続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)生きてゐる。

2022-03-10 09:06:54 | 飯島晴子

   生きてゐるうちには芹の花ちらつき

 生きてゐるうち(生居内)はセイ・キョ・ダイと読んで、逝、去、内。
 芹の花はキン・カと読んで、謹、苛。
☆逝去の内(家の中)には謹(かしこまる)苛(きびしさ)がある。

 生きてゐるうち(生居内)はショウ・キョ・ダイと読んで、章、挙、内。
 芹の花はキン・カと読んで、勤、化。
☆章を挙(企てる)。
 内(秘密)の勤めは化(形、性質を変えて別のものになる)である。

 生きてゐるうち(生居内)はショウ・キョ・ダイと読んで、抄、拒、内。
 芹の花はキン・カと読んで、襟、過。
☆抄(注釈をつけること)を拒む。
 内(秘密)の襟(心の中)に過(罪咎)がある。

※生きている内(時間)こそ金(尊い)華が見え隠れする。


吉川宏志(私的解釈)白菊の。②

2022-03-10 06:55:20 | 吉川宏志

 白菊の咲く路地をゆく傘ふたつ高低変えてすれちがいたり

 白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、白、起句、照。
 路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、露、事、講。
 傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、三、字。
 高低変えてはコウ・テイ・ヘンと読んで、更、定、編。
 すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、察、意。
☆白(告げる)起句を照(見比べる)と、露(あらわれる)事(ことがら)がある。
 講(話)は三つ、字を更(入れかえる)定(決り)で、編(順序だてて並べ)察(明らかにする)意(考え)である。

 白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、迫、危懼、悄。
 路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、漏、爾、抗。
 傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、惨、自。
 高低変えてはコウ・テイ・ヘン・と読んで、抗、偵、偏。
 すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、殺、威。
☆迫(さしせまる)危懼(あやぶみ怖れること)を悄(憂える)と漏らす。
 爾(あなた)を劫(脅かす)惨(傷ましい出来事)を自(わたくし)は抗(あらがい)偵(さぐる)。
 偏(中正でない)殺(荒々しい)威(脅し)である。

 白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、博、菊、仕様。
 路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、路、恃、光。
 傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、太陽、慈。
 高低変えてはコウ・テイ・ヘンと読んで、工、態、遍。
 すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、察、為。
☆博(大きく広がる)菊。
 仕様(作り方)の路(みちすじ)で、恃(頼りになるのは)光る太陽の慈(いつくしみ)であり、工(作業)の態(ありさま)を遍(もれなく行き渡るように)察(よく見る)為(行い)にある。