わたしが最も敬愛するピアニストのマレイ・ペライアのリサイタルが10月24日、サントリーホールで行われ、その時の演奏会の感想を当夜に書きました。
夕刻の開場前、わたしは、ペライアの電光ポスターに手を添えて見ていた少女の写真を撮り、ブログの演奏評の最初に載せました。それは、ペライアの世界への「憧れ」を象徴するような写真でしたので、とても気に入り、A3に伸ばして居間に飾りました。
できればこの少女に写真をあげたいな、とは思いましたが探す手立てがありません。ところがネット時代の素晴らしさで、当夜のペライアの演奏評を検索していた少女のお母さんは、わたしのブログを見つけ、そこに娘の後ろ姿を発見! Facebookで写真をシェアすると同時に「友達申請」をしてくれました。
メールでやりとりした後、電話でもお話し、写真をCD-Rでお送りしましたが、少女のお母さんは、昨夜、ピアノの上に飾った写真をFacebookに載せられ、コメント欄で交流しました。今日は、少女からもお礼の電話があり、しばらくお話しました。
というわけで、「憧れ」と題したわたしの作品は、本人に届き、共有することになったのです。よろこびです。