5月の来日公演を楽しみにしていたのに、ドクターストップでキャンセル。
そうしたら、一昨日急死の報。
昨年も83歳なのに100回以上公演していたとのこと、ただ病気のためではなく、ドクターストップで来日できず、との知らせの意味が分かりました。
いま、昨年発売のCD(演奏は2011年)「マーラー交響曲3番」を聴いていますが、こんなに面白い3番はありません。艶・色気満載、彼の追悼にはこのエロース溢れるマーラーこそふさわしい。
偉大な個性、カラヤンのような覇権主義のカケラもない「マゼール節」は、やはり神童→天才のもつ面白さ。
秀才の秀の字もないのがとっても気持ちいい。
自由と個性とエロースの指揮者、残るは、ジョルジュ・プレートルのみ。もう90歳くらいかな?
武田康弘