人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

私のものでなく...

2019-09-23 10:30:31 | 独語
「愛する時は"神はわが心の中にあり"と言ってはいけない。
"われは、神の心の中にあり"というべきである」
(カリール.ジブラーン「預言者」)

"神はあなたの中に居るのです"
"あなたはすでに神と一つなのです"
こんな教えを聞いて、一度もそんな気になったことなどない!
そう信じようと心が動く...
心を動かそうとする
そういう心になろうとする
そういう自分が居続ける
神と一つになろうとする自分...

"以前は些細なことで心を乱したりしたが、最近は平静を保てるようになった"
"瞑想で雑念に煩わされることが無くなり、無念夢想の境地になった"
だんだん自分は"いい方"に進んでいるらしい..."そう思いたいi"
いつもいつもそういう境地で居られたらと...心が動く
再び心が乱れ、雑念に覆われだすと...心は暗い方に動いて、そこで固まる...
"こんなはずじゃ無かったのに..."
どっかの神サマが自分を責め立てる...
そして、ますますそうなろうとする自分が居座り続ける...
心は動き続ける...

ムシムシとした淀んだ空気は、ただ秋の涼風に運ばれてゆくだけ
ただただ、心地よい
私の心が何を思おうと、どんなにバカをやっていようと...
この息吹の中に包まれているだけ
何かを掴もうとする手は勝手に離れてゆく...
私のことなどどっかへ行ってしまった...
それは私のものでないほど、ここに一つとされてゆく...

秋の虫はただ鳴いている...花はただ咲いているだけ...
コメント
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