カトレア
画・江嵜 健一郎
10月最初の猪熊佳子日本画教室から早くも1週間たった。教室で猪熊先生に用意いただいた色紙の中から「カトレア」を選びコピーした。本来なら教室で猪熊先生に指導を受けながら仕上げる。この日は京都に所用があり、自宅に持ち帰り自己流で仕上げた。
文字どうり今年1年かけてグロリオサの絵を描いた。神戸市シニアクラブ美術作品展に出したあと風船が抜けたようにエアポケットに入った状態で数日過ごした。
来年の画題をカトレアに決めた。教室の友達から鉢植えのカトレアを用意して描かれたらいいと思うとアドバイスをもらった。先日、神戸三宮の花店へ出向き、係のご婦人に鉢植えのカトレアを欲しいと話した。
大輪のカトレアなら来年4月になるとのことだった。色は何にしましょうかと聞かれたので薄いピンクの花を注文した。美術作品展は9月末搬入だから間に合うと判断してその場で予約した。
カトレアの花は10年以上前になるが教室の仲間のお一人が見事に描いておられた。いつか自分も描いてみたいなと思っていた。なかなか機会がなかったが、図らずも猪熊先生に先日、用意いただいた色紙の一枚がカトレアの花だった。
カトレアをいつものようにヤフーのブログで調べた。ラン科。英名:Cattleya。原産地:ブラジル。開花期は10月~2月。洋ランの女王と呼ばれる。
花言葉は「魔力」、「魅惑的」。花色はピンク、白、オレンジ、黄、赤、緑、紫と様々。ピンクの花のカトレアの花言葉は「成熟した大人の魅力」と出ていた。(了)