輸送機器メーカーM社株主総会風景
江嵜企画代表・Ken
輸送機器メーカーM社の株主総会が宝塚市新明和町で25日朝10時から開かれ楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。例年に比べ出席者の数が増えた。ご婦人の姿もちらほら見かけた。
業績好調なことと日経朝刊に当社製造の飛行艇がインド向けに輸出される可能性が出て来たと報道されたこともあり、久しぶりに話題を提供したため当社に関心が高まっているのかもしれない。しがない1000株株主だが、低迷期が長かっただけに内心ホッとしている次第である。
当社、甲南工場は現在も母校本庄小学校のまん前にある。第二次世界大戦当時、ゼロ戦、紫電改の部品工場だった。そのため米軍の格好の標的とされ、哀れ母校も空爆で大被害を受けた。筆者が小3の時、ようやく昭和22年に建て替えられた。その校舎も18年前の阪神淡路大震災で半壊、その後立派に立て替えられた。
横道にそれた。株主総会出席の目的は社長さんが何を語るかを知るためである。質疑応答では2人の株主が質問した。最初の一人は、決算報告書で訂正がないことは素晴らしいと褒めた上で、3月末時点では4月以降の業績はある程度わからる。もう少し前倒しして発表してもらいたいと注文した。決算発表には原則45日ルールがあるが考慮の余地はある。為替レートは1ドル=85円で計算したと答えた。
二人目は、質問というより要望だから答えていただかなくて結構と前置きして、営業利益率5%を目指すと云うが、売り上げ1,500億円で58億は4%弱だ。①航空機、②特装車、③産業・環境機械、④パーキングシステム、⑤その他、5部門いずれも営業利益率は5%以上出ている。優良製造業は、営業利益率6%、7%である。さらなる上を目指して 頑張って欲しいと激励していた。
株価は長年300円~400円を低迷していた。現在750円である。株価は全てではないが、株価が上がれば職員の志気も上がる。優秀な人材も来る。株主にも恩恵をもたらす。M社は楽しみな企業の一つであろう。大いに期待している。(了)