ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

権力の魅力に取りつかれた人、権力を失った人の焦燥感の犠牲になるのはまっぴらだ

2011-06-04 10:18:48 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「日本国民は政治家の権力闘争にうんざりしている」と中国CCTVが専門家のコメントを紹介していた。ドイツZDF,フランスF2,英BBCその他のテレビ局は日本の政局の騙した、騙されたの低レベルのドタバタ劇について少なくとも今朝の「ワールドWaveMorning」を見る限りだが見当らなかった。政治の世界では昔から、騙したり、騙されたりするのは日常茶飯と言われる。騙された方が負けだと言うことだけははっきりしている。

一方、中国CCTVはアジア安全保障会議が3日シンガポールで開かれ中国国防相が初めて出席して南シナ海問題を協議したと伝えた。米ゲ―ツ国防長官も参加、米中間の会談は友好裡に終わったと解説していた。果たしてそうであろうか。ベトナムに限らず南シナ海周辺国と中国との間でさまざまなトラブルが発生していると伝えられることを日本人も注目しておく必要がありそうだ。

ヨーロッパで大腸菌被害による死者が19名にのぼった。ロシアRTRは、プーチン首相がロシアがEUからの野菜を全面輸入禁止したことは、現実に犠牲者が出ており、病原菌の発生源が特定されていない段階では正当な措置であると言明したと紹介していた。ドイツZDF,フランスF2は、ドイツでの大腸菌食中毒患者の増加の勢いは鈍化していると報道していた。当局は事態鎮静化に躍起になっているようだ。

スペインtveは、スペインの野菜業者が、ハンブルグへ押しかけ、スペイン産野菜に対する風評被害に対して賠償して欲しいと訴えたと伝えていた。日本では幸い今のところ今回の病原性大腸菌に絡む犠牲者は出ていない。中国の研究機関が3日前に新種の病原菌による被害であると発表している。しかし、現状見る限り原因を特定できなくなるおそれもあるとフランスF2は解説していた。

経済問題については、ドイツZDFが第二回目のギリシア支援として新たに600億ユーロ(約7兆円)を7月末までに用意することが欧州金融会議で決まったと伝えた。ギリシャ・アテネでは政府の緊縮財政政策に反対するデモの様子を併せ紹介していた。EUの援助にはギリシャ自身がやるべきことをやることが大前提である。しかしギリシャに出来る訳がないという見方が多い。

3日のNY株式市場は、この日発表された5月の米雇用統計で雇用増加が予想16万増に対して5万4,000人にとどまった。さらに失業率が9.1%へ増加したことを嫌気して、NYダウは前日比97ドル安12,151ドルで取引を終了した。一時150ドル近く下げていた。ギリシャ支援が決まったとの報を受け買い戻しが入ったと「ワールドWaveMorning」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聡樹氏は解説していた。NY外国為替市場では、1ユーロ=1.46ドル台までドルが売られた。ドル売りには米景気の減速が予想以上に長引くとの思惑が背景にある。

東日本大震災の復興支援、フクシマ原発の対策は進んでいないと伝えられる。日本国にとっても非常事態である。こんな時に政治家は権力闘争に明け暮れしている。権力を握ることの快感に一端取りつかれると他人に渡したくない。一方、権力を失った立場の人間にとっては、喪失感は想像以上なのであろう。権力を取り戻したいとあらゆる権謀術数の虜になる。明日をもわからぬ不安な日々を送る被災者の身にこころがどうしても向かないのであろう。(了)

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論語と鍼灸 (30) りっぱな鍼灸師になる

2011-06-04 08:28:50 | 論語と鍼灸
自分の目で見えないモノを信じない人がいます。
しかし、歴史に名を残した人の多くが、目に見えないモノを信じているものです。
そこには「敬」の心、「敬けんな心」が現れています。
論語にも敬けんな気持ちの持ち方が書かれています。

【君子に三畏(さんい)あり。天命(てんめい)を畏(おそ)れ、大人(だいじん)を畏(おそ)れ、聖人(せいじん)の言(げん)を畏(おそ)る。小人(しょうじん)は、天命(てんめい)を知らずして畏(おそ)れず、大人(だいじん)に押(な)れ、聖人(せいじん)の言(げん)を侮(あなど)る】
(立派な人は、三つのことを畏敬します。天命を畏敬し、優れた人物を畏敬し、聖人の言葉を畏敬します。つまらない人は、天命を知らないで畏敬しません。優れた人物を侮り、聖人の言葉をバカにします)

天命とは、天が人間に与えた使命で、人の力で変えることのできない運命や宿命のこと。
大人とは、中国語では世代が上の人で、優れた人物のことですが、最近は「度量のある人」とか「心の広い人」というときも使っているようです。
聖人とは、高い学識や智慧があり、人徳や深い信仰をもち、慈悲深い人のこと。

有名な政治家や歴史に名を残した方々は、天命を知り、天命を悟るために易者や易学者を相談役にしています。
例えば、易では安岡正篤先生が有名で、人間学では森信三先生が有名ですが、教祖になられた方々も天命を知っているもので、天命を畏れています。

そのような方々を大人(だいじん)と言うわけですが、大人を知らずに畏れない人は無謀となり、身を破滅させてしまいます。

聖徳太子や弘法大師など、聖人と呼ばれる方々は、凡人には理解できない目に見えない力を秘めています。
天命を受けてお生まれになったからです。


鍼灸師を天職と考えている人も多いと思いますが、天命を畏れ、大人を畏れ、聖人の言を畏れることで、より能力の高い技術を磨くことができると思うのです。
それらに加えて、我々鍼灸師の最大の恩師となる方は、「自分の親」や「患者さん」ですので、親や患者さんを大切にし、親や患者さんを敬う気持ちがなければ小人であり、ほんとうの意味での「高い技術」を持つことができません。

立派な鍼灸師とは何か。
技術だけが高くても工に過ぎないので意味がありません。
鍼灸は理屈ではありません。
結果なのです。
結果を出すには、その心が作用しているのです。

福田晃市先生は、そのことを以下のように説いています。

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敬けんな気持ちをもとう

天命とか、聖人とか、
なにか崇高なものを敬い、尊ぶ気持ち、
それのある人ほど、
ストレスに強くなるものです。
「自分は崇高な生き方をしている」
そんな信念が、
自信につながるのでしょう。

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