幸せな終活

先日、セルフサービスの飲食店で、８０は越えているであろう老人が、その不自由な耳と言葉で店員とチグハグなやり取りを繰り返し、客席で食べている際にも、"オイッ、水i、オイッ、チリ紙(ティッシュ)!"、などと何度も横柄な態度で怒鳴っていたのに接しました。
最近はこういう老人には、何事によらず生きにくい傾向が増えて来たとはいえ、正直"ああいう風にはなりたくないなあ..."、と思うのでした。
私は自他共に認めているように外身も中身も若い方です。(内臓関係とかはガタガタですが...)
しかし、落ち葉も目に着くようになり、だんだんと忍び寄って来るものを感じている今日この頃です。
"あと何年だろう？"...好きな読書、音楽鑑賞、原付(こっちはもうそろそろ寿命のよう)飛ばして散策...いつまで(ビンボー)貴族生活をしていられるのだろう...
例によって"じんじん"とあの感じに浸っている時...
あのね、当たり前のことですが、いつもそういうこと書いているからと言って、２４時間ずっとそうなっている訳じゃないですよi
そんなバカなこたあないi...無為だ、自動的にそうなるったって、ポンとラーメンが現れたり、音楽が勝手に鳴ったりはしないですよi
私は誰が見てもフツーの人間で、おバカなこともそれなりにするし、短気に"おい、ジジイ、うっせーぞi"、と怒鳴ったりもするのです。
ただ、"フツーじゃない世界に片足を突っ込んでしまったようだ"、ということにすぎないのです。
しかしながら、Hな動画とか、ボクシング中継観てコーフンしてる時でも耳鳴りは常にしているのです。
これは、ちょいと意識的になれば、いつでも、どこでもすぐあの感じに浸れる、あの御方が臨んでくれる、というサインみたいなものですが、これが年々強く感じて来る、というのは歳のせいなのでしょうか?
身体機能のことはよく分かりませんが、歳を重ねるにつれ、体力も気力も減退してきて、無為的にならざるを得なくなってしまうものですね。
そして、このまま終活を送りたい、という思いが時折よぎったりするのです。そうなったら幸せだろうなあ、と。
ずっと、こんな感じになってたら、そりゃ不幸な事態になってても不幸と感じないだろうし、私という個人も居るんだか、どうか分からない、非二元みたいな感じになるんだろうけど...自然にそういう風に導かれたら、それを受け入れるしかないだろう、と思っています。
自然にそうなることには勝てないi...そういう境地に肖ろうとして、何かに励もうとしたりするのは実に不自然なことでしょう。
ただ、不幸を感じなければ、幸福も感じなくなる、というのは違うでしょう。何かをやって得たりするような不幸と隣り合わせの、相対的な幸福は感じなくなるのだろうけど...
それも完全な認知症みたいになったら、どうなるか分からないですが...
なーんて...
ボケるにゃまだ早いi、抹香臭い話はやめて、天気がよくなったら、原付飛ばしてどこ行こうか、とワクワクしている、いつもの私なのでした。