ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

西中島南方駅郵便局       No292

2004-12-10 22:07:49 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




知り合いの店が大阪地下鉄御堂筋線の西中島南方駅
徒歩5分のところにある。その駅の名前をそのまま
とった郵便局が近くにある。

手前のテーブルではご婦人がなにやら書類に気ぜわしく
書き込んでいた。

カウンターに目をやると手荷物の発送の手続きだろうか
局員にあれこれ聞きながら書類に書き込んでいる、かなり
お年をめしたご婦人の姿が見えた。
その左の紳士は右手を後ポケットに突っ込んでいるが
果して入金だろうか。

ひとりひとりの後姿に大げさだが人生を想像しながらスケッチした。
郵政民営化がいま声高に叫ばれている。

郵便局は郵政公社と名前を変えた。ほとんど見るべき変化はない。
庶民ひとりひとりにとって民営化されたらどうなるのだろうか。
具体的中身が十分に知らされぬまま手の届かぬところで
既成路線として前へ前へと進められているようで怖い。(了)

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前方注意!!出発進行!!          No291

2004-12-10 21:47:33 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 \1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



神戸住吉から大阪までJR快速電車に乗ることが多い。
運転席のすぐ後に立てば展望が効いて20分たらずだが
あっと言う間に着いてしまう。窓越しだから言葉は
聞こえないが右手をなんども、なんども突き出しては
大声で叫んでいるようだ。”前方注意!!”とでも
言っているのであろうか。

ところで最近「迷惑行為」が頻々と発生する。仏さんには
それぞれの都合があるのだろうが大きくダイヤが乱れる。
昨年日本で自殺者数が3万4千と聞いた。せっかく
いただいた命である。大切にして欲しい。
そんなことを考えていたら気のせいか、運転手の声が、
「明日に希望をつないで”出発進行”」と聞こえた。(了)


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ドル安小休止、原油小反発    No289

2004-12-10 10:20:50 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表
ここ数日、ドル安の流れに微妙な変化が見られる。
12月9日、NY為替市場でユーロは、1ユーロ=1.3339ドルから
1.3314ドルへ値下がりした。円は、1ドル=104.07円から
104.52円へ値下がりした。

同じ日、NY原油先物市場で、軽質油WTI相場が、バレル53セント
上げ42.47ドルで取引された。高値43.20ドルまであった。
ドルはこの2年、対ユーロで35%値下がりした。特に対欧州通貨に
対する下げが目立つ。対英国ポンドではドルは12年来の安値をつけ、
対スイスフランでは有史来の安値を更新している。

ドル相場はこの先どうなりますかと尋ねるとほぼ全員が下げると
予測している。原油相場はどうですかと聞くと高値から20%下げたから
そろそろ下げ止まるという意見が多い。

相場の世界では今のドルのようにほとんどのひとが口をそろえて
下げるというときには相場に転機が訪れるという見方が結構ある。
今回はどうであろうか。

日本人はひとと違う意見をいうと仲間はずれにされることが多い。
日本以外ではひとはそれぞれ違う。見方もひとそれぞれであり、
見方が「違う」という点からスタートする。

「違う」意見のひとが歩み寄りして『妥協』が成立する。日本で
『妥協』するというと自らの立場を放棄すると受け取られる。だから
なかなか変更をしない。状況が変化していても皆『同じ』であれば
安心して動かない。おかしいとも思わない。
日本では見方が「同じ」という点からスタートするから、人と同じ
ことを言い、同じように行動しないと変わり者扱いされる。

その日本で、「サプライズ」ということばで先日流行語大賞を
受けた政治家がいた。官房長官に指名されたとき「驚天動地だ」
といった。日本では一般生活でもいわんや政治の世界でも
サプライズをいやがる。
相場の世界ではいくらいい材料が出てもサプライズがないと
相場が反応しないケースが多い。サプライズは相場の世界では
歓迎される。

ところで、ドル相場にサプライズはあるのだろうか。米国の双子の
赤字がドル売りの恰好の材料にされている。中国がドル資産を
減らしてきているという話もドル離れを刺激した。

最近はロシアも保有外貨の構成を見直すと発言した。
ロシアは外貨の70%以上をドルで保有しているという。
インドもドル資産を減らすらしいい。ドル安が進めば資産は目減りする。
目減りを恐れてドル以外の通貨へシフトしても責められない。

せっせとドル建て資産を増やしているのは日本だけだ。イラクに
駐留している外国の軍隊は日本だけという日も近いうちに来るかも
しれない。
日本という国は一端決めると変更することに必要以上に罪悪感をもつ
不思議な国民性が根強く息づいている。米国債券を買いつづける。
米国は日本という愛犬ポチがかわいくて仕方ないであろう。

話がそれた。ここへ来てなぜドル安が一休みしたのだろうか。
見方はさまざまだが、金利に着目して、ドルが買い直されると
見る専門家がいる。

FRB(米連邦準備制理事会)が年末に0.25%、さらに年明けに
0.25%利上げするとの見方を論拠としている。その一方で、
ECB(欧州中央銀行)やカナダ中央銀行はそれぞれ利上げを見送った。

ドル安が止まるとする論拠には、米国の利上げに加えて、
①イラク暫定政権がさしたる混乱なく成立する、②米国景気が堅調に
推移する、③原油相場が落ちついたことを並べている。

2005年の米国のGDPは、年3.5%は維持出きる。ところが欧州や
日本はせいぜい2%止まりである。米国の景気が3.5%以上になると
FRBはさらなる利上げを考えてもおかしくないとドル買いの可能性を
ふくらませている。

原油相場の方はどうか。中国の原油需要は衰えを見せていない。
直近の材料では週末開催予定のOPEC総会で、2005年年初からの
減産を取り決めるとの見方である。55ドルは高すぎる。しかし40
ドルを切っての値下がりは望まない。OPECの本心が丸見えだ。

原油もドルもあまりにも一方方向に(これをStampede と呼ぶ)急激に
下げ過ぎたことから来たあくまで小休止であろう。
人間の健康にも適度な休みは必要である。時に我にかえって
振りかえるゆとりが大切だろう。(了)

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