ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

論語と鍼灸 (31) 鍼灸師として学びたいこと

2011-06-05 09:13:06 | 論語と鍼灸
【生まれながらにして之(これ)を知る者は上(じょう)なり。学びて之(これ)を知る者は次(つぎ)なり。困(くる)しんで之(これ)を学ぶ者は其(そ)の次(つぎ)なり。困(くる)しんで学ばざるは、民(たみ)の斯(こ)れ下(げ)と為(な)る】
(生まれながらにして道理を知っている人は、最上位にあります。学んで道理知る人は、その次に位置します。痛い目にあって初めて道理を学ぶ人は、その次のランクです。痛い目にあっても道理を学ばない人は、人民の中でも最低に位置します)


孔子は、「私も学んでこれを知ったのだから、私は“上”ではありません。一緒に学びましょう」と言ったようです。
孔子様の謙虚さは凄いですよねー。

とりわけ私の場合は、「苦しんでこれを学ぶ」に入るので、その次の次辺りです。
孔子の「私も学んでこれを知った」という言葉を知ったときに、私は「次の次である」と言いやすくなりました。
孔子のそのお言葉を聞くまでは、道理や倫理を知っているつもりでしたので、「自分自身をABCDでランク分けしなさい」と言われたら、「Bです」と答えていたかも知れません。

道理を学び始めて感じたことですが、そこの世界に身を置くことは安心と広さを感じることです。
小さなことにいちいち気をかけないようになった気がします。
ほんとうに大切なことが見えてきたような気がします。

私はこれまで鍼灸の技術だけを頼りに生きてきた気がします。
しかし、去年から、治療技術の高い人を思い出しながら、治療技術の巧拙はどこからくるかを考えてきました。
そして、ようやく技術向上への起点が見えてきた気がします。
この「起点」を、臨床実践塾で皆さんと一緒に学ぶことにしました。

このブログに書いている論語は、私のこれまでの反省を込めて書いているのですが、それでも多くの方々からお礼のメールを頂きます。
(臨床実践塾では論語ではなく、「起点を交えて、鍼灸上達のポイント」を話しています)

何を学ぶか、何を信じるかは、各々違うと思います。
しかし、鍼灸師ならこの世界に来たほうがいいと考えています。
「人間学」則ち、いかに生きるかを学ぶことが、鍼灸技術の向上につながるからです。

人間である以上、失敗はつきものです。
失敗をしない対策は知識や見識を高めることです。
【困しんで学ばざるは、民の斯れ下と為る】
にはなりたくないものです。

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AGAINリサイタルin京都(スケッチ&コメント)

2011-06-05 05:08:20 | スケッチ


AGAINリサイタルin京都

江嵜企画代表・Ken



知人のKさんから「アゲイン」という慶応ワグネルの仲間が4年前に
作った団員23名、平均年齢70歳ぐらいのオヤジコーラスが京都市
国際交流会館でリサイタルを開く。都合がつけばいかがですかと、
声をかけていただいたので楽しみにして出かけた。

会場を調べたら京都地下鉄東西線の「蹴上」(けあげ)が最寄駅である。
せっかくだから烏丸御池で途中下車、日本画材店老舗の放光堂さんに
寄り道して日本画の水干絵具を買ったあと開演約20分前に会場に着いた。
  
団員の一人が司会をやる。それが絶妙の話術であることにまず驚いた。
今回4回目の演奏会だが、老い先短い連中のコーラスなので、ついつい
回数が増える。来年5月26,27日開催も既に決まっていると
言って会場を湧かせた。

曲名を読み上げたあと、作曲者を紹介、曲が生まれた時代的背景に触れ、
タンゴ曲「ブラジル」なら東京キューバンボ―イズを紹介した。雪村い
ずみ、エリちえみ、ペギー葉山、ザピーナツの名前がつぎつぎ登場した。

「さいざんす・マンボ」では、トンボ眼鏡のトニ―谷が登場した。第1部
10曲、15分の休憩をはさんで第2部10曲、2時に始まって4時過ぎ
まで息を切らすこともなく声量一杯に歌いまくった。とてもとても平均
年齢70歳のメンバーとは思えない。無茶苦茶に元気である。

伴奏のバンドネオン奏者、早川純氏の演奏も良かった。宮島将郎氏の
躍動感あふれる指揮も印象的だった。時間が許せばであるが、東日本
被災地で演奏されたら受けること間違いなし、元気をもらえるに違い
ない。今回、素晴らしい機会をいただいたKさんに感謝、感謝である。

帰路、画廊「たず」に寄り30分ほど社長さんと歓談出来幸いだった。
たまたま京都高島屋で第66回「春の院展」開催中で、日本画144点
を堪能した。

四条河原町界隈は、土曜日と言うこともあり大勢のひとでごったかえして
いた。ただ、外人さんには2,3人程度しか出会はなかった。今回の
原発事故が残した風評被害がただものでないことを改めて実感した
次第である。(了)


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