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OPECが非加盟国に減産呼びかけ、NY原油バレル31.45ドルへ反発、NYダウ282ドル高

2016-01-27 13:28:51 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


寒波が沖縄本島を襲い、観測史上初めての雪(みぞれ)が降ったと26日、沖縄在住の知人からお便りをいただいた。27日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の視点」で気象予報士の駒形陽子氏は「奄美大島に雪が降りました。115年ぶりです。北朝鮮、白頭山ではマイナス38℃、ソウルはマイナス18℃だった。26日にはベトナム、ハノイにも初めて雪が降った。ただ那覇では週末には25℃と初夏の温かさになる予報です。」と解説していた。一方、先週末、アメリカ東部の大雪でワシントンDCで政府機関が一時閉鎖されたとの米ABCテレビを見ながら40数年前の古い話だが、NYからの仕事帰りに突然大雪に遭遇、辛くもワシントンに帰還したことをこの間の出来事のように思い出した。

27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「旅行会社の予測では、今年、春節期間だけで昨年比20%増の600万人の中国人が海外旅行に出かける。航空機の便がよくなったことが第一の理由だが、ビザ制度が緩和されたことも影響している。アメリカ、日本、韓国、ベトナムが多い。昨年比20%増の見込みだ。2016年合計では中国人の海外旅行は1億2,000万人と見られている。」と紹介していた。シンガポールCNAキャスターは「この数字は今のところです。いつまで続くかわかりません」と意味深長な言葉を投げかけていた。中国関連の27日朝のニュースでは中国CCTVが「中国中央規律検査員会は、26日『国務院の直属機関である国家統計局トップの王保安局長を「重大な規律違反」の疑いで調査している』と発表した。」と伝えた。中国CCTVは中国鉄道省ふくめ政府機関の汚職徹底摘発を進めていると紹介していた。

一方、27日朝放送のドイツZDFは「ドイツ連立与党内での対立がエスカレートしている。連立与党のSPD代表がCDUの政策は「法と秩序が守られていない」と連邦裁判所に提訴した。CDUは極端にナーバスになっている。」と伝えた。英BBCは「デンマーク議会が難民申請者の資産を没収、難民対策費に充てる法案を26日可決した。これに対して国連はじめ欧米各国から猛烈な抗議が出てきている』と伝えた。ドイツが難民受け入れの上限を20万に制限する動きやオーストリー、スエーデンの難民受け入れ拒否の流れが強まっている。

26日のNY市場では、OPEC(石油輸出国機構)が非加盟国に石油減産を呼び掛けていると伝えられNY原油(WTI)がバレル31.45ドルへ反発した。NYダウは先週末比282ドル高、16,167ドルと週末の下げを取り戻した。NY外為市場では、原油高、株高の流れを受けて、ドル買戻しの動きから1ドル=118.41~46円、1ユーロ=128.67~68円で取引された。NY金は続伸、オンス1,121.70ドルで取引を終えた。プラチナや銅、亜鉛など非鉄鉱物資源相場が揃って反発した。『26日からはじまった米FOMC(公開市場員会)で年末の利上げ後初の会合でFRBイエレン議長がどのような発言をするか。年末の米利上げが年初からの世界同時株安の引き金を引いたとの市場の評価にどうこたえるのか注目されている』と「キャッチ!世界の視点」〈経済情報〉出演の東海東京証券高堀伸二氏が解説していた。(了)

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