続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2260。

2016-03-17 06:22:09 | カフカ覚書

目隠しをはずしてやってこそ、見えるようになるのです。バルナバスに必要なのは、目隠しをとってやることであって、元気づけてやることじゃない、考えてもごらんなさい。城には、とても手に負えないほど大きな役所がある。ぼくは、ここへ来るまでは、おおよその見当がついているつもりだった。ところが、まるでお話にもならないほどの見当はずれでした。


☆目隠しを取り去ってこそ見えるようになるのであって、バルナバス(生死の転換点)に必要なのは鼓舞することではありません。
 よく考えて見ると、来世の裁判では解決できない大きなものがあるように思う。こちら(来世)へ来るまでは近似(それらしい)イメージを持っていたが、死は、なんという邪気のないものだったろう。


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