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七星鍼法には、いくつもの即効的で効果的な治療法があります。
まずは経絡治療で、
脈診のできない人でも経絡を整えるテクニックがあり、そのテクニックを使うと、鍼灸学校1年生でも治療ができるようになります。
と、ここまで読んで怒る人もいると思いますが、怒った人は多分、脈診などで苦労した人だと思います。
私も鍼灸を学び始めてから、「脈を整える」ということに熱中したことがあるので、その気持ちはよく分かります。
しかし、七星鍼法を組み立てていく中で、偶然のように見つけたのが、この「七星鍼法での経絡治療」なのです。
その方法を私が開催する「臨床実践塾」で何度か説明してきましたが、あまりに簡単過ぎるためか、そのテクニックを使ってない人もいるようです。
あるいは、このテクニックでは「補瀉法」のテクニック選定が必要なので、それを避けるために使ってないかも知れません。
または、権威保持のために、わざと難しく考えようとしているかも知れません。
何故かと言うと、鍼灸学校では私が講義した学校でしか七星鍼法は教えてないので、学会発表などをすると、他の先生方が理解できないからです。
また、七星鍼法でも「究極の経絡治療」は、一穴鍼法にありますが、七星鍼法での一穴鍼法が使えるようになると、一穴に軽く刺鍼するだけですので、「あっ!」と言う間に治療が済んでしまいます。
そして、当たり外れが少ないのです。
もう一度言います。
当り外れが非常に少ないのです。
その理由は、ここで書くと長くなるので、この連載のどこかで書いていきます。
どういうことかと言うと、七星鍼法での脈診では、一般的に使われる脈位(脈を診る時の位置)が違うし、脈診だけで「一穴」を決めるわけではないからです。
たとえば、脈位が違うということは、一般に使われる脈経からきた(或いは難経に倣った)脈位で診て、「脾虚」が出たとします。
ところが、七星鍼法では「肝虚」と出るのです。
つまり、難経式は「脾虚」と出ても、七星鍼法では「肝虚」と出るわけで、当然選穴が違ってきますので、結果も違ってきます。
そのように大きな違いがあるので、七星鍼法ではそんなに苦しむことがなくても、難経式の脈位だと苦しむ破目になるわけです。
何年も、何年も、何年も苦しんで、ようやくたどり着くのが、望診、問診、聞診と脈診以外の切診を活用して選穴するという方法みたいです。
つまり、「望・問・聞・(脈診以外の切診)」ができなければ、選穴ができないわけです。
だから、「脈診ができるようになるには10年かかる」なんて言われるわけです。
ところが、七星鍼法の脈診は、鍼灸学校1年生でも1週間もあれば脈診ができるようになってきますので、七星鍼法での脈診と、七星鍼法での「脊椎診」を覚えれば、一穴鍼法が使えるようになるわけです。
しかし勘違いしないでください。
私は、空想やホラで言っているのではありません。
脈診のできない鍼灸学生や、当院に入ってきた脈診のできないスタッフに脈診を教えながら、その結果を話しているだけなのです。
ただ、七星鍼法はまだまだメジャーではないし、日本人の慣習として「周囲を見回してから手を挙げる」というのがあるので、実際には七星鍼法を使っている人でも、周囲を見回してから手を挙げるので、会話の中では「五行論や難経」になっているのです。
また、そうしないと、鍼灸業界では上に行けないという状況があることも否めません。
つまり、患者さんの為に論じるのではなく、自分の地位を保つために論じているということもありうるということです。
自民党だけが政党ではないし、野党も合わせて政治が行なわれているのは、政治に偏りがないようにするためです。
「五行論もあれば七星論もある」としたほうが、偏りがなくなり、間違った方向に行かなくても済むと考える私は間違っているのでしょうか。
そして、もっと大切なことは、「どの理論や治療法を使うと早く患者さんを楽にすることができるか」ということです。
患者さんは理論なんかどうでもいいのです。
早く治ればそれでいいと思うのです。
ですから、七星論(人体惑星試論)には、家庭療法もあります。
より早く治る方法を選んでほしいからです。
患者さんが早く治るのが、精神的にも、経済的にも、時間的にも患者さんの利益になると考えているからです。
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講習会風景
七星鍼法には、いくつもの即効的で効果的な治療法があります。
まずは経絡治療で、
脈診のできない人でも経絡を整えるテクニックがあり、そのテクニックを使うと、鍼灸学校1年生でも治療ができるようになります。
と、ここまで読んで怒る人もいると思いますが、怒った人は多分、脈診などで苦労した人だと思います。
私も鍼灸を学び始めてから、「脈を整える」ということに熱中したことがあるので、その気持ちはよく分かります。
しかし、七星鍼法を組み立てていく中で、偶然のように見つけたのが、この「七星鍼法での経絡治療」なのです。
その方法を私が開催する「臨床実践塾」で何度か説明してきましたが、あまりに簡単過ぎるためか、そのテクニックを使ってない人もいるようです。
あるいは、このテクニックでは「補瀉法」のテクニック選定が必要なので、それを避けるために使ってないかも知れません。
または、権威保持のために、わざと難しく考えようとしているかも知れません。
何故かと言うと、鍼灸学校では私が講義した学校でしか七星鍼法は教えてないので、学会発表などをすると、他の先生方が理解できないからです。
また、七星鍼法でも「究極の経絡治療」は、一穴鍼法にありますが、七星鍼法での一穴鍼法が使えるようになると、一穴に軽く刺鍼するだけですので、「あっ!」と言う間に治療が済んでしまいます。
そして、当たり外れが少ないのです。
もう一度言います。
当り外れが非常に少ないのです。
その理由は、ここで書くと長くなるので、この連載のどこかで書いていきます。
どういうことかと言うと、七星鍼法での脈診では、一般的に使われる脈位(脈を診る時の位置)が違うし、脈診だけで「一穴」を決めるわけではないからです。
たとえば、脈位が違うということは、一般に使われる脈経からきた(或いは難経に倣った)脈位で診て、「脾虚」が出たとします。
ところが、七星鍼法では「肝虚」と出るのです。
つまり、難経式は「脾虚」と出ても、七星鍼法では「肝虚」と出るわけで、当然選穴が違ってきますので、結果も違ってきます。
そのように大きな違いがあるので、七星鍼法ではそんなに苦しむことがなくても、難経式の脈位だと苦しむ破目になるわけです。
何年も、何年も、何年も苦しんで、ようやくたどり着くのが、望診、問診、聞診と脈診以外の切診を活用して選穴するという方法みたいです。
つまり、「望・問・聞・(脈診以外の切診)」ができなければ、選穴ができないわけです。
だから、「脈診ができるようになるには10年かかる」なんて言われるわけです。
ところが、七星鍼法の脈診は、鍼灸学校1年生でも1週間もあれば脈診ができるようになってきますので、七星鍼法での脈診と、七星鍼法での「脊椎診」を覚えれば、一穴鍼法が使えるようになるわけです。
しかし勘違いしないでください。
私は、空想やホラで言っているのではありません。
脈診のできない鍼灸学生や、当院に入ってきた脈診のできないスタッフに脈診を教えながら、その結果を話しているだけなのです。
ただ、七星鍼法はまだまだメジャーではないし、日本人の慣習として「周囲を見回してから手を挙げる」というのがあるので、実際には七星鍼法を使っている人でも、周囲を見回してから手を挙げるので、会話の中では「五行論や難経」になっているのです。
また、そうしないと、鍼灸業界では上に行けないという状況があることも否めません。
つまり、患者さんの為に論じるのではなく、自分の地位を保つために論じているということもありうるということです。
自民党だけが政党ではないし、野党も合わせて政治が行なわれているのは、政治に偏りがないようにするためです。
「五行論もあれば七星論もある」としたほうが、偏りがなくなり、間違った方向に行かなくても済むと考える私は間違っているのでしょうか。
そして、もっと大切なことは、「どの理論や治療法を使うと早く患者さんを楽にすることができるか」ということです。
患者さんは理論なんかどうでもいいのです。
早く治ればそれでいいと思うのです。
ですから、七星論(人体惑星試論)には、家庭療法もあります。
より早く治る方法を選んでほしいからです。
患者さんが早く治るのが、精神的にも、経済的にも、時間的にも患者さんの利益になると考えているからです。