ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NYダウ、最高値更新も様子見、前日比ほぼ横ばい、米企業業績が相場を咲支える、NY原油はバレル84~85ドル台と高値圏維持、一方、日本では総選挙渦中も安全保障議論かみ合わず(学校で教えてくれない経済学)

2021-10-27 11:55:59 | 経済学
26日のNY市場は35,892ドルまで上げた後、様子見、35,756ドル、15ドル、0.04%高、過去最高値更新、S&P500,4,574,8ポイント、0.18%高、ナスダックは15,235、9ポイント、0.06%高と3指標ともにほぼ前日並みで取引を終えた。全般米企業業績の堅調が相場を支えている。個別ではグーグルが7~9月好調な業績を発表した。株価は2,793.44ドル、0.65%高と小幅に上げた。ナスダックでは米議会での内部告発関連での証言のあと厳しい評価が続くフェースブックが315.81ドル、3.92%安、中国関連銘柄のアリババが169.99ドル、3.51%安と売られた。

恐怖指数VIXは15.98、4.86%上昇、米10年物国債利回りは1.610%と小幅下落した。NY外為市場では1ドル=114.15円、1ユーロ=132.35円、Ⅰ英ポンド=157.13円と小動き。NY原油はWTIがバレル84.39ドル、北海ブレント、同85.41ドルと高値圏で推移した。NY金はオンス1,794.40ドルと反落。ビットコインは6万328ドル,4.33%安と反落した。

27日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは盧泰愚元韓国大統領(89)が26日、ソウル大学病院で死去した。亡くなる前に次女に「国民のために奉仕した。過ちを犯したことを悔い、南北の平和統一を早く実現してほしい」との言葉を残した。小脳萎縮症で10年以上闘病生活を続けていた。北方外交で活躍した。1991年、南北同時に国連加盟を実現した。11年の刑を受けたがキム・ヨンナム元韓国大統領の恩赦を受けたが最後まで公の場で語ることはなかった」と伝えた。

中国CCTVは「李克強首相はアセアン首脳会議にオンライン出席した。南シナ海問題では行動規範を遵守し平和的に解決したい。コロナ対策、イノベーションでアセアンに貢献したいと抱負を述べた。アセアン諸国からデジタル化推進含め中国の政策が支持された」と伝えた。一方、北京冬季オリンピック開催まで100日の26日、1万4,000人のボランティア団体はじめ各種機関組織で決断式が開かれた。」と伝えた。上海「東方衛視」は「①COP26開催を前にしてCO2排気ガスを2018年レベルから65%削減するなど10項目にわたる2030年アクションプログラムをまとめて発表した。②青少年の視力低下が進んでいる。近視比率を10%まで抑えるための対策が近く発表される。③欧州2国が台湾要人と会談した。中国は一つの中国に反する全ての行為に断固反対すると報道官は述べた」と伝えた。香港TVBは「中国との国境規制が緩和される。それに伴いコロナ感染拡大を懸念する声が高まっている」と伝えた。英BBCは「250万人の公務員給与が2年間凍結されていたが英財務省は近日中に発表の予算案に盛り込まれる。4.5%のインフレ率がどこまで盛り込まれるかが焦点だ」と伝えた。ドイツZDFは「新に選ばれた736人が出席してドイツ連邦議会が26日開催された。第2党となったCDUのジョイブル議長が退任した。第一党のSPDから議長に女性バーベル・バス議員(53)が選ばれた。」と伝えた。日本では総選挙が投開票まで1週間を切った。安全保障問題が争点の一つに入ったが政権与党内で意見が分かれている。心もとない限りである。(了)

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「家紋って何?」、田中豊茂先生、大いに語る、西宮文化協会10月行事(スケッチ&コメント)

2021-10-27 09:49:03 | スケッチ



西宮文化協会10月行事として講師に田中豊茂氏、日本家紋研究会理事を迎えて文化講演会が令和3年10月25日(月)午後1時半から西宮神社会館で開かれ楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

はじめに吉井良昭、西宮文化協会会長から「5月行事の予定がコロナで本日に延期となった。11月からは毎月行事を予定している。」と挨拶のあと堀内副会長から「田中豊茂さんは1953年兵庫県宍粟郡の生まれ,現在、丹波篠山市にお住まいで1996年よりウエッブ「家紋World」で家紋と名字、戦国史の研究を発信しておられる。」と紹介があった。

「丹波篠山から電車で2時間かけて参りました。家紋って何やろか?900年の歴史があり奥が深い。家を表す印です。家が出来て家紋が出来ました。」と田中先生は話し始めた。

会場受付で配布の講演会レジメ冒頭に書かれた文に「家紋。その歴史を探ってみますと名字の起り、家の成立、武家の興亡史に深く関わっている事が知られる。又、森羅万象、花鳥風月を巧みに図案化した家紋には日本特有の文化・心映えに根ざした美的センスが凝縮されている。いまでは墓参の時くらいにしか見ることのなくなった家紋。実は日本文化のエッセンスそのもの、近い将来、世界文化遺産に登録されるかもしれません。」とあった。

講演の場に話を戻す。家紋が生まれたきっかけは?貴族の遊びごころからです。貴族社会では家の財産が生じると、居住地の称号が家名として定着いていった。

家紋のはじまりについて「愚管抄」に西園寺家の家紋について「トモエの車など伝えけり」とありトモエの紋が牛車に描かれたのが家紋の始まりとみられるが諸説ある。久我家では装束の文様が家紋となったとある。諸事優雅な公家の紋章は優雅で華やかなものが多い。

武家の祖たちは、氏とは別に自からが開発し居住地(本拠)とした名(みょう)を名乗るようになった。家が確立されると惣領に世襲され名字とし定着していった。まずこのことを抑えてくださいと言って田中先生は話を進めた。

武家の世が家紋を広めた。保元・平治の乱のころ、源氏は白旗、平家は赤旗で彼我を区別、家々の印はなかった。平家が滅び、鎌倉幕府が開かれると白旗は征夷大将軍源頼朝だけになり、鎌倉御家人となった武士たち自らの存在を示す印(家紋)を用いるようになった。武家の家紋は優雅な公家と違いシンプルなものが多い。関東の武士たちが新補地頭として赴任と共に名字・家紋が全国に広まって行った。このことを抑えておいて下さいと話を先に進めた。

鎌倉幕府の滅亡から南北朝時代に入る。名和氏、楠木氏、赤松氏の家紋が登場する。太平記巻十六「兵庫海陸寄手事」には二引両・四目結・左巴など家紋を付けた旗の記述が見られる。武士の家紋は「見聞諸家紋」に詳しい。

関ケ原の合戦のあと江戸時代に入ると家紋は平和時における武家の象徴として用いられるようになった。見て美しい(模様紋)、おめでたいもの(吉祥紋)、武威の印(尚武紋)が生まれた。西日本中心に「女紋」がある。家に紋があるように神社や寺院も紋が用いられるようになった。

「明治維新とともに国民皆姓で家紋が普及した。家紋は「使用者(家)の名字を代替しその家の家人が同じ文様を共有し、代を重ねて用い過去と未来を繋げるもの」と定義される。多彩な意匠、内包する歴史、いつか家紋は世界遺産になるかもしれません」と田中先生は話を終えた。

講演のあと2人、3人、4人と手が上り活発な質疑応答が行われた。最後の質問で「家紋のデザイナーはいたのか。」と聞いた。田中先生は「模様を画く人はいる。デザイナーいない。」と答えたやり取りが印象に残った。

貴重な機会を用意いただいた西宮文化協会事務局の皆様にひたすら感謝である。

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