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米雇用統計は「暑すぎず寒すぎず」、NYダウ前日比207ドル高:8日朝放送の米ブルームバーグ

2013-06-08 09:58:53 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


注目の米5月雇用統計が米時間6月7日発表された。雇用数が引き続き増加した。しかし、投資家の米FRBによる金融緩和縮小懸念を焚きつけるには十分ではなかったと7日付けWSJ紙電子版にMattJarzenmsky記者は記事冒頭に書いた。7日、NYダウは前日比207ドル1.4%高、15,248ドルで取引を終えた。米労働省は、5月、米雇用数{非農業部門}は前月比17,700人増加した。しかし、5月の失業率は7.6% へ0.1ポイント増加、4月の雇用増加数字を下方修正した。8日朝6時台放送の米ブルームバーグニュ-スのキャスターは「暑すぎず寒すぎず」とこの日発表の雇用統計を表現してマ―ケットが歓迎したと解説していた。米景気は確実に回復している。しかし、FRBの目標には届いていない。

WSJ紙によれば、7日、NY債券市場は反落、10年物米国債利回りは年2.179%へ再び上昇した。NY外国為替市場では、ドル円は一時、1ドル=94.98円まで案で値下がりしたが、あと雇用統計を見て、ドルが買い戻され、1ドル=97.53円、1ユーロ=1.3220ドルで取引された。7日、NY原油(WTI)はバレル1.3%高,96.03ドル、一方、NY金はトロイオンス2.3%安、1,383ドルで取引された。7日付けのWSJ紙は、先物取引の参考とされるシカゴ証券取引所VIX指数が、51.14から9%へ急落したことが投資家に安心感を与えたと書いた。

WSJ紙は7日の記事にも日本株の動向を詳しく書いていた。日経ダウは一時320円近く暴落した。ところが、日本の年金ファンドGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、株式運用比率を増やすとのうわさのあと急速に戻し、前日比0.2%安で取り引を終えたと解説していた。7日付けCNBC電子版は「投資家は日本株投げ売り、しかし、ソロスは買い再開」のタイトルで関係者の談として「ソロスは日本株急落前に売り、急落後買いを再開した。」と書き、三菱UFJモルガンスタンレー、グローバルセールスヘッド、GlenWood氏は「顧客名は明かせないが、ソロスの話しを聞いて自分は驚かない。日本は大きく変った。相場にまだ織り込まれていない。」と話したと紹介していた。

7日付けのWSJ紙電子版は別ページで「日本の年金ファンド、株買い増やす」のタイトルで、TakashiNakamichi ,KosakuNarioka記者連名で「GRIFは112兆円(1.16兆ドル)を運用している。7日の取引終了後、厚生労働相立会いの元、記者会見を行った。その中で配分率について、外国債を8%から11%へ、外国株を9%から12%へ拡大、日本株を10%から12%へ拡大、その一方、日本国債を67% から60%へ下げると発表した。運用比率変更を既に実施しているのかとの質問にノ―コメントだった。」と書いていた。アベノミックス第3弾、骨太改革案の中で公的年金資金運用について具体的に安倍首相が触れなかったことが外国人投資家の失望売りにつながったとWSJ紙は6日付け記事で既に指摘していた。

株式は本来上下大きく変動する。年金基金が株式に大きく関わらないことでよしとしてきた。喫茶店でも株式は口にチャックである。日本が少しづつ変わる兆しかもしれない。(了)

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