トランプ発言で、NY外為市場で1ドル₌108円、地政学的リスク懸念、NYダウ続落（学校で教えてくれない経済学）

「ドルは強くなりすぎている。これは私の責任でもある。米政権は中国を為替操作国と認定しないつもりだと12日のWSJ紙との単独インタビューで語った」と13日付けWSJ紙電子版でGerardBaker記者らは書いた。同記事によればトランプ氏はイエレンFRB議長の来年任期後の再指名に含みを残した。12日のNY外為市場ではトランプ発言後ドルが急落一時1ドル＝108.97円をつけたあと1ドル＝108.99～109.03円で取引されている。ドルは対ユーロではほぼ変わらず1ユーロ＝1.0664ドルで取引された。ユーロは対円で1ユーロ＝116.22～29円で取引された。NYダウは地政学的リスクの高まりから59ドル安、20,591ドルで取引を終えた。NY原油（WTI）はバレル53.11ドルと前日とほぼ変わらず、NY金は小幅高のオンス1,278.10ドルで取引を終えた。

米ABC、英BBC,ドイツZDF,フランスF2、豪ABC、香港ATB,カタール,アルジャジーラ揃って「米国のシリア空爆後初めての米ロ会談で米国とロシアとの立場の違いが鮮明になった。プーチン大統領はロシア系メディアとのインタビューでロシアと米国との関係はオバマ政権の時より悪化していると語った」と伝えた。13日朝放送のNHK/BS「キャッチ！世界のトップニュース」の中で米ABCは「トランプ米大統領は12日、ストルテンベルグNATO事務総長と会談した。トランプ氏は米ロ関係は最も低い水準にあると語った。一方、NATOを100％支持すると語った。トランプ氏は米大統領選挙期間中、NATOは時代遅れの代物だと評価していた。自らの考えを転換した。」と伝えた。ティラーソン米国務長官はラブロフ外相との会談後、プーチン大統領と会談した。伝えられるところによれば、シリア上空での偶発的事故を回避することを今回の会談で再確認した。アサド政権の化学兵器使用に関しては再調査することで両国は合意した。米ロ双方に決定的対立は回避したい思惑があるとみられている。

13日朝放送の韓国KBSは「習近平国家主席は12日、トランプ米大統領と電話会談を行った。習主席は朝鮮半島問題は平和的に対話を通じての解決を望んだ。一方、北朝鮮に対しては制裁強化の可能性を指摘するメッセージを送った。」と伝えた。13日放送の中国CCTVは「陸報道官は朝鮮半島問題は対話による解決を中国は望んでいる。北朝鮮への挑発は避けてほしい。米韓軍事演習に責任を求めると語った」と伝えた。豪ABCは「習主席は12日、トランプ大統領と電話会談を行い米国に対話を求めると伝えた。北は米国を核により先制攻撃すると挑発している。金日成生誕105周年の式典が15日開かれる。世界から多くのメディアが取材のためピョンヤンに呼ばれている。」と伝えた。

ドイツZDFは「メルケル首相はドルトムントでのバス事件を聞いたとき唖然としたと語った。爆破事件の容疑者2人に逮捕状を出した。一人はイラク人25歳、もう一人はドイツ人28歳。3通の手紙が道路際の茂みで発見された。2人はISによる過激化思想に感化されたとみられる。手紙を鑑定、背景を捜査中。サッカー試合は翌日行われた。」と伝えた。（了）

森田りえ子日本画展風景atそごう神戸店（スケッチ＆コメント）

森田りえ子日本画展風景

江嵜企画代表・Ken

森田りえ子日本画展がそごう神戸店新館７階美術画廊で17日まで開かれており楽しみにして出かけた。
桜、ふじ、菊、菖蒲など四季折々の花の絵、新作を含めて20点を堪能した。30号のカトレアの絵が会場
入るなり一番に目に飛び込んできた。カトレアの隣の芙蓉の花を背景に描かれた舞妓さんの絵をいれて
会場の様子をスケッチした。

会場の係りの女性に森田りえ子さんは本日はお見えですかとそれとなく聞くと、16日の日曜日に顔を出されると
お聞きしていますとの答えが返ってきた。森田りえ子先生とのご縁は、22年前の神戸の大震災のあと亡父が
高島屋日本画教室でお世話になったときに始まる。

亡父が高齢で教室に通えなくなったあと父と交代に森田りえ子先生に日本画の手ほどきを受けた。森田りえ子
先生はその後6年ほどで画業に専念されることになった。後を継がれた猪熊佳子先生にご指導を受けるように
なってからでも早いもので10年経った。月二回のお稽古を日本画教室の仲間と楽しんでいる次第である。

そごう神戸店はJR三宮駅ホームの山を背にして南側正面に見える。最寄りにお越しの節は、森田りえ子展
までお運びいただければありがたい。最終日の17日はそごう閉店時間でなく午後4時閉場となっている。
（了）