがリニュアルオープンされて早や9年経ちます。
 リニュアルの目玉は木製の展望デッキ「La SORA」でしょうか。スタイリッシュ家具・雑貨店のアクタスや飲食店などが魅力で、友達とわざわざ出掛けたり出張した帰りには必ず立ち寄っています。ウッドデッキに面したお店から離発着する飛行機を眺めながら、ちょっとした非日常な気分で食事を楽しめる2つのレストランが紹介されています。昨年5月にオープンの南欧風レストラン「ペッパーミル」と、イタリアンを基調にアジアンテイストを加えたカジュアルな雰囲気の「収穫祭」が掲載され、「収穫祭」では5~9月までビアテラスも設けられているということですし、8月下旬の伊丹花火大会にはウッドデッキからの眺めを楽しみに行ってみたいと思います。
 その他、『こんにちは!モノレールです』8月号のメインのテーマとしてはアウトドア行楽の案内も充実しています。駅などで気付かれたら手に取ってご覧下さい。

稻藁の匂い

2008-08-20 23:55:31 | 千里山トラスト

 先日近くの神道系の施設の駐車場いっぱいに、稻藁を広げて天日干ししているのを見ました。新嘗祭などの儀式に使う早稲の刈り入れが、信者さん達で管理しているどこかの田圃でされたのでしょうか。傍に行ってみると半乾きの稻藁の独特の自然な匂いがして、昔稻藁で隠れ家などを作って遊んだことをとても懐かしく想い出しました。
 夏の終わりと共にもうしばらくすると稲穂が色づく季節になっていきますが、僕の生まれ育った徳島県の田井地域でもそろそろそんな風景に変わっていきます。本格的に手による稲刈りが始まりますと、刈り取った稲穂を束ねて干す木を縦と横に組んだ「ハセ」が至るところに見られます。
 そして脱穀が終わった稻藁の束は綺麗に積み上げられるのですが、その四角の大きな稻藁の塊が子供達の遊び場となり、潜り込んで中央部に空洞を作ったりと次第に基地化されるのでした。学校から帰ると自然とそこに集まりお菓子を食べたり遊んだりするのですが、その中の稻藁の匂いは今想えばとても安心感のある癒されるものでした。別の要塞と稻藁を投げ合って戦争ごっこをして積み上げたものを崩してしまい、大人にこっぴどく叱られることも屡々でした。
 今朝はゴミ出しで早く外に出ると、とても涼しくて秋の気配がしっかりと感じられました。千里山の田圃でもそろそろ実りの秋が近づきつつあるようです。

蝉の亡骸

2008-08-19 21:45:40 | 千里山トラスト

 今年は蝉の羽化する様子を初めて身近に見たり、朝方の強烈な蝉時雨を聴いたりと、例年にもまして楽しませて貰ったように思います。それだけに最近の千里山でも歩道脇に命尽きた蝉たちの亡骸が、点々と落ちている光景には一入の感慨を憶えます。中にはわずかに手足の震えている瞬間の蝉も見ます。7年間を土の中で幼虫として過ごし、羽化してから繁殖期は1週間といいますが、そのような蝉の一生が何か人の営みと重ね合わさり、それぞれに感慨を想わせるものとなるのでしょうか。住民は朝の忙しい通勤時間にも、蝉の亡骸を踏みつけないように気を付けて歩きます。千里山団地の掃除のおばさんが時々集めて回っています。
 それでも今日の千里山ではまだまだ蒸し暑い天気が続き、蝉の最後の鳴き声も窓越しに僕の仕事部屋にも大きく響いてきています。立秋はとうに過ぎていても去年の残暑の厳しさを想い出すと、そんなに簡単に秋の気配が感じられるようにはならないと思いますが、今夜の天気図を見ると台湾辺りに台風が上陸していますので、そろそろ進路が孤を描いてこちらに向かってくる時期も近付いているようです。台風が一つでも日本列島をかすめて進めば、一過たちまち暑かった夏も終わり爽やかさがもたらされるはずです。
 それまでしばらくは夏の名残りの、蝉の懸命な鳴き声を楽しむことにしましょう。

夏の野草

2008-08-18 17:41:06 | 千里山花物語り

 夏になると太陽の光を浴びて木々の葉も濃くなるように思われますが、わずかに残された土の上にも雑草たちが鬱蒼とした姿で生命力を誇示するように感じられます。中でもこの針のように細い花穂を付けた稲科の雑草(メヒシバ)は、千里山でも側溝の割れ目などの逆境を始めとして至るところに蔓延っています。
 僕は30才前後に長期入院したことがあり、その時に禁煙しなければならず口寂しい理由からか、ちょうどその頃に茂っていたこの雑草の茎を“木枯らし紋次郎”風に咥えるようになりました。それ以来この季節には必ずこの癖は変わらずに復活してきます。ちなみに芥川龍之介の肖像写真もこの草を咥えているように想うのですが‥‥。
 さてこの雑草にまつわる小学校の想い出ですが、この草の頭の部分を結んだものを、相互に差し込み両側に引き合って、頭が切れてしまった方が負けという簡単な勝負(草相撲と言ったかな)があり、僕は連戦連勝の秘策を持っていたのです。この季節の勝負事はジャンケンではなくこの草相撲でしたので随分得をしました。その秘密はメヒシバに混じって少なく生えている、とても良く似たオヒシバの茎を皆に内緒で使っていたからでした。オヒシバの茎は全体にやや太く踏みつけにも強いのです。純真であるべき子供時代にズルをしたわけですが、同級生がそれに何時までも気付かないのを良いことに、バレルまで何年間も自分だけが見付けたこの特権を行使し続けました。今はそんな遊びは無くなってしまっているのか分かりませんが、マンションの親しい子供達にも夏休みの遊びとして教えてあげましょうか(その秘策とともに‥‥)。

さよならYesterday

2008-08-17 16:59:06 | 作詞・作曲


さよなら Yesterday

Coffeeの香りに目覚めると
もの憂げに寝返り微笑んだ
ほつれ毛の仕草も可愛くて
初めての愛だと信じてた

素直な眼差しで
約束したのに
突然に残された
僕の心は千切れ

なぜ教えて欲しい
君の瞳の奥に芽生えた嘘と
悲しみを独り抱きしめ
煌めくMemory
ただ繰り返すように
面影浮かべ微睡むだけ


優しさと不安を重ねては
求め合う深さに震えてた
満ちていく名残りに包まれて
永遠の愛だと感じてた

別れと思っても
諦め切れない
でも明朝(あした)になれば
温もりなんて捨てよう

もう振り向かないで
君の後ろ姿を見送る僕が
叫ぼうとしてた言葉に
今でもLonliness
君が心に居るよ
仄かな香り漂わせて

※ (間奏)

もう忘れて良いよ
君に幸せ来るなら
まだ見ぬ他人(ひと)に
抱かれるのなら 妖しく!
さよならYesterday
涙こらえて言うよ
小さな僕のPrideかな

よくある愛の物語さ


作詞 : コバタイサオ 作曲 : Sabah Hadas Mustapha (Indonesia/Java)
Copyright (C) 2008.Skyfull Stars. All Rights Reserved.

※ 千里山駅前のカフェのBGMとして流れていたギター・ソロ曲に触発され詞を付けました。この曲との出会いは先日ブログ記事にも詳しく書きましたのでご覧下さい。