からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

機関車の整備

2010年01月20日 22時20分51秒 | からくり情報

 一月とは思えぬ18度という暖かい一日でした。ちょっと気持ちが不調なので午前中は年末までのやり損ねていた庭木の剪定をやっていました。目標の半分程度終了しましたが、手首が痛くなりそうで腱鞘炎の再発が怖くて途中終了。ゴミ袋ずっしり一杯分だったのでこれでよしとしました。

午後は、ライブスチームの整備です。1月10日の北裏鐡道運転会へはWestern  Maryland SHAYを持ち込んで下の写真のように満足のいく結果を得たのですが、現場で軽く整備したままでその後の重整備を終えていませんでした。気になっていたもののベランダに置いたままで十日経過してしまい今日やっとコンプレッサーでの整備終了、一息つきました。

Dc011007

小型ライブスチームでは、ボイラーは銅製、エンジンは砲金、車輪はステンレスと云うように錆にくいメンテナンスフリーな材料を使っているのが一般的ですが、それでも長期間放置する場合は気になります。 そのため運転会ではボイラーの排水とともに運転直後に外部の汚れや車輪にべっとり付いた汚れを完全に清掃するとともに、凝結水の混ざった潤滑油を交換することにしています。 ただエンジン系統に残った凝結水はなかなか除去できないので帰宅後は必ず圧縮空気でエンジンを回し、水を排出することにしています。整備の詳細は数年前にHomepageに書いていますので参考にして下さい。

もう一つ45mmゲージライブスチームボイラーの話を五編に分けて書いているのでご覧下さい。

Dc011008

ということで運転コロの上に乗せて給水口から圧縮空気を送り込み運転すると、出るは出るはと云う感じで凝結水が煙突から噴き出します。多分左側のシリンダーは一番奥とあって一番水が溜まっていたようで弁心棒からも水が垂れていました。どうやら普通のエンジンと違い給排気系統が長い構造なので念入りな排水が必要に思います。

そうそう、運転会記録で書き忘れていましたが、移動を手伝ってもらった際に普通の機関車のつもりで車体を持って「熱い!!」と驚く方がいたので手持ちの赤外線温度計で運転中のエンジン温度を測りました。それによるとカバー表面で摂氏120度弱あります。外ボイラー温度の70度前後と比べ高温です。4kg/cm2弱で作動し、過熱管も経由することから蒸気温度は200度強ありそうです。 高温部が車体サイドに露出しているのも普通の機関車との扱い方が違います。

とりあえずこの掃除で室内に持ち込めるようになりましたが、我が家では油臭いとかデリカシーに欠けるとかでなかなかいい席を与えてもらえないのがリアルな機械模型の現状です。 居間に隠れるように居るのは一番小型のJUMBOのみ、シャーロックホームズ時代の機関車と言うことでのお目こぼしです。あとの機関車はあちこちに待避しているのがちと残念であります。 画面の中で動くバーチャル機械よりも実体のある機械がどれほど貴重であるかを知っているのは私だけなのです。(汗)

このところ、全体の整備が行き届いていないので暖かくなったら一工夫してみようと思います。

(翌朝一部追記&修正しました)