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米FOMC発表を好感、ドル高、NYダウ292ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2013-12-19 11:10:13 | 経済学
ドルは、米FOMCが来年1月からFRBによる債券購入規模を100億ドル減らすとの発表後、5年2ケ月来、最高値を更新した。米FRBは債券購入は減らすが、金利を長期間据え置く。米景気の動向にさらなる改善が今後見られなければ債券購入額を元に戻すとバ―ナンキFRB議長はFOMC会合の後の記者会見で述べたと18日付けWSJ紙電子版でIraLosenbashvli記者は書いた。NY外国為替市場で、1ドル=104.33~38円、1ユーロ=142.67~78円で取引された。NYダウは前日比292ドル高、16,167ドル、ナスダック指数は46ポイント高、4,070へ上昇した。一方、NY原油{WTI}はバレル58セント高、97.80ドル、NY金はオンス4.90ドル高、1,236.10ドルと小幅上昇に止まった。債券市場は米FOMC発表の後も小動きに終始、10年物米国債利回りは年2.895%に止まった。

19日朝放送のワ―ルドWaveMorningでスペインTVEは「米FRBは債券購入額を月あたり850億ドルから750億ドルヘ減らすと発表した。これはリーマンショック後実施した金融緩和から縮小に向けた第一歩である。同時に、バ―ナンキFRB議長は、ゼロ金利政策は継続すると明言した。アメリカの失業率は5年前10%だった。現在7%まで低下した。」と伝えた。同じく英BBCは「米FRBは債券購入額を100億ドル減らすと発表した。米国経済の力強い回復が背景にある。FRBはアメリカは2008年以降債券購入に3兆ドルをつぎ込んだ。今回の決定で、お金がタダで、じゃぶじゃぶ入って来る時代は終わった。債券購入の過度の依存は解消される。今後の課題は、他の諸国も金融緩和縮小に向かうかだ。」と解説していた。

米ブルームバーグは19日朝の放送で「米FRBは債券購入を100億ドル減らすと声明を発表した。投資家は即座に反応した。株価は全業種で上昇した。10年物国債利回りはほとんど変わらずだった。金融株に有利に働くだろう。ことし5月にバ―ナンキは金融緩和縮小を発表した。世界的規模で金融市場は混乱、株価は急落した。資金がアメリカへ逃げ、開発途上国通貨がつれて急落した。今回のFOMCの決定では株価が上がり、途上国通貨も安定している。失業率が6.5%以下になっても利上げはないことも示唆した。」と解説していた。

19日朝放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、村尾典昭氏は「FRBは債券購入を100億ドル減らす。今後の政策変更にはインフレ率2%、失業率6.5% をメドに置く。ゼロ金利政策は長期間続けると述べた。その結果長期金利は変動しなかった。市場は一時的に安どした。」と解説した。村尾氏は、具体的には触れなかったが、「多くの不透明感も残している。十分注意が必要だ。」とくぎを差していた。

ワ―ルドWaveMorningの今朝のニュースではドイツZDFが「ドイツ企業が電気料金で大幅割引を受けていることでEU委員会が調査を開始する。大連立スタートの翌日のメルケル政権に早くも難題が降りかかった格好だ。」と解説していた。好事魔多しは健在だ。(了)

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