思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

3月20日(水)大原社会問題研究所100周年記念講演ー法政大学市ヶ谷キャンパス

2019-03-14 | 学芸

 白樺派の同伴者であり、優れた実業家の大原孫三郎が1919年に設立した「社会問題研究所」は、改革のために東大教授を辞した日本統計学のパイオニアで経済学者の高野岩三郎を所長とし、東大、京大に並ぶ陣容で、調査研究の内容においては日本最高の存在でした。

 大原孫三郎の超がつく直観力と実行力、学会をリードした高野岩三郎の自由で豊かな思想と実践の大きさと深みは圧倒的で、戦前日本の良心でした。
 高野は、理性と愛情を併せ持ちみなに好かれた人。世界に向けて開かれた港町の長崎に生まれ、6才の時に自由で開放的な下町の東京神田に移り住み、家父長制とは全く無縁に育った根っからの共和主義者でした。明仁さんの意思的な「退位」により、スムースな共和制への移行が現実味を帯びてきた今、大原と高野の業績は新たな光を浴びる必然にあります。


 3月20日(水)の午後は、法政大学の市ヶ谷キャンパス100周年を祝う講演会がありますので、ぜひ、みなさま、ご参加を!
下のURLから申込してください。

https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/topics/1540777226/1540777226_1.pdf

 

武田康弘

 

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