思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「人間の貧困」   外的価値の支配=生きている意味がない

2012-03-07 | 恋知(哲学)

遠くを見る、沈思する習慣を持てない人は、
即物的な現実主義(勝負・金銭・外的価値が目的)に陥り、
眼の前の現実をよく見、深く知ることができない。

心=内面世界が希薄となり、「人間の貧困」となる。

ただ、技術(やり方)と情報があるばかりだと
勝ち負け主義に陥り、
上位者か下位者か、有名か無名か、を評価基準とするしかない哀れな人生となる。
人間が昆虫化していく。

本質的に愚かで
豊かな愛の発露がなく
内的世界が希薄であっては
悦び、輝き、艶のない人にしかなれない。

それでは、生きている意味が消えてしまう。


武田康弘
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする