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論語と鍼灸 (28) 誰を友にするのか鍼灸師(2)

2011-06-02 08:26:45 | 論語と鍼灸
【孔子曰わく、益者(えきしゃ)三楽(さんらく)、損者(そんしゃ)三楽。礼楽(れいがく)を節(せっ)せんことを楽しみ、人の善を道(い)うことを楽しみ、賢友(けんゆう)多きを楽しむは、益なり。驕楽(きょうらく)を楽しみ、佚遊(いつゆう)を楽しみ、宴楽(えんらく)を楽しむは、損なり】
(孔子がおっしゃいました。善い楽しみには三つある。悪い楽しみにも三つある。礼儀の節と音楽を楽しむ事、他人の美点を褒める事、優れた友人との交際を楽しむ事は良い楽しみだ。傲慢に振舞う事、怠惰に暮らす事、酒宴にふける事は悪い楽しみだ)

私事になりますが、過去に弁護士と顧問契約をしていたことがあり、手紙の書き方なども教えてもらったことがあります。
その弁護士曰く、「最初に相手の意見を尊重し、自分は常に控え目にして、決断を下すときは、根拠を示さなければならず、相手がどのように考えているかで、こちらの論説を組み立てることが大切です」ということでした。
以来、私は何かの問題が発生したときは、そのことを思い出しながら交渉をし、決断をするようにしています。

その弁護士先生は、私にとっての、「益者三楽」の「賢友多きを楽しめば」だったと思います。
「礼楽を節せんことを楽しむ」ことで、人との交わりの基本、礼節が身に付けられる。
「人の善を道うことを楽しむ」ことは、相手のいいところを学ぶことになります。
「賢友多きを楽しめば」、知識が増えて「いい経営者」になると思うわけです。

経営者の対外的な交流だけでなく、社員の立場で考えても、礼儀のある経営者の下で働くことは、自分も礼儀を知ることとなり、人のいいところを学ぶ方法を見ることは、自分の成長であり家族の成長にもつながるし、賢友を持つ経営者を目の当りにすることで、自分も賢友を持つようになり、世間に出てから恥をかくことが少なくなると考えるわけです。

損者三楽の、驕楽を楽しむ友は、贅沢に慣れてしまい、苦境に立たされても贅沢を忘れることができずに落ちていきますので、このような人とは一線を引いていたほうが賢明なように思われます。

佚遊を楽しむ友は、若い頃には誰でも経験するような遊びから抜け出てないままの人が多いような気がします。
則ち、悪戯に始まり、パチンコのような賭博などがそうだと思いますが、そのような人は、遊びを優先的に考えますので、経営者としては不向きだと思います。

宴楽を楽しむ人は、夜の社交場が好きで、豪遊することが癖になっていますので、無駄にお金を使ってしまい、会社が傾くことに気が付かないこともあるようです。
水が低きに流れるように、そのような友達と付き合っていたら、いつしか自分も低きに流されてしまい、国家の基礎である家庭にまで悪影響を与えかねないと考えるわけです。

ですから、友を選ぶときもそうですが、会社の取引においても、それら益者三友や損者三友を考えていきたいものです。

どんな友を多くもつかで、人生も変ってきます。
礼節があり学を好み人を大切にする人、人を嘲笑したり批判ばかりして弁が立つ人、友を選ぶには相手の行為も参考にしていたほうがいいようです。
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