(学校で教えてくれない経済学)
「世界経済は逆風にさらされている。今は利上げの時期ではない。」とイングランド銀行、カーニー総裁が19日語ったと、20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCが伝えた。「カーニー総裁発言を受けて英ポンドは7年ぶり安値をつけた。原油安、中国経済の減速が追い打ちをかけた。英国では賃金が上昇していない。利上げは来年まで行われないとの見方が出てきた。」と解説した。米CNNニュースは20日朝の放送で「25年来の中国経済減速、IMFによる世界経済見通しの下方修正、12年来の原油安がダボス会議の話題の中心を占めた」と紹介した。19日のNY株式市場は、アジア株、欧州株反発を受けて高くはじまった。原油相場が反落後下げに転じたが戻し、NYダウは27ドル高、16,016ドルで取引を終えた。NY金は小幅安オンス1,089.90ドルだった。
19日、NY原油先物相場は3.3%安、バレル28.46ドルで取引を終えた。「IEA(国際エネルギー機関)が月報で、世界の石油市場が『供給過剰であふれかえる可能性がある』と指摘した。サイプレス・エナジー・キャピタルマネジメント、カイル・クーパー氏は「原油の供給が多すぎる。イラン原油は米国に入ってこないが、トンネルの終わりに光は見えない」と語った」と20日付ブルームバーグ電子版にMarkShenk記者が書いた。原油関連では、20日付WSJ紙電子版で「サウジとイランが、中国向け原油輸出で綱引き」の見出しで「中国の習近平国家主席の中東訪問がはじまった。19日リヤドに到着した習主席はサウジとイランの間の原油販売競争のまっただなかに身を置くことになる」と書いた。20日放送の中国CCTVは「習国家主席が19日、リヤドに着いた。国王はじめ多くの閣僚の出迎えを受けた。サウジアラビアとの多くの協定に調印する。中国はサウジはじめその他の湾岸国との協力を積極的に進めると習主席は語った。エジプトとイランを訪問する予定である。」と伝えた。
NY外為市場では1ドル=117.62~67円、1ユーロ=128.36~37円で取引された。20日付のブルームバーグでLananhNguyen記者は「中国国家統計局は昨年10~12月のGDPが6.9%増と発表した。予想したほど悪くないが中国に追加の景気刺激策を期待できるとの思惑が働いた。原油安も豪ドル、ノルウエー・クローネ相場は持ち直した。」と書いた。一方、ロシアルーブルは原油安に連動する形で下げ続けていたが、19日、1ドル=79ルーブル、史上最安値を更新した。原油の先安観が継続する中、下げ止まる気配を見せていない。
20日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でドイツZDFは「メルケル首相の支持率が32.5%へ低下した。ドブㇽト運輸相が『ドイツは国境の閉鎖を真剣に考えなければならない
段階に達した』と語った。昨年末のケルン事件以降メルケル首相の環境が一変した。」と伝えた。ドイツZDFは「ポーランド首相は19日、EU委員会で演説、国民に選ばれた代表として行動する」と語った」と伝えた。ポーランド新政権は難民受け入れに反対している。
世界がなんとなくざわざわしてきた。日本だけは別だという雰囲気が失われつつある。(了)
「世界経済は逆風にさらされている。今は利上げの時期ではない。」とイングランド銀行、カーニー総裁が19日語ったと、20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCが伝えた。「カーニー総裁発言を受けて英ポンドは7年ぶり安値をつけた。原油安、中国経済の減速が追い打ちをかけた。英国では賃金が上昇していない。利上げは来年まで行われないとの見方が出てきた。」と解説した。米CNNニュースは20日朝の放送で「25年来の中国経済減速、IMFによる世界経済見通しの下方修正、12年来の原油安がダボス会議の話題の中心を占めた」と紹介した。19日のNY株式市場は、アジア株、欧州株反発を受けて高くはじまった。原油相場が反落後下げに転じたが戻し、NYダウは27ドル高、16,016ドルで取引を終えた。NY金は小幅安オンス1,089.90ドルだった。
19日、NY原油先物相場は3.3%安、バレル28.46ドルで取引を終えた。「IEA(国際エネルギー機関)が月報で、世界の石油市場が『供給過剰であふれかえる可能性がある』と指摘した。サイプレス・エナジー・キャピタルマネジメント、カイル・クーパー氏は「原油の供給が多すぎる。イラン原油は米国に入ってこないが、トンネルの終わりに光は見えない」と語った」と20日付ブルームバーグ電子版にMarkShenk記者が書いた。原油関連では、20日付WSJ紙電子版で「サウジとイランが、中国向け原油輸出で綱引き」の見出しで「中国の習近平国家主席の中東訪問がはじまった。19日リヤドに到着した習主席はサウジとイランの間の原油販売競争のまっただなかに身を置くことになる」と書いた。20日放送の中国CCTVは「習国家主席が19日、リヤドに着いた。国王はじめ多くの閣僚の出迎えを受けた。サウジアラビアとの多くの協定に調印する。中国はサウジはじめその他の湾岸国との協力を積極的に進めると習主席は語った。エジプトとイランを訪問する予定である。」と伝えた。
NY外為市場では1ドル=117.62~67円、1ユーロ=128.36~37円で取引された。20日付のブルームバーグでLananhNguyen記者は「中国国家統計局は昨年10~12月のGDPが6.9%増と発表した。予想したほど悪くないが中国に追加の景気刺激策を期待できるとの思惑が働いた。原油安も豪ドル、ノルウエー・クローネ相場は持ち直した。」と書いた。一方、ロシアルーブルは原油安に連動する形で下げ続けていたが、19日、1ドル=79ルーブル、史上最安値を更新した。原油の先安観が継続する中、下げ止まる気配を見せていない。
20日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でドイツZDFは「メルケル首相の支持率が32.5%へ低下した。ドブㇽト運輸相が『ドイツは国境の閉鎖を真剣に考えなければならない
段階に達した』と語った。昨年末のケルン事件以降メルケル首相の環境が一変した。」と伝えた。ドイツZDFは「ポーランド首相は19日、EU委員会で演説、国民に選ばれた代表として行動する」と語った」と伝えた。ポーランド新政権は難民受け入れに反対している。
世界がなんとなくざわざわしてきた。日本だけは別だという雰囲気が失われつつある。(了)