酷暑は今日も続きます。既に頭がボーッとしてきました。
ところで、最近の脳味噌は写真機系統にシフトしているようで話題も偏りがちです。昨晩の夜なべ仕事も同様ですけど一応成果を上げたので記録しておきました。(^0^)
いつ頃入手したのか忘れてしまったのですが、メーターは動くものの明暗切り替えパネルが壊れているNikonメータです。私のことだから修理して使おうという魂胆だったと思いますが、かっての仕事の波の飲み込まれてすっかり忘れておりました。
この NikonSP用連動露出計です。シャッターダイヤルとこのメータの速度表示が歯車でリンクしセレンメータの振れで絞り値を選ぶのです。
NikonS型のシャッターダイヤルのギザギザは大袈裟だなぁーとお気づきの方もいると思いますが、それはこのメーター下部の歯車と連動するためなのです。
で、細いスリット入りのパネルは外部の明暗切り替え用のもの、薄暗くてメータの振れが小さいと思ったらシャフトの赤印側を押すと上に跳ね上がります。
そうするとセレン電池面が拡がり起電力が上がりメータも大きく振れるわけです。
ワンプッシュで跳ね上がることがミソですが、これが上手く行きません。いい加減な補修で使っていたのですが、売り物にはなりません。(^0^;)
先だってハヤタカメララボに行った際に委託棚に並ぶ完動品を見つけてジーッと眺めてきました。 そして修理に着手。
仕上げはこのシャフトの止めですが、ちょっと悩んで手元にあった銅パイプを2mm程度にカットしワッシャ代わりとしました。ちと太すぎたので注意深くエポキシで止めました。
適当に楽しみながらの作業で、多分30分程度で終了したと思います。Nゲージ用カプラーのバネが大小様々にあったのでこれを流用すると意外に上手く行きました。見栄えは問いませんけど。
カメラに取り付けるとこんな位置になります。速度合わせは露出計を左に捻って歯車をフリーにして簡単に位置を決められます。
装着すると印象がガラーッと変わってしまいました。メーター無しのほうがSPらしいと思うのは見慣れているからでしょうか?
これには更に暗い場所での撮影用のブースターがあるのですが、残念ながら所有しておりません。まあそこまで行くと完全な趣味の世界です。 はい、私の趣味は実用の世界を兼ねているのです。(^0^)
古い製品は60年以上経過しても修理出来るので貴重だなと思います。現在の製品で数十年にわたり利用出来るものはどれほどあるのでしょうか?周囲の品々を見直してみればいかがでしょうか?
昨晩の作業メモでした。
そうそう、来週は夏休みで東北へ行って来ます。写真を撮りたいなと思うのですがどれくらい出来るかは分かりません。パソコンは置いていくことにしたので此処もかなり低調になりそうです。悪しからず。(ペコリ)