PCRとは、何を検査しているのか? ビデオで解説(大橋眞)
PCR検査の精度に関しては、多くの方が問題点を指摘されています。偽陽性に関しては、1%程度の偽陽性が避けられないので、ある特定の集団に対して全員検査という形は意味がないという考え方が一般的です。
しかしながら、これは遺伝子を調べるときのPCR検査の精度に関するものです。 本来PCRは、遺伝子を調べる方法であり、病原体を検査するものではありません。ウイルスの遺伝子を調べているのだから、病原体を調べているのとほぼ同じであるという理解をされている人が多いように思います。
政治家の中には、コロナ対策の要としてPCR検査体制の充実を指摘する人もいます。また、いくつかの地方自治体においては、独自にPCR検査の体制の充実を図り、コロナ対策を強化するという動きもみられます。
しかしながら、PCRにより検出した遺伝子が病原体のものであるという証明は、いまだにされていません。病原体であるという証明は、コッホの4原則を満たすということになります。
本当はコッホの4原則を完全に満たすことが必要ですが、現在のところは、その第一項目である、一定の病気には一定の微生物が見出されるということすら、確認できない状況です。
この感染症の病変部位から、その病変を引き起こすのに十分なウイルスが見つかったという論文も見当たりません。
感染実験においては、完全に純化したウイルスを使っておらず、感染に用いたウイルスの純度の記載がないものがほとんどです。また、病変部位からその病変を説明できるウイルス量が存在することの記載や、そのウイルスが感染に用いたウイルスと一致するという記載がないのです。
また、PCR検査のサイクル数から、少数のウイルス数が確認された場合でも、感染者としているケースが大多数を占めています。 このように、PCR検査は遺伝子を検出する方法としては高い精度を有している反面、病原体検査としては全くあてにならないというのが現実です。
PCR検査を病原体検査に使う場合には、遺伝子をもった微生物が病原体であることがコッホの4原則に基づいて証明されていること、遺伝子に変異がないこと、類似の遺伝子の関与が否定できることなどの条件があるのです。今は、それらの条件がまったく満たされていません。したがって、今の条件でのPCR検査は、病原体検査には使えないのです。
以上は、大橋眞(感染症の専門研究者で、徳島大学名誉教授)さんのお話を番組作成者が要約したものです。
改行と太字は、わたし武田です。
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