事物にせよ、身体にせよ、実際によく見て触れる前に言葉が出る人が多いです。
親や教師もそう、こどもの動作や話しを見聞きする前に口が出る。医師などもそう、よく身体を見て触る前に結論を言う。
実際に確かめ吟味するという落ち着いた態度を持たず、すぐ知識や理屈が飛び出す。
現代病ですが、新コロナ騒動などはその最たるもので、
元を確かめることなく、テレビという愚かな媒体が騒ぎを拡大します。大橋眞さん(徳島大学名誉教授でウイルス学や感染症学の専門家かつ豊富な臨床経験者)のように、地道に元から考え、一つ一つを解き明かす姿勢をもたないで、乏しい実際経験から断定的にものを言う「専門家」?たちを見ると、深い病気だと思います。史上初の遺伝子型ワクチンなのに、その問題性をしっかり考えることはぜずに、みなが打つべきと決めつける。体内に留まる新たな遺伝子がどういう作用をする可能性があるか、など全く議論なしという超がつく非理性的態度です。
話を戻しますが、
わたしは45年間、私塾を開き、こどもたちの教育にあたり、35年間、成人者にフィロソフィーの話しと対話をしてきましたが、
なまなましい現場を踏まえ、深く自身の心と実際の行為を見つめて発言する人はとても少ないのです。
たくさん話す人、上手に話す人はいますが、それらはみな自己正当化の底意を隠し持っていて、「汝自身を知れ」とは異なり、言葉や理論で武装=隠しているのです。裸を見る勇気がありません。
「言葉、知識、理論」の前に、まず、じっくり見て、聞いて、触れて・・という体験=直観を豊かにするために繰り返し確かめる態度をもつことが何よりも大切と思います。それを習慣としないといけません。
なんでもすぐに結論を出し、異論は無視・排除するという現代病の根は恐ろしいほど深いです。平気で他者を切りますが、それは自己を切るのと同じです。
魅力溢れる豊かな人間になりたいですね~~
あなたは、言葉人間から脱していますか?