「李下に冠を正さず」やら「渇しても盗泉の水を飲まず」そして「ノブレスオブリージュ」というような言葉に薄ら寒い風が吹く昨今です。 まるで大政翼賛会の大会雰囲気或いはその昔の学生集会で異議を挟めない雰囲気でしたねぇー。 「やっぱりそうか、角さん、信さんの以来の伝統だから品格の定義が違うようでありますな。」とブツブツ呟きながら打ち合わせの終わった昨日の午後は上野から浅草に向かって路地をフラフラ歩いておりました。
下町の路地には意外性があってなかなか楽しい散歩になります。昨日見付けた春の兆しは小さなお寺の角に咲く蝋梅(ロウバイ)。いい香りを漂わせておりました。
上野消防署の梯子車訓練をボケーッと見物し、
操作ディスプレイを見るとカラー化された完全なコンピュータ用の操作卓になっています。ありとあらゆるものがコンピュータと切っても切れないものになっているようです。 ますますメカニカルな仕掛けが貴重なものになって居るぞと我がからくり趣味の重要度を認識した次第です。
と云ううちに食器問屋街で有名なカッパ通りに出てしまいましたのでどぜうの飯田のあるとおり経由で浅草に向かうと、おやびっくりです。
ご覧のように東京スカイマークタワーが通りの真上に聳えています。電線や看板がものすごく邪魔なのは我らの都市の特徴のようです。この景観がいずれこの通りの名物になるかも知れないので整理をお勧めいたします。
日曜日とあって老舗の食材店などはお休みだったのは残念でしたが、数年ぶりのコースでの新発見に満足しました。
国際通りを渡ると浅草繁華街です。例によって通りを指をくわえながら散策してきました。
日曜日とあってどの店も凄い人ですが、競馬新聞片手に店の大画面でレース観戦組が多いようでした。それにしても浅草は不況知らずという状況でした。外国からの観光客も多いせいもあるのかも知れません。