白菊の咲く路地をゆく傘ふたつ高低変えてすれちがいたり
白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、白、起句、照。
路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、露、事、講。
傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、三、字。
高低変えてはコウ・テイ・ヘンと読んで、更、定、編。
すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、察、意。
☆白(告げる)起句を照(見比べる)と、露(あらわれる)事(ことがら)がある。
講(話)は三つ、字を更(入れかえる)定(決り)で、編(順序だてて並べ)察(明らかにする)意(考え)である。
白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、迫、危懼、悄。
路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、漏、爾、抗。
傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、惨、自。
高低変えてはコウ・テイ・ヘン・と読んで、抗、偵、偏。
すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、殺、威。
☆迫(さしせまる)危懼(あやぶみ怖れること)を悄(憂える)と漏らす。
爾(あなた)を劫(脅かす)惨(傷ましい出来事)を自(わたくし)は抗(あらがい)偵(さぐる)。
偏(中正でない)殺(荒々しい)威(脅し)である。
白菊の咲くはハク・キク・ショウと読んで、博、菊、仕様。
路地をゆく(路地行)はロ・ジ・コウと読んで、路、恃、光。
傘ふたつ(傘二)はサン・ジと読んで、太陽、慈。
高低変えてはコウ・テイ・ヘンと読んで、工、態、遍。
すれちがいたり(擦違)はサツ・イと読んで、察、為。
☆博(大きく広がる)菊。
仕様(作り方)の路(みちすじ)で、恃(頼りになるのは)光る太陽の慈(いつくしみ)であり、工(作業)の態(ありさま)を遍(もれなく行き渡るように)察(よく見る)為(行い)にある。