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2005年、NY株価に2つの見方

2004-12-28 04:11:36 | 経済学
学校で教えてくれない経済学

 ウオールストリートジャーナル、E.S.Browning記者は
2005年、NY株価見通しで2つの異なる見方を紹介している。

 NY株価は日本株にも影響する。新年行事のひとつとして、
識者、金融機関から2005年の株価予測が発表されるが、
日本ではほぼ横一線に並ぶことが多い。

 Purudential証券のRalph Acampora氏は、
NYダウは 2005年、13,000を越えると予測する。

 これに対して、Merrill LynchのRichiard 
Benstein氏は、2004年と横ばいの10,800ドルと
予測している。

 Acampora氏はNYダウが5000ドルの1995年に
7000ドルになると正確に予測した実績がある。
チヤ-ト分析を専門家で、ファンダメンタルズを重視する
Benstein氏の手法と対照的である。

 Benstein氏は、長期的に見て、企業業績と金利など
経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)が株価を決める
とする立場である。

 過去18ケ月にわたる低金利政策による米国の企業業績
回復が3年半ぶりの高値への株価反発を支えたと分析する。
ところがこれから先は、FRBは低金利政策のテーブルを離れた。

  小刻みに5回既に利上げしなお利上げを継続と見る。
利上げは個人消費にブレーキをかけ、ひいては株価にも
マイナスに働くと予測する。
 
 一方、Acampora氏は、3年半ぶりに高値更新し、出来高も多い。
歴史的に見てこの動きは先高をチャートは予見している。いままで
投資家は神経質になっていたに過ぎない。

 低インフレが続くので金利上昇は小幅にとどまる。
原油相場が高値から既に20%下げ、なお下がりつづける。
その結果株価は好影響を受けて上昇すると分析する。

 2005年、NY株価は1,385ドルまで上昇すると
Oak Associatesの投資ストラテジスト、
Edward Yarden氏は予測する。 

 低インフレが続くことからFRBの利上げは抑えられ、
その間、米国企業のコスト削減と生産性向上とが投資を
促進する。それが株価上昇材料だと指摘する。

 その一方、BancofAmerica,投資ストラテジスト、
Thomas McManus氏は、S&P500指数が上げても
小幅であり、インフレが進み、企業業績が鈍化するから
株価は横ばいにとどまると予測する。

 あなたはどちらの見方に賭けますか?

 株価は全てではないが、2005年の米国景気を
占う上でも2つの異なる見方の存在は興味深い。(了)


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