第57回大阪府立大学混声合唱団エヴァーコール演奏会風景
江嵜企画代表・Ken
第57回大阪府立大学混声合唱団エヴァコール定期塩素会が、「たかいし市民会館」アプラ
ホールで1月16日午後5時から開かれ、楽しみにして出かけた。この日も第3土曜日で
昨年同様、山科での日本画教室と重なった。教室を中座、JR,地下鉄、南海電車を乗り継ぎ
幸い開演前に着いた。いつものように会場の様子をスケッチした。
この日の演奏では、第4ステージの「おらしょ」と題する千原英喜の曲、隠れキリスタンの
3曲が、当間修一氏の指揮と相まって、ハイライトだった。団員の心がひとつになっていた。
清涼感溢れる発声が特に印象的だった。団員の日頃の精進の賜物と思う。発声は合唱の命だと
改めて痛感した。
翌17日朝5時46分には全壊した実家近くの西林寺での阪神淡路大震災法要に参列した。21年
経っても被災した家族の体と心の中に「あの時」のことがしみ込んでいる。俗にいう「風化」は
しない。「あの時」7,000人近い方がなくなった。犠牲者の中には学業半ばの学生も多く含まれて
いた。耐震に配慮した住宅建設は21年経った今も進んでいないと伝えられる。
1月第2週末にはスキーバスで14人の学生がなくなる悲惨な事故が起こった。「暖冬でスキー客が
少ない。『安くしてほしい』とバス会社に頼んだ」と今回の事件関連旅行会社社長談話が1月18日
付け読売朝刊に出ていた。軽率に言えないが余りにも安すぎるということの副作用かもしれない。
経済の世界では原油相場がドラム缶一杯の値段が1月に30ドルを割った。2年ほど前の高値
140ドルから見れば信じられない。安すぎる弊害がこの先出てくるだろう。何やら落ちつかぬ
年の初めとなった。(了)