:英BBC発(学校で教えてくれない経済学)
キング牧師誕生記念日祝祭日で18日のNY市場はお休み。19日の外為市場は小動き。1ドル=117.36円、1ユーロ=127.81円で取引された。「米国以外の株式市場では、アジア株は中国の小反発除き続落。欧州株も様子見から冴えない」と18日付けブルームバーグニュース電子版が伝えた。一方19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ウエールズにある英最大の製鉄会社タタスティールが世界経済減速と安価な中国製品の輸入が原因で1,000人の人員整理を発表した。5年後にはイギリスから製鉄所が消えるかもしれないとの見方まで出てきた」と伝えた。今朝の「ワールドニュース」では韓国KBSが「対イラン経済制裁が解除され、原油価格がさらに下がる。バレル20ドル台の予想も出てきた。18日のロンドン市場では北海原油が一時バレル28ドル台をつけた。」と伝えた。
対イラン経済制裁解除関連のニュースでは19日朝放送の英BBC,スペインTVAが取り上げた。スペインTVAは「イランの石油生産が増加、安い石油がイランからスペインに入る。スペインは国内の石油消費の99%を輸入している。スペインはイランとの結びつきが強く期待が大きい。EU代表が18日、イラン外相と会談、イランとの貿易拡大を協議した。」と伝えた。英BBCは「イラン制裁解除で自由な送金が可能になる。隣国アフガニスタンに即恩恵をもたらす。アフガニスタン経済が改善に向かえば、生活苦からタリバンに参加してきた若者にも恩恵をもたらす。その一方で、サウジアラビアとイスラエルはイラン制裁解除で警戒感を一段と強めている。オバマ米大統領は『ミサイル配備には制裁継続する』と
早速ブレーキをかけた。」と解説していた。
原油安関連では18日付けブルームバーグ電子版が「原油30ドル割れで過去経験したことのない出来事がサウジアラビアで起こっている」とJames Herthing記者が書いた。同記事によると「サウジの人口は約2,100万人、内40%が15~34歳の若者だ。変化の最前線にいる多くの若者は今ショック状態だ。サウジでは燃料・エネルギー補助金が前例のないレベルまで削減された。リッター20セント(約12円)のガソリンや定期昇給が当たり前でなくなった。王族は独占企業の石油会社の上場を検討している。3人子持ちのある父親(30)は副業探し。大学で個人授業を始めた。子供には電気代節約で電灯のスイッチを消すよう言いつける。サウジでは昨年、女性の地方議員選出が初めて認められた。しかし、女性は自動車の運転が禁止されている。」と書いた。
一方、中国関連で明るいニュースとして18日付けのブルームバーグでNatarshaKhan記者が「申年を迎えて中国はベビーブーム。申年生まれは賢く魅力的。羊年は縁起が悪い羊年が終わるまで子供をもうけるのを先送りする。ドイツのメルクによれば昨年後半、中国で不妊治療関連薬品の販売が増えた。北京のある病院の産科の予約が3割増えた。中国政府が二人子供政策に転換したことも追い風になっている。おむつの売り上げも加速している。」と書いた。イラン経済制裁解除、原油安も両面ある。サニーサイドに目を向けたい。(了)
キング牧師誕生記念日祝祭日で18日のNY市場はお休み。19日の外為市場は小動き。1ドル=117.36円、1ユーロ=127.81円で取引された。「米国以外の株式市場では、アジア株は中国の小反発除き続落。欧州株も様子見から冴えない」と18日付けブルームバーグニュース電子版が伝えた。一方19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ウエールズにある英最大の製鉄会社タタスティールが世界経済減速と安価な中国製品の輸入が原因で1,000人の人員整理を発表した。5年後にはイギリスから製鉄所が消えるかもしれないとの見方まで出てきた」と伝えた。今朝の「ワールドニュース」では韓国KBSが「対イラン経済制裁が解除され、原油価格がさらに下がる。バレル20ドル台の予想も出てきた。18日のロンドン市場では北海原油が一時バレル28ドル台をつけた。」と伝えた。
対イラン経済制裁解除関連のニュースでは19日朝放送の英BBC,スペインTVAが取り上げた。スペインTVAは「イランの石油生産が増加、安い石油がイランからスペインに入る。スペインは国内の石油消費の99%を輸入している。スペインはイランとの結びつきが強く期待が大きい。EU代表が18日、イラン外相と会談、イランとの貿易拡大を協議した。」と伝えた。英BBCは「イラン制裁解除で自由な送金が可能になる。隣国アフガニスタンに即恩恵をもたらす。アフガニスタン経済が改善に向かえば、生活苦からタリバンに参加してきた若者にも恩恵をもたらす。その一方で、サウジアラビアとイスラエルはイラン制裁解除で警戒感を一段と強めている。オバマ米大統領は『ミサイル配備には制裁継続する』と
早速ブレーキをかけた。」と解説していた。
原油安関連では18日付けブルームバーグ電子版が「原油30ドル割れで過去経験したことのない出来事がサウジアラビアで起こっている」とJames Herthing記者が書いた。同記事によると「サウジの人口は約2,100万人、内40%が15~34歳の若者だ。変化の最前線にいる多くの若者は今ショック状態だ。サウジでは燃料・エネルギー補助金が前例のないレベルまで削減された。リッター20セント(約12円)のガソリンや定期昇給が当たり前でなくなった。王族は独占企業の石油会社の上場を検討している。3人子持ちのある父親(30)は副業探し。大学で個人授業を始めた。子供には電気代節約で電灯のスイッチを消すよう言いつける。サウジでは昨年、女性の地方議員選出が初めて認められた。しかし、女性は自動車の運転が禁止されている。」と書いた。
一方、中国関連で明るいニュースとして18日付けのブルームバーグでNatarshaKhan記者が「申年を迎えて中国はベビーブーム。申年生まれは賢く魅力的。羊年は縁起が悪い羊年が終わるまで子供をもうけるのを先送りする。ドイツのメルクによれば昨年後半、中国で不妊治療関連薬品の販売が増えた。北京のある病院の産科の予約が3割増えた。中国政府が二人子供政策に転換したことも追い風になっている。おむつの売り上げも加速している。」と書いた。イラン経済制裁解除、原油安も両面ある。サニーサイドに目を向けたい。(了)