米スーパー大手CVSが2014年でタバコ販売停止と発表、オバマ大統領感謝声明、CVS株下落

(学校で教えてくれない経済学）


日本のスシがフランスに入って20年になる。1700軒の店で食べられるまでになった。10億ユーロ（約1,370億円)のマ―ケットへ拡大している。素材は日本から来ているのか。そうではない。新鮮さが最優先されるので、魚はノルウエ―、米はカリフォルニア、海苔は中国から輸入していると6日朝放送のフランスF2が紹介していた。昨日はラーメン、今朝はスシ。日本食ブームが特に欧州で広がりを見せていることでメディアも取り上げているのであろう。一方、6日朝放送の米ABCはアメリカで7,600の店舗を持つ米スーパー大手CVSが2014年でタバコの販売を完全にやめると発表した。数10万ドルを失うが他のヘルスケア商品で数千億ドル稼ぐチャンスが生まれるとCVSは強気だ。他のスーパーもCVSに追随するだろう。オバマ大統領はCVSに感謝すると談話を発表していたと伝えていた。

ドイツZDFは米NSAはシュレッダ―ドイツ前首相が盗聴の対象となっていたと元CIA職員スノ―デンレポートで判明した。シュレッダ―前首相は2002年のアメリカのイラクへの軍事介入に反対していた。メルケル首相盗聴問題を契機に、現在、ドイツはアメリカにスパイ活動全面停止で協議しているが、交渉は行き詰っていると伝えた。ドイツメディアによる最近の世論調査では「アメリカは信用できない」と答えた人が60%を超えた。今回の前首相盗聴の発覚でEUとアメリカ間で進められている自由貿易協定締結にまで問題が発展する怖れが出て来たと解説していた。一方、ドイツZDFは「国連子供の権利委員会」がバチカンが長年にわたって児童虐待を続けていたがそれを隠して来た。バチカンは自らの評判を気にして子供の人権を無視したとバチカンの隠ぺい体質を激しく非難したと伝えた。

6日朝放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで、英国際戦略研究所が5日、世界171ケ国・地域の軍事力を分析した500ページにのぼる「ミリタリーバランス2014」を発表したと伝え、同報告書によれば、中国の軍事力が年々膨張を続け2013年に世界全体の軍事費の7.2%を占め、トップアメリカの38.4%次ぐ2位を占めた。中国は①海洋進出,②接近拒否、③戦略兵器を重視、特に中国と日本との間で緊張が高まっていると指摘したとNHK,津屋尚編集委員が解説していた。アメリカの米国太平洋軍、ロックリア司令官は「中国は超音速ミサイルを開発した。この先それがどこへ迎えられるか。」と懸念を表明した。

5日のNY市場は、大荒れのスタートから薄商いの中、やや落ち着きを取り戻し、NYダウは前日比5ドル安、15,440ドルで取引を終えた。債券相場が小幅安、10年物国債利回りは2.668% へ小幅上昇、NY外国為替市場では、1ドル＝101.50~53円、1ドル＝137.37~42円で取引された。NY原油（WTI）はバレル0.2%高、97.38ドル、NY金はオンス0.4%高だった。「タバコ販売を2014年で販売停止すると発表したCVSCaremarkの株価は値下がりした。投資家は週末の米雇用統計を注目している。アジア株が反発、前日4.2%急落した
日本株が5日,1.2%反発した」と5日付けWSJ紙電子版は書いた。WSJ紙は別ページでソチ金メダルはノルウエ―、米が13個で同率トップ、日本は3個で10位と予測していた。(了)