米軍アフガニスタンでISに空爆、地政学的リスク懸念でNYダウ138ドル安（学校で教えてくれない経済学）

米軍がアフガニスタンで活動するイスラム国に米国が核以外の通常兵器で米軍最大の破壊力を持つ爆弾MOAB(Mother of all bombs)を投下したと伝えられた後、12日のNY市場では債券が上昇（利回り低下）、株価下落、金相場が上昇した。NYダウは138ドル安、20,453ドルで取引を終えた。NY外為市場では1ドル＝109.13～15円、1ユーロ＝115.80~88円で取引された。NY原油（WTI）はバレル53.18ドル、NY金はオンス1,285.90ドルへ3連騰と14日付けブルームバーグ電子版でOloverRenick記者らが書いた。

14日朝放送のNHK/BS「キャッチ！世界のトップニュース」で米ABCは現地13日夕方6時半からの放送で「アフガニスタン駐留軍はISが活動するトンネルを目標に大規模爆弾MOABを投下した。この爆弾はオバマ大統領に運び込まれたものである。重量10トンで投下にパラシュートが使われた。トランプ大統領は直ちに賞賛した。アメリカがISと真剣に戦っていることを捉える証拠である」と伝えた。一方、14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でカタール、アルジャジーラは、シリアのアサド大統領はAFT通信記者との
インタビューで『シリアで化学兵器が使われたとする映像は100％でっち上げだ。シリアは化学兵器を2003年に破棄した。仮に持っていたとしても一度も使用したことはない。ホワイトヘルメットと称するアルカイダ組織、テロ集団の仕業だ。徹底的調査が必要だ』と語った。」と伝えた。英BBC、フランスF2、スペンインTVEも『シリアが化学兵器を使用したとアメリカを主とする西側は主張するが、自らがテロリストに協力していることを隠す口実であり、100％でっち上げだ。公平な評価を求める。』とアサド氏は話したと伝えた。

一方、シンガポールCNAは「15日の金日成国家主席生誕105周年記念祭典を前にして外国メディアに70階建て高層建築前のリョミョン道路を公開した。アメリカはピョンヤン空爆で脅しているが北朝鮮は彼らの挑発、制裁に屈しない。我々は朝鮮半島を再統治すると声明を発表した。」と伝えた。英BBCは「15日のキムイルソン生誕105周年記念日に北朝鮮は6回目の核実験の準備を進めているとみられる。北朝鮮国民は全てが金正恩委員長に献身的態度を示すことが求められている。世界のメディアに北朝鮮の回復力と国民の忠誠心を示そうとしている」と伝えた。中国CCTVは「朝鮮半島の非核化は中国の基本的方向であり原則だと陸報道官は話した。1977年6月に始めた米韓軍事演習は今回8回目である。中国は北朝鮮との衝突を懸念している。」と伝えた。

14日朝放送のドイツZDFは「トランプ米大統領はステルテンベルグNATO事務総長との会談でNATOを100%支持した。トランプ氏はNATOは時代遅れだと発言していた。トランプ氏は中国を危険視していたが為替操作国から中国を外した。ロシアは安保理でアメリカのシリア攻撃決議案で拒否権を発動したが中国は棄権したことを評価した。今後現実を見つめる対応をとるかどうかは全く予測がつかない。」と解説。12日までトランプ氏は中国が北に圧力をかけないなら米単独でと言っていた。13日、同盟国と共にと変更した。（了）