からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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レンズの話・ズミタール

2012年08月18日 22時26分24秒 | からくり情報

 午前中の豪雨で涼しくなると思ったらかえって暑くなったような気がします。本日は来客があって久し振りの美味しい午餐でありました。

という次第でブログネタは特になく、またしても手持ちデータをひっくり返して書くことにしました。昨日はカメラのことでしたので次はレンズ。(^0^) クラシックカメラに接して偶然遭遇したレンズらしいレンズがSummitar(ズミタール)5cm/f2でした。(リンク拝借) ライカで有名なものはSummicron(ズミクロン)ですが、その影に隠れて?いる銘レンズがSummitarです。これに出会ったことは幸運でした。 最初の印象はポジフィルムの色乗りが鮮やかだなぁーと思った記憶があります。

Dscn3565

そしてSummitar のElmar 5cm/f3.5よりも精密機械らしい構造には感動しました。フィルターが特殊な漏斗型をしており、装着するとレンズ名など全く分からなくなるのは謎です。 このレンズが世の中に出現した時はカメラ界は騒然としたことでしょう。恐らくZeissの明るいレンズに対抗してLeitzから出されたものと思います。このレンズに次いで産まれたSummicron と云う傑作が更に不動の立場を築いたのです。

ものの本に依れば、このレンズは1939年から1955年までに約17万本が製造されたようです。価格もそう高くない手ごろなレンズでした。多分今でもそうかも知れません。レンズ構成は4群7枚のガウスタイプです。手持ちのレンズは六角形の国際目盛りの絞り(現在と同じ)で表面は青くコーティングされているので戦後製です。番号見れば分かるのですけど。そう言えば接写アダプターと板状になるフードも何処かにあるはずです。

Dscn3569

 

RICOH GXR+MOUNT A12 ではまだ試し撮り程度しか使っていませんが、これからが楽しみです。特に沈胴レンズが気楽に扱えるようになったのが一番です。マイクロフォーサーズではそのようなわけに行かずつい遠慮していました。

Summitarを付けてGXRで撮った幾つかの事例を掲載しておきます。 既にここにアップしたものがあるのはご容赦ください。開放中心で撮ってどうなるかを見ていたので結果は鮮鋭さが足りないように感じます。f4に絞ると違った印象になるのでこれから絞っての変化は見ようと思います。

R0010217(Summitar 5cm/f2 f2)

数日前に多分最後の収穫をした今年大変世話になった胡瓜です。既にだいぶくたびれてしまいましたけど6月始めは瑞々しい状態でした。

R0010218 (Summitar 5cm/f2 f4)

私の唯一苦手な食材パクチーの花です。近づくとあの香りが・・・ 遠巻きにして眺めていました。このハーブもすっかり枯れてしまいました。

R0010213 (Summitar 5cm/f2 f2)

これも再掲かも知れません。開放で撮ってみました。気持ちフレアがあるようです。

この様にレンズと写りを整理していけばいいのですが、写真DBに諸元を書くのが精一杯です。僅かですがブログに感想を書いて記憶の栞にしておこうと思っています。 それにしてもいい写真が撮れません。これを繰り返していくのだろうなぁー(^0^;)