JAMというイベントがビッグサイトで明日まで開催中です。日本語で何というのかいまだによく分かっていませんが、イベント名は国際鐡道模型コンベンションだそうです。何が国際というのか不思議ですが、国籍を問わない模型が集まるイベントだからでしょうね。この数年楽しみに出かけているのですが、皆勤するのはなかなか出来ません。今日は所用で自宅です。明日のラストランにかけたいと思っています。
昨日は朝から夕方の店仕舞いまで現地で楽しんできました。例によって屋上のテントのもとで顔や手が真っ赤になるのですが、意外な涼しさで気分良く楽しめました。欧米と違って火を使うライブスチームは屋内での運転を認めてもらえません。彼の地では体育館やホテルをつかってのイベントが盛んというのに模型後進国であることは否めません。それはともかく屋上では人を乗せる大型機や我々のような45mmゲージが数多く走っています。便乗して運転させてもらったクラブにも20両を超す車両が集まっていたと思います。このイベントでなければお目にかかれない関東以外のモデラーさんともお目にかかることが出来ました。
前の晩に古い仲間との大宴会があったせいで準備不足となり、既に整備済みで動作確実かつレアな機関車を持ち込みました。それがチャーチルの国葬列車を牽引したというSpamcanです。
この機関車名はスピットファイヤーで型式はBattle of Britain 型です。英国では機関車毎に固有名詞が付けられているのも特徴で、最近この面白さに気が付いた次第です。しかも内部構造は複雑怪奇なものが普通で羊の皮を被った狼とは英国蒸気機関車のことを云うのであろうと思うようになりました。 この機関車は三気筒エンジンです。三気筒はもっともバランスがとれていて安定した走行をしてくれます。蒸気機関車の世界最高記録を持っているのも三気筒エンジンを持つA4型マラード号です。ちなみに我が鐡道には四気筒エンジンを持つDuchess of Southerland が在籍し高性能を誇っています。昨年はこの機関車でJAMに臨みました。
線路は3m半径の楕円臨時線ですが、屋上とあって雨水傾斜のために僅かに勾配があり運転に気をつかいます。高速走行では先台車が線路に食いつかないで揺れすぎてしまい脱線を起こします。まだ先台車に改良の余地があります。三点支持の筈なんですが、グニャグニャしすぎのようです。5,6kgの重さとあって気が休まりません。 走ってなんぼのライブは試走の繰り返しで完成していくようです。 実は現在再生工事中のWestern Maryland SHAYを持って行くつもりでしたが、予定が遅れに遅れてこの機関車になりました。歯車で減速している機関車であれば安心して運転できたと思いました。毎年色々な課題が生まれその解決に楽しみを見出す趣味の世界です。
こんな具合に自分の機関車の調整に手間取り屋内の展示はクルリと一回りする程度でした。あ、この日は財布の紐を固く締めていたのでアスターホビーでジャンクっぽい45mm用自動連結器三個をゲットで済みました。(ホッ)
有名な欠伸(あくび)鐡道のブースです。社長さんは不在でしたが、コーナー自体ががらくた箱(失礼)です。私の部屋などまだまだであります。(笑)
庭煙鉄道の切符で欠伸鉄道ピンバッチを美人社員さんから頂戴しました。ありがとうございます。知る人ぞ知る切符です。
上のコーナーの隣には1/24シェイがズラリ、なかなか楽しい世界でした。
我が「からくりN鐡道」の参考写真を撮り歩くつもりでしたが、この日はこんなものです。明日ゆっくりと回ろうと思うのですが、混んでいるかなぁ-?
さて、極めつきはこれです。(笑)C58の煙室。こうなると本物と全く変わりません。レクサス1.5台分の値段にも驚きますが、趣味は貨幣価値を凌駕します。 過熱器も作法通りのようですね。金力の他に筋力が物を言うサイズなので横目で見てきました。このイベントでなければ拝見出来ない工芸品です。骨董品よりズーッと安いと思うのは身贔屓でしょうかなぁー。
明日は丹念に回ってみようと思っております。屋上のYLSCのテントがベースになっています。ここにも居る時間は多いと思いますので通りかかった方は声をかけて見て下さい。