続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)足もとの。

2022-03-11 06:57:19 | 飯島晴子

   足もとの劣情の白すみれかな

※劣情はレツ・セイと読んで、列生。
 足もとに並んで生えている白すみれ、ああ、なんと愛しい風情であることよ!

 足もと(足元)はソク・ゲンと読んで、則、厳。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、烈、常。
 白すみれ(白菫)はハク・キンと読んで、迫、禁。
☆則(きまり)は厳しく烈(激しい)。
 常に迫(追いつめ苦しめる)禁(掟)がある。

 足もと(足元)はソク・ケンと読んで、息、験。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、劣、状。
 白すみれ(白菫)はハク・キンと読んで、吐く、緊。
☆息(呼吸)を験(確かめる)。
 劣(程度が低い)状(ありさま)を吐き、緊(ひきしめる)。

 足もと(足元)はソク・ゲンと読んで、即、言。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、裂、情。
 白しみれ(白菫)はハク・キンと読んで、白、襟。
☆即ち、言(ことば)は裂(バラバラに離れた)情(個人的な感情)であり、白(明らかに)襟(心の中)にある。


吉川宏志(私的解釈)手に置けば。②

2022-03-11 05:52:49 | 吉川宏志

 手に置けば手を濡らしたり貝殻のなかに巻かれていた海の水

 手に置けば手を濡らしたりはシュ・チ・シュ・ジュと読んで、酒、痴、衆、呪。
 貝殻のなかに巻かれ(貝殻中)はカイ・カク・チュウ・カンと読んで、悔、改、酎、感。
 海の水はカイ・スイと読んで、改、遂。
☆酒に痴(夢中になり正常でなくなる)衆は、呪い、悔い改める。
 酎(濃い酒)に感(心が動く)のを改め、遂(やりとげる)。

 手に置けば手を濡らしたりはシュ・チ・シュ・ジュと読んで、種、値、須、受。
 貝殻のなかに巻かれ(貝殻中巻)はカイ・カク・チュウ・カンと読んで、皆、穫、抽、奸。
 海の水はカイ・スイと読んで、誡、誰。
☆種は値(ねうち)がある。須(用いるだけ)を受けとり、皆(すべて)獲り抽(抜き出すこと)は奸(いけない)と、誡(注意)をした誰かがいた。

 手に置けば手を濡らしたりはシュ・チ・シュ・ジュと読んで、手、質、殊、受。
 貝殻のなかに巻かれ(貝殻中巻)はカイ・カク・チュウ・カンと読んで、改、書く、衷、肝。
 海の水はカイ・スイと読んで、皆、推。
☆手(方法)を質(問いただし)殊(異なるもの)を受(うけ取り)改めて書く衷(心の中)。
 肝(要)を皆(すべて)推しはかる。