尖閣諸島(釣魚島)を石原元都知事の挑発で野田内閣がいきなりの【国有化】(自民党が同調)
【領土問題などない】 (話し合う余地なし、棚上げも反故にする)、との安倍首相の繰り返しの言明(菅首相から始まり野田首相に受け継がれ安倍首相で強固となる)。
政治的には、【中国敵視】。
石橋湛山首相―田中角栄首相―鳩山由紀夫首相―小沢一郎(政界最大実力者・当時)の友好の歴史、共産主義国であっても良好な関係を築き、政治的にも敵視しない、という良識派の保守政治家の路線は、右翼的国家主義者の政治家たちにより、敵視の姿勢にかわり、ネットでも「中国憎し」の感情に囚われる人々により後押しされるわが日本の現状は、極めて危ういです。
いま主流のこういう人たちは、上記のわが国の態度が【中国を挑発】する行為であることを自覚せず、「危険」を増幅しています。
「相手があってのこと、という対話精神」が世界でも稀なほど弱いのがわが日本人です。敵か味方か、善か悪か、白か黒か、という極論・感情論に理クツをつけて理性顔をするという宿痾は、戦前から一貫として変わりませんが、こういう「頑なな」態度を改めないと、ほんとうに相手を怒らせます。
挑発したのは、最初に仕掛けたのは、わが日本である、という事実を忘れたら、大変なことになる危険があります。【良識保守の路線】に戻さないと恐ろしい事態を招いてしまいます。
武田康弘