続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

秋なのに。

2011-09-27 06:08:56 | 日常
 涼しい日が続いている。開け放っていた窓を閉め、一枚だけの着衣の下にも薄い下着をつけ、手にもクリームを塗ろうかと迷うこのごろ・・・。

 季節はすでに秋。突然冬にでもなったような心細さ・・・秋という一年中でもっとも秀逸な季節を堪能する気持ちの準備に欠けている。

 ただ寒いことへの恐ればかりが先行して冬へどんと突き落とされたような錯誤。

 しとしと降る秋の長雨・・・。

 やらねばならないことは後回しにしても、ゆっくり秋の模様を愉しみたいのに。
 三月十一日以降、どこかへ出かけることを極端に恐れているけど、もっとずっと遠く・・・見えないくらい遠くへ旅立つ日のことを考えれば、周辺地域をうろつくぐらい何でもないのに臆病なのか、出嫌いの言い訳なのか・・・どこへも行く気がしない。

 楽しいはずの秋・・・沈んだ背中に檄を飛ばしている。

『風の又三郎』113。

2011-09-27 06:08:56 | 宮沢賢治
「では三年生のひとはお休みの前にならった引き算をもう一ぺん習ってみませう。これを勘定してごらんなさい。」

 三年生はサン・ネン・ショウと読んで、Sun(太陽)燃、照。
 休みはキュウと読んで、球。
 引き算はインとSun(太陽)。
 一ぺんはイツと読んで、溢。
 習ってはシュウと読んで、衆。
 勘定はカン・ジョウと読んで、歓、常。

☆太陽の燃える照(光)は、球に然り。
 因(もと)である太陽、溢れる衆(人々)を歓ばせることが常。

『城』608。

2011-09-27 05:36:14 | カフカ覚書
にもかかわらず、昼間の光のなかでの経験からわかったことだが、この糸毬は、始末のわるいことには、きわめて注意ぶかい観察者であって、たえずKのほうをじっと注視しているのであった。

 昼間の光/Tageslicht→tagen rictig/理解する、正しく。
 経験/Erfahrung→Erhorung(願いを)聞き届けること。
 糸毬/Knauel→Canaille/悪漢。
 

☆にもかかわらず正しく理解するには(願いを)聞き届けること、この悪漢は残念ながらきわめて注意深い観察者であってたえずKのほうに入り込んでくるのであった。