ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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前原誠司氏、大いに語る(スケッチ&コメント)

2011-06-27 07:49:17 | スケッチ


前原誠司氏、大いに語る

江嵜企画代表・Ken



地元、兵庫1区選出のI民主党議員の国政報告会と銘打って「前外相、
前原誠司議員と語る会」が、神戸市立住吉小学校体育館で開かれると
聞き、楽しみにして出かけた。

まず前原氏が15分強話したあと数人の質問を受ける。まとめて前原氏が
答える。それを2回繰り返した。中でも会場最前列に座り「前原さんが
首相になられたら何をやりたいのですか?」と聞いた若い女性(小学生?)
の質問が印象に残った。

冒頭①経済がよくならないとこの国の閉塞感はなくならない。そのために
デフレ克服する。景気をよくしないと雇用も増えない、税収も増えない、
国の将来に展望が立たない。②原発問題は、安全性確保が大前提である。
自然エネルギーを増やす。原発は20年かけてゼロにする。一挙に減らす
という考えは、政権与党として責任ある立場として現実的でないと話した。

前原氏は就任後半年足らずで外相を辞任した。「法律で禁止されているこ
とを事前に分からなかったというのはおかしい。辞めると言った菅さんは
なぜ辞めないのか」などと質した。次に「国会議員は衆議院300人で十
分だ。憲法改正すべきでない」といつもの喫茶店で日々持論を展開してい
る男性が質問した。

違法献金問題は「第三国人ということは知っていた。しかし献金の事実を
知らなかった。それでは済まされない。国益に反すると判断して辞任した。
申し訳ない」と前原氏は頭を下げたあと「スタッフを増やし、再発防止に
既に手を打った」と答えた。
 
「国会の定数は、480を400に減らす方向で与野党間で協議している。
憲法問題は自分が憲法審議会の座長を勤めている。憲法は国の背骨だ。
憲法問題は「読んで字のごとく」でなければならない。戦後65年たった。
虚心坦懐に取り組みたい」と話した。

原発関連の質問の中で「もんじゅ」をどうするのかと中年の女性が質問した。
前原氏は「もんじゅ継続は無理。一日5,500万払っている。膨大な費用が
かかっている。」と答えた。菅首相退任問題は、「一端辞めると言われた。
辞めると宣言した元首相手と交渉出来ない。いまのままで菅首相と新しい
ステージへ進むのはよくない」と話した。

最後に先ほどのお嬢ちゃんに対する答えを兼ねてと前置きして、①まず経済
をよくする。デフレ克服に全力を尽くしたい。②自分の国は自分で守る。
自分の国を守れない国は独立国家でない。③今さえいいと言う考えが日本に
染み着いている。依存体質を改める必要がある。国は米国に依存。地方は国
に依存。予算は借金に依存している。」などと話した。

「お話し会」の帰路、前原氏に「誠意を感じた」という声が聞えた。その一
方で国民の大多数は現政権にうんざりしている。誠実に質問に答える前原氏
の姿勢は好感が持てた。しかし、誠実さだけでは生きていけない。特に外交
問題はそうだ。前原氏の言動を今後もウオッチ続けたいと思いながら会場を
あとにした。会場の様子をいつものようにスケッチした。(了)

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