(学校で教えてくれない経済学)
6月にスケッチしたあと地植えしていたグロリオサの花が例の更地に二度咲きしてくれている。今朝もいらっしゃいとばかり元気に出迎えてくれた。ただ、ポイ捨ての吸い殻は相変わらずである。捨てるのは勝手だが、その一方で、せっせと掃除している男がいることを頭に浮かべてくれたらとも思うが、なかなか物事は期待通りに進まない。
期待通り進まないと言うことでは、欧州金融危機対策である。独仏首脳が8,9両日に控えたEUサミットを前に、ユーロ危機を乗り切ろうとユーロ安定策を発表後直後に米格付け会社S&Pがユーロ圏17国の内独仏を含む15ケ国の長期国債を格下げの方向で見直すと発表した。特にドイツでは、どうしてドイツ国債までも、と衝撃が広がったとフランスF2が流していた。
ご当地ドイツZDFもS&P格下げのニュースをトップで伝えていた。面白かったのは、ドイツのショイブレ財務相が今回のS&Pの格下げを歓迎していると語る様子をテレビ画面に写していた。今回のS&Pの発表は、独仏首脳会談直後だったこと、8,9両日に控えたEUサミット直前だった。通貨ユーロが崖っ淵に立たされていることを政治家のみならず庶民レベル含めて遍く知らしめる政治的狙い濃厚だという見方が結構多い。
「ワールドWaveMorning」(世界の扉)コーナーで、今回のユーロ危機の狭間で揺れる英国の様子を特集していた。英国はユーロ圏に入っていない。しかし、EUメンバーである。来年3月をめどにEU条約改定がEUサミットで提案される予定だから心穏やかでない。仮にEU新協定が頓挫すれば、ユーロ圏17国のみで動き出す。当然、英ポンドの立場は弱くなる。そのためカメロン首相もユーロ圏国債格下げの動きを対岸の火災視できないと当番組のキャスターが解説していた。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「S&P格下げ見直しに反応してNYダウは大きく下げて始まった。その後、格下げ見直し発表が、EUメンバーに合意を促す効果があるとの見方が台頭、前日比52ドル高、12,150ドルで取引を終了した。NY外国為替市場もユーロ国債格下げ発表を嫌気してユーロが、はじめ売られたが、後戻し、1ユーロ=104.16~20円で取引された。ドル/円相場は小動きで、1ドル=77.70~75円で取引された。NY原油【WTI】はバレル29セント高、101.28ドル、NY金先物相場は、小幅安のトロイオンス1,727.90ドルで取引された。
7日朝7時20分に配信されたCNBC Asia Morning Brief電子版は、豪州中央銀行が2ケ月連続で政策金利を各0.25% 下げ、4.25%と決めたと伝えた。豪ABCも豪利下げを取り上げ、これは豪州経済の陰りを教えている。小売り高が2ケ月連続で減った。ヨーロッパ金融危機で世界経済の先行き悪化を察知して、豪中央銀行が先回りして動いたのであろうと解説していた。
6日付けのWSJ紙電子版に石油会社BP,Robert DudleyCEOが,OPEC総会参加メンバーが100ドル原油で相場が安定することを歓迎したと聞いたあと、世界経済の先行きを考えると、そのような受け止め方は極めて懸念される。アメリカの消費者は原油高により昨年より2000億ドル多くガソリン代に使った。その分消費は減ると語ったと紹介していた。イランが臨戦態勢に入ったと今朝の放送でアルジャジ―ラは伝えていた。原油の動きを注目しておきたい。(了)
6月にスケッチしたあと地植えしていたグロリオサの花が例の更地に二度咲きしてくれている。今朝もいらっしゃいとばかり元気に出迎えてくれた。ただ、ポイ捨ての吸い殻は相変わらずである。捨てるのは勝手だが、その一方で、せっせと掃除している男がいることを頭に浮かべてくれたらとも思うが、なかなか物事は期待通りに進まない。
期待通り進まないと言うことでは、欧州金融危機対策である。独仏首脳が8,9両日に控えたEUサミットを前に、ユーロ危機を乗り切ろうとユーロ安定策を発表後直後に米格付け会社S&Pがユーロ圏17国の内独仏を含む15ケ国の長期国債を格下げの方向で見直すと発表した。特にドイツでは、どうしてドイツ国債までも、と衝撃が広がったとフランスF2が流していた。
ご当地ドイツZDFもS&P格下げのニュースをトップで伝えていた。面白かったのは、ドイツのショイブレ財務相が今回のS&Pの格下げを歓迎していると語る様子をテレビ画面に写していた。今回のS&Pの発表は、独仏首脳会談直後だったこと、8,9両日に控えたEUサミット直前だった。通貨ユーロが崖っ淵に立たされていることを政治家のみならず庶民レベル含めて遍く知らしめる政治的狙い濃厚だという見方が結構多い。
「ワールドWaveMorning」(世界の扉)コーナーで、今回のユーロ危機の狭間で揺れる英国の様子を特集していた。英国はユーロ圏に入っていない。しかし、EUメンバーである。来年3月をめどにEU条約改定がEUサミットで提案される予定だから心穏やかでない。仮にEU新協定が頓挫すれば、ユーロ圏17国のみで動き出す。当然、英ポンドの立場は弱くなる。そのためカメロン首相もユーロ圏国債格下げの動きを対岸の火災視できないと当番組のキャスターが解説していた。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「S&P格下げ見直しに反応してNYダウは大きく下げて始まった。その後、格下げ見直し発表が、EUメンバーに合意を促す効果があるとの見方が台頭、前日比52ドル高、12,150ドルで取引を終了した。NY外国為替市場もユーロ国債格下げ発表を嫌気してユーロが、はじめ売られたが、後戻し、1ユーロ=104.16~20円で取引された。ドル/円相場は小動きで、1ドル=77.70~75円で取引された。NY原油【WTI】はバレル29セント高、101.28ドル、NY金先物相場は、小幅安のトロイオンス1,727.90ドルで取引された。
7日朝7時20分に配信されたCNBC Asia Morning Brief電子版は、豪州中央銀行が2ケ月連続で政策金利を各0.25% 下げ、4.25%と決めたと伝えた。豪ABCも豪利下げを取り上げ、これは豪州経済の陰りを教えている。小売り高が2ケ月連続で減った。ヨーロッパ金融危機で世界経済の先行き悪化を察知して、豪中央銀行が先回りして動いたのであろうと解説していた。
6日付けのWSJ紙電子版に石油会社BP,Robert DudleyCEOが,OPEC総会参加メンバーが100ドル原油で相場が安定することを歓迎したと聞いたあと、世界経済の先行きを考えると、そのような受け止め方は極めて懸念される。アメリカの消費者は原油高により昨年より2000億ドル多くガソリン代に使った。その分消費は減ると語ったと紹介していた。イランが臨戦態勢に入ったと今朝の放送でアルジャジ―ラは伝えていた。原油の動きを注目しておきたい。(了)