思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

安倍内閣のタカ派路線―中国敵視の姿勢は、恐ろしい結果を招きます。極めて危険です。

2013-02-14 | 社会批評

尖閣諸島(釣魚島)を石原元都知事の挑発で野田内閣がいきなりの【国有化】(自民党が同調)

【領土問題などない】 (話し合う余地なし、棚上げも反故にする)、との安倍首相の繰り返しの言明(菅首相から始まり野田首相に受け継がれ安倍首相で強固となる)。

政治的には、【中国敵視】。

石橋湛山首相―田中角栄首相―鳩山由紀夫首相―小沢一郎(政界最大実力者・当時)の友好の歴史、共産主義国であっても良好な関係を築き、政治的にも敵視しない、という良識派の保守政治家の路線は、右翼的国家主義者の政治家たちにより、敵視の姿勢にかわり、ネットでも「中国憎し」の感情に囚われる人々により後押しされるわが日本の現状は、極めて危ういです。

いま主流のこういう人たちは、上記のわが国の態度が【中国を挑発】する行為であることを自覚せず、「危険」を増幅しています。

「相手があってのこと、という対話精神」が世界でも稀なほど弱いのがわが日本人です。敵か味方か、善か悪か、白か黒か、という極論・感情論に理クツをつけて理性顔をするという宿痾は、戦前から一貫として変わりませんが、こういう「頑なな」態度を改めないと、ほんとうに相手を怒らせます。

挑発したのは、最初に仕掛けたのは、わが日本である、という事実を忘れたら、大変なことになる危険があります。【良識保守の路線】に戻さないと恐ろしい事態を招いてしまいます。


武田康弘


 

 

 

コメント (3)
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