6月26日のNY株式市場は、直近の米失業保険申請件数が、予想外に増加したにも関わらず、一部住関連企業が新規に家を買う人が急増しているとのニュースを材料に、5日振りに反発、前日比172ドル高、8,472ドルで取引を終えた。
同じ日、NY原油先物(WTI)相場は、株高を受けて投機資金が流れたこと、アルジェリア武装勢力による石油施設攻撃を材料に値を上げ、前日比1.56ドル高のバレル70.23ドルで取引を終了した。
NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.3988ドルで取引された。しかし、ふし目とされる1.40ドルを超えず、狭いレンジ内の動きに終始した。対円では、1ドル=95.98~99円、1ユーロ=134.30~39円と、やや円安傾向で推移した。
今朝のNHK・BS「おはよう世界」は、「経済情報」では、この日の原油相場反発は、株高で得た時的資金が商品市場に流れた。今後の株価の推移次第では、不安定な推移をする可能性があると画面に出たコメンテーターのコメントを紹介していた。
7月1日号のニューズウイーク(日本語版)は、「投資上手は脳でわかる」(ニヒル・スワミナサン記者)で、「住宅ローン地獄に陥った人は脳に原因あった?お金と脳の意外な関係が最新の研究で明らかに」という見出しで1ページの記事を載せていた。
その記事は、「リスクの高い経済的な決断を下す時に可能性や利益、コストをあらゆる角度から検討したりはしない」、「脳は複雑な問題を単純化しようとする」とデューク大学のスコット・ヒューテル準教授の話を紹介していた。
今朝のNY株式市場では、悪いニュースは無視する。少しでも明るいニュースに脳は反応した。原油相場反発も、ガソリン在庫は増えているが、ナイジェリアでの紛争が供給不足をもたらすとして材料に使った。
NY外国為替市場では、ドルに買い戻しが起こった。このケースでは、米国で失業者が増えるが、その結果、米FRBの利上げのタイミングがその分遅れる。株高もあり、債券が売られ、利回りが低下すると見てドル買い戻しが起こったと今朝のWSJ紙は解説した。
昔NHK大河ドラマで伊達正宗が幼小時代の「梵天丸かくありたい」としばしば話していたのを記憶している。かくありたいが、現実は厳しい。Wishiful thinking(希望的観測)が一端破たんするとパニックに陥るのも脳の泣き所である。食べ過ぎが一番いけない。(了)
同じ日、NY原油先物(WTI)相場は、株高を受けて投機資金が流れたこと、アルジェリア武装勢力による石油施設攻撃を材料に値を上げ、前日比1.56ドル高のバレル70.23ドルで取引を終了した。
NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.3988ドルで取引された。しかし、ふし目とされる1.40ドルを超えず、狭いレンジ内の動きに終始した。対円では、1ドル=95.98~99円、1ユーロ=134.30~39円と、やや円安傾向で推移した。
今朝のNHK・BS「おはよう世界」は、「経済情報」では、この日の原油相場反発は、株高で得た時的資金が商品市場に流れた。今後の株価の推移次第では、不安定な推移をする可能性があると画面に出たコメンテーターのコメントを紹介していた。
7月1日号のニューズウイーク(日本語版)は、「投資上手は脳でわかる」(ニヒル・スワミナサン記者)で、「住宅ローン地獄に陥った人は脳に原因あった?お金と脳の意外な関係が最新の研究で明らかに」という見出しで1ページの記事を載せていた。
その記事は、「リスクの高い経済的な決断を下す時に可能性や利益、コストをあらゆる角度から検討したりはしない」、「脳は複雑な問題を単純化しようとする」とデューク大学のスコット・ヒューテル準教授の話を紹介していた。
今朝のNY株式市場では、悪いニュースは無視する。少しでも明るいニュースに脳は反応した。原油相場反発も、ガソリン在庫は増えているが、ナイジェリアでの紛争が供給不足をもたらすとして材料に使った。
NY外国為替市場では、ドルに買い戻しが起こった。このケースでは、米国で失業者が増えるが、その結果、米FRBの利上げのタイミングがその分遅れる。株高もあり、債券が売られ、利回りが低下すると見てドル買い戻しが起こったと今朝のWSJ紙は解説した。
昔NHK大河ドラマで伊達正宗が幼小時代の「梵天丸かくありたい」としばしば話していたのを記憶している。かくありたいが、現実は厳しい。Wishiful thinking(希望的観測)が一端破たんするとパニックに陥るのも脳の泣き所である。食べ過ぎが一番いけない。(了)