お話になる話

宗教信者は、その宗教の教えに共鳴したので信じると言う…
”この上ない、素晴らしい教えだ”と…
どこまでも信じ続ける
信じなければ救われないような気がするのか、
信じるのをやめたら、人生は保証されないのか、
どこまでも信じ続ける…そして…
いつまでも…

毎週の先生の講話…
ああ、今日も素晴らしい”おはなし”
来週も楽しみだ、再来週も、その次も、来月も…ずっとずっと…
毎回、そのいいお話聞いて
素晴らしい学びが積み重ねられていく…
どんどん自分は成長し、深められていく…
ずっとずっと思われた、信じられた世界の中で…

信じる者はかく語る

”しかし…私は一体何に共鳴したんだっけ…
そうだ、共鳴したんだった…
ほんの一瞬、閉ざされた心に光が差したようだった
思わず涙がこぼれたんだった…
そして…
これが本当だったいいなあ…と
神サマは本当に居るのかなあ…と
こんなダメな僕でも、本当にその事をわかることが出来るのかなあ
…と
思ったのだった…
そして親しくなった信者さんにその事を話してみた
すると、その人はこんなことを言っていた…

「そのとおりです！　人生で本当に大切な事は、思いで無しに一瞬、心が開かれるかどうかで決まるんです！その一瞬を逃がすか、どうか…一歩踏み込むか、どうかが重要なのです！」

実に素晴らしい…いいお話じゃあないか！
だから、私は…
ずっとそう信じているんだ…”